連続テレビ小説『半分、青い。』も、いよいよラストスパート! これからの物語のキーパーソンとして登場した、津曲雅彦役・有田哲平(くりぃむしちゅー)と、津曲の妹である加藤恵子役・小西真奈美の2人に、裏話を聞いちゃいました!
“本当のお兄ちゃん”みたいな存在
「有田さんは、よく現場でコーヒーを飲んでいらして、2人でコーヒーの話をしていたら“あとでおごってあげるよ!”って言ってくださって。でも、待ってもなかなかくれないな……と思っていたら(笑)、ランチの後の、ちょうどコーヒーが欲しいと思っていたドンピシャなタイミングで持ってきてくれたんです! それが本当にうれしくて“とってもおいしかったです!”と言ったら、次の日もまた買ってきてくれて。まるで本当のお兄ちゃんのように接してくれて、毎日がとても楽しいです」(小西)
リハーサルで、まさかの赤っ恥!?
「バラエティー番組では、リハーサルというものがほとんどなくて。でも朝ドラの撮影は、本番とは別日に、リハの日が設けられているんです。だから、ちょっとビビっていたんですが、マネージャーに聞いたら“リハまでにセリフを全部覚えていかなくても、大丈夫みたいですよ”って。
でも、実際に行ったら、みなさん完璧にセリフを覚えていて。“これはヤバい!”と思って、終わってすぐに事務所の会議室で、マネージャーと2人でひたすら練習して、次の日の本番に、何とか間に合いました……!」(有田)
撮影初日は、なんと9ページ分の長回しが!
「初日の撮影が、9ページに及ぶ長回しのシーンで。僕の長ゼリフもあって“分けて撮影するんでしょう?”って、(佐藤)健くんに聞いたら“いや、NHKは一気に撮りますよ”って言われて(笑)。
何とか叩き込んで、撮影でもちゃんと言えたんです。だから“ほら、見てみろ”みたいな顔をしたんですけど、役者のみなさんからしたら、セリフを覚えてくることなんて当たり前のことで。“あれ? 誰も褒めてくれない……”って、少ししょんぼりしましたが(笑)、こういう作業を普段からやられているのかと思うと、本当に演じられているみなさんはすごいなと、改めて感じました」(有田)
恵子と私の似ているところ
「ちょっと、空気が読めないところは、似ている気がします。微妙な雰囲気の中に、いつもどおり“おはよう!”って入ってしまって“あ、今そういう感じじゃなかった!?”みたいな(笑)。そういう私の素の部分を、この役を当て書きしてくださった北川(悦吏子)先生は、見抜いていたのかと思うと、本当にすごいなと。でも、そういった部分が、今後の鈴愛ちゃんの人生に対して、恵子として、いい意味で影響を与えられるのであれば、私の空気を読めない性格も“このままでもいいのかな”と、少し励まされました」(小西)
相方・上田晋也も「初めて僕に嫉妬していました(笑)」
「相方の上田(晋也)も、普段は楽屋で僕が何をしていても何も言ってこないのに、『半分、青い。』の台本を読んでいたら“え、お前出んの!?”って、初めて僕に嫉妬していました(笑)。
ただ、普段のバラエティーのお仕事では、台本はほとんどなくて、瞬発力で、いかにその場の空気を読んで動けるかということが大事なのに対して、ドラマは準備してなんぼの世界。だから、同じテレビのお仕事といえど、全くの別物で、すべてがとても新鮮です」(有田)
本人もビックリな緑っぷり!
「文字で書いてある“全身緑”という言葉以上に、実際に衣装を着てみたら、想像を超えるインパクトがあって。“わ! こんなにか!”と思ったんですが、ここまで何かを突きつめて愛している加藤恵子だからこそ、言葉にも説得力があって、響く言葉も多いのではないかなと、思っています」(小西)