「球場に入れないにもかかわらず、周囲にはファンの人たちが大勢来ていましたね。もしかしたら、1000人以上いたかもしれません」(甲子園の近隣住民)
8月3日に生放送された『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で甲子園のグラウンドから歌声を届けた嵐。『第100回全国高等学校野球選手権記念大会』の応援ソング『夏疾風』を歌う彼らのパフォーマンスを見ることができないのに大勢のファンが球場周辺に押しかけた。
「人気が低下してきたとは言われていますが、いまだに彼らが日本のトップアイドルであることは間違いないでしょう。
今年11月からデビュー20周年を記念した5大ドームツアーがスタートします。まだ発表していない追加公演もあるようで、グループ史上最大のツアーになるようです。そこからの1年間は記念イヤーとして忙しくなるでしょうね」(スポーツ紙記者)
発表されているだけでも動員数86万人を超える大規模なもの。ここまで観客を呼べるグループは、国内では嵐以外には考えられないだろう。
「TOKIOの山口達也やNEWSの小山慶一郎など、不祥事が続くジャニーズで、文字どおり事務所を支えているのが嵐です。SMAPが解散して以降、その役割はさらに大きくなりました。それだけに、彼らの人気が急落するようなことがあれば、事務所の存亡に関わるといっていいでしょうね」(芸能レポーター)
アイドルにとって、不祥事やスキャンダルは致命傷ともいえる。だが、場合によってはそれ以上に人気の急降下を招くのが結婚だという。それだけに、ジャニーズタレントのウエディング事情は、想像以上に厳しい。
「事務所としては、絶対に結婚に反対しているわけではないようですよ。ただ、グッズやCDの売り上げ、ドラマやCM起用方法の変化など、結婚後の予想データを示されるそうです。それで躊躇してしまう人は多いようですね。
最近、V6の岡田准一が宮崎あおい、森田剛が宮沢りえと立て続けに結婚しました。とはいえ、人気絶頂である嵐のメンバーが結婚するとは今まで考えられないことでしたが……」(広告代理店関係者)
そんな状況の彼らだが、何でもここにきて雲行きが変わってきたという。
「実は二宮が事務所幹部に対し強硬に結婚を認めるよう迫ったそうなんです。“もし認められないのならば、事務所を辞めてもいい”とまで言ったとか。
それは鬼気迫る感じで、さすがの事務所サイドもそれに押され、しぶしぶながら結婚を認めたそうですよ。ただ、デビュー20周年イヤーを無事終えてからという条件はあるみたいですけどね」(同・広告代理店関係者)
二宮といえば、'16年7月に当時『news every.』(日本テレビ系)のキャスターだった伊藤綾子アナとの交際が発覚。今年4月には、『週刊女性』でも二宮のマンションで半同棲生活を送っていることを報じている。
「今年3月末には、伊藤アナは所属事務所を退社。芸能界から引退させたのは二宮の意向だと言われています。お互いの両親との顔合わせもすんでおり、ふたりはすぐにでも入籍したいと思っているそうですから。彼女に惚れ込んでいる二宮の情熱が、事務所を動かしたんでしょう」(レコード会社関係者)
ただでさえ人気低下を招くアイドルの結婚。それなのに、伊藤はファンから必要以上のバッシングを浴びている。
「別にニノと付き合っているから怒っているんじゃありませんよ。彼女のブログ(現在は閉鎖)には、“読書しています”という投稿には、彼が主演した映画『プラチナデータ』の原作本が映り込んでいたり、嵐のポスターやCDが映り込んでいたりと、付き合っていることを“匂わせ”ていたんですよ。
そんな自己顕示欲が強い女性は、アイドルの彼女なんて失格ですよ」(二宮ファンのひとり)
彼女の“匂わせ”行為が、ファンの反感を買っているのは間違いないだろう。それだけに、事務所は結婚を認めたものの、あまりに懸念材料が多いと頭を抱えているという。
松本が先か、二宮が先か……
「事務所としては、20周年イヤーが終わる来年秋以降に、メンバーが結婚することはしかたがないと思っている。ですが、嵐で初の結婚相手がファンから嫌われている伊藤では、あまりにグループのイメージダウンが大きすぎる。
そこで、どうせ結婚させるなら、10年以上も交際を続け、ファンからも“真央潤”と認められている松本と井上真央の結婚を先にできないかと、考えているようです。
まあ、グッズの売り上げがいちばん悪いのが松本なので、ビジネス上の思惑もあるかもしれませんね」(芸能プロ関係者)
'05年にドラマ『花より男子』(TBS系)で共演した松本と井上。そのころから交際がスタートしたものの、これまでツーショットが撮られたことは1度もない。伊藤とは真逆の“プロ彼女”として、ファンからの井上への評価は高い。
「'16年末に松本がセクシー女優の葵つかさとの浮気を報じられましたが、別れることはなかった。ですが井上の母からの風当たりが強くなったらしく、“いつになったら娘と結婚してくれるのよ”とプレッシャーをかけられているとボヤいていましたね。
ただ、二宮のように事務所を動かすほどの強引さが彼にはなかった。事務所に対して従順ですからね」(テレビ局関係者)
だが、松本も水面下では結婚への準備を着々としている。
「井上さんは家族で信仰心を持っておられるのですが、実は1年ほど前に松本さんも同じ道を信仰するようになったのです。
彼女と同じ宗教で、事務所独立のときも尽力した“芸能界の母”と慕う大物女優さんが、その仲立ちをしたそうですよ。つまり、彼も結婚への準備は万端ということですね」(井上家に近しい人)
井上を直撃
そこで、7月下旬に自転車で自宅に戻ってきた井上を直撃。来年秋以降の結婚について尋ねると、
「すみません、話せないんです」
と、そっけなく門を閉められてしまった。いつもなら質問内容に答えることはないものの、笑顔で対応してくれる彼女なのだが……。
「当然、松本にとっても、結婚のチャンスは逃したくない。彼女との将来を事務所に報告しているという話ですが、ここまで事務所の言うことは素直に聞いてきた松本とは違い、二宮は頑固ですからね。
さすがに、同時に2人が結婚することは無理なので、先に松本が結婚し、しばらく待たされることに二宮が納得するかが今後の行方を左右するでしょう。
どちらを先にゴールインさせたほうがいいのか、事務所も悩みどころでしょうね」(前出・芸能プロ関係者)
国民的アイドルもすでに30代半ば。ゴールインを迎える日が少しずつ近づいている。