「笑って泣ける」と話題の『ぎぼむす』こと『義母と娘のブルース』が、視聴率で夏ドラマのトップを独走している。
仕事一筋で生きてきた主人公が、8歳の娘を持つバツイチ男性からプロポーズされ結婚し、母親として奔走。その中で芽生えていく義母と娘の愛と成長を描いたハートフルな物語で、原作は桜沢鈴による4コマ漫画。
綾瀬はるか演じる元キャリアウーマンの亜希子ならではのビジネス格言から、少し浮世離れした天然っぽさが引き起こす笑い。そして家族を愛するがゆえのセリフで、視聴者を虜(とりこ)にしているのだ。
そこで亜希子の名言を紹介。その言葉は胸に刺さること間違いナシ。最終章に突入した『ぎぼむす』の結末から目が離せません!
第1話
「相手の懐に入るためには、まずは相手を知らねばいけませんから」
子連れの良一と結婚することで、みゆきに懐いてもらうための研究として小学生向けの雑誌を読んでいたところ、「どうしたんですか?」と部下の田口(浅利陽介)に尋ねられて。
「もし、うまくいかなければ、責任は私が取ります。行きなさい」
からかうクラスメート男の子・大樹(大智)に、やめてほしいと言うのが嫌だというみゆき(横溝菜帆)に対して背中を押すひと言。
第2話
「相手の心を開かせるには、まず自分の心を開くこと。営業のテクニックのひとつです」
みゆき同様に、亜希子自身も早く母親と死別したことを告白したことに対し、みゆきに「私と同じってウソでしょ」と言われた際の言葉。
「私の娘はべらぼうに可愛いのです。その笑顔には少なく見積もっても1000万円の価値があります」
寿退社することになった亜希子を、年収をアップするからと引き止める上司に「10億円なら」と言ったときの理由。みゆきの笑顔を100回見れば、10億円の価値になることから、それぐらいの年収がないと仕事を続ける価値がないとキッパリ。
第3話
「子どもは、親が嫌われるようなことをしたら自分も嫌われると思っている。親は子どもが嫌われることを恐れて、言葉を飲み込み、陰口で憂さを晴らす。その背中を見て育った子どもは思うでしょう。長いものには巻かれればいい。強いやつには逆らうな。本当のことは陰で言うのが正しいんだ。だって、大好きなお父さんとお母さんがそうやっていたんだから。私は大事なひとり娘にそんな背中を見せたくはありません」
PTA廃止運動をする亜希子のせいで、クラスメートとの遊びをドタキャンされたみゆきが、学校の先生たちからなだめられている亜希子のもとへ行き、「私のママなら私が嫌われるようなことをしないで!」と訴えた際の言葉。
第4話
「私は良一さんと結婚してひとつ学んだことがあります。奇跡はわりとよく起きます」
治療のため入院することを決意したことを良一(竹野内豊)から聞かされて、きっと治ると願いを込めた言葉。
第5話
「プレゼンでは1位以外、何の意味もありません」
入院する良一の代わりに、良一の会社で一時的に働くことに。上司にプレゼンのプランが大丈夫か心配されて、元キャリアウーマンならではの力強い言葉。
第6話
「どうしたら良一さんがいるような楽しいおうちを作れるんでしょうねぇ。私にはビジョンが見えません。だから一緒にプランを考えてくれますか。私と打ち合わせをしてくれますか」
良一が亡くなり、葬儀後に「パパがいなくなったから、亜希子さんもいなくなっちゃうんでしょ」と、みゆきに言われた後、みゆきをギュッと抱きしめながら、初めて弱音を……。
第7話
「店長が輝けないのは才能の問題でも、場所の問題でもないと思います。“だから、やめる”が最大の要因かと」
『ベーカリー麦田』再建に向けて、亜希子がいろいろ提案して行動したものの、店の売り上げは伸びず。そこで亜希子が店長の麦田章(佐藤健)にアドバイスするも、「じゃあやめる」と言い出し……。
第8話
「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥です」
店の再建をするためには、先代である父親の味を復活させることだと提案する亜希子。しかし店長の章が、父親(宇梶剛士)からパンづくりのノウハウを素直に教わろうとしない様子を見て。
9話STORY
ついに新装オープンの日を迎えた『ベーカリー麦田』。元キャリアウーマン・亜希子ならではのある秘策と元戦国部長の名にふさわしい営業攻撃を繰り広げ、大人気パン店への第一歩を踏み出す。
■火曜ドラマ『義母と娘のブルース』
毎週火曜、夜10時~TBS系。出演/綾瀬はるか、佐藤健、上白石萌歌ほか