「ご当地グルメが注目を集めるようになって以来、ローカルチェーンの飲食店巡りも、旅の目的のひとつになっていますよね。ハンバーグやうどんなど、“知っている食べ物を出すのに、見たこともないお店”という非日常体験ができますから。
一方、地元の人にとっては、なくてはならない家族の行きつけの場所。愛されるだけの理由がそれぞれの店にちゃんとあります」
とは、ご当地グルメ研究会の松本学代表。そこで週刊女性は、夏休みに訪れたくなる、地元民に愛されるご当地チェーンの名店を大調査。週刊女性サイトなどに、全国313人から寄せられた回答を、北から順にご紹介!
地元民の愛が止まらない
「『回転寿しトリトン』。とにかくネタがデカくて、皿からはみ出しています。活ほっき貝、こまいっ子(氷下魚の卵のしょうゆ漬け)など北海道でしか食べられないネタもたくさん。鮮度抜群です!」(北海道・40代=会社員)
北海道に13店舗、東京にも2店舗あり。オススメはでっかいぼたんえび。
「函館の『ラッキーピエロ』。甘辛タレチキンが挟んであるチャイニーズチキンバーガーが1番人気です」(東京都・40代=職業不明)
「『南部家敷』は東北にしかないファミレス。水車そば、屋敷そばが特にオススメです」(岩手県・40代=主婦)
南部家敷は岩手、宮城、山形、千葉に26店舗を展開。わんこそば風のそばに、天ぷら、卵、山菜などがついた屋敷そばが大人気。
茨城のみに25店舗を構えるのが、
「『ばんどう太郎』。県民にとって、みそ煮込みうどんといえばこのお店。名古屋のものとは違い、野菜もいっぱいで具だくさん」(茨城県・50代=会社員)
各店舗には“女将”がいて、丁寧な接客をしてくれるそう。
「『山田うどん』は埼玉県民の心」(埼玉県・40代=会社員)
「パンチセット(もつ煮込み定食+うどん)最高!」(埼玉県・30代=自営業)
かかしのマークが目印の山田うどんは、埼玉を中心とした1都6県に160店以上を展開。メニューは100種類以上あり、定食や丼にセットでうどんをつけるスタイルが主流のよう。
「『8番らーめん』。北陸では“なんでやろ?”といったら“8番”なのです」(富山県・50代=自営業)
「野菜らーめんは、とにかく野菜たっぷり! スープはみそ、塩、しょうゆ、とんこつ、バター風味から選べます。でも“どのスープが好きか”なんて話題はNG。友人でも口論になってしまうかも(笑)」(石川県・20代=会社員)
そんな8番らーめんは北陸3県、長野、愛知、岡山に120店舗以上。さらに、海外にも120店舗以上あるというから驚き。
「『炭焼きレストランさわやか』。静岡に来たスポーツ選手や芸能人が必ず食べに来て、インスタグラムにあげる。県外に出店しないのも、とてもありがたい」(静岡県・50代=職業不明)
「『スガキヤ』。地元民にしかわからない、うまさとごちそう」(愛知県・30代=自由業)
「『ちゃんぽん亭総本家』。近江ちゃんぽんといえば、やっぱりこの店ですね」(滋賀県・30代=会社員)
滋賀県のご当地グルメ・近江ちゃんぽんのほか、豚そばも人気。
「『ちから』。広島のあちこちにある老舗うどんチェーンです。うどんも中華そばも、ソフトクリームもおいしい。そして、安い」(広島県・40代=主婦)
広島県内のみに31店舗を構え、おはぎなどの甘味も人気だという。
「福岡のうどんは、コシなしうどん。『釜揚げ牧のうどん』『ウエスト』など、おいしいうどんチェーンがたくさんあります」(福岡県・30代=主婦)
「沖縄のハンバーガーといえば『A&W』をイメージするかもしれませんが、『Jef』のぬーやるバーガーをぜひ!」(沖縄県・40代=会社員)
沖縄の方言で“ぬーやるばーが=なんてこった”という意味で、シャレのきいたネーミング。具材はゴーヤーの卵とじ&ポークランチョンミート&チーズと、沖縄県民の好物ばかりが挟まれている。
旅行や帰省の際には、こだわりご当地チェーンの自信作をぜひ味わって!