「いろいろな方々に見ていただきたい作品になっています。見守っていてください!」
8月31日に都内で、映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の初日舞台挨拶が行われ、主演の篠原涼子が冒頭のようにコメントした。
篠原と同じく大人時代を演じたともさかりえ、彼女たちの女子高生時代を演じる広瀬すずや池田エライザら、豪華出演者が出席。篠原の隣には、板谷由夏が立っていた。
「劇中ではとても息の合ったチームワークでしたが、板谷さんはもともとキャスティングされていなかったんです。真木よう子さんが降板したため、急きょ代役で合流したんですよ」(スポーツ紙記者)
「降ろさないで」と直談判
真木サイドが降板を製作側に打診したのは、昨年10月後半で、これは真木がクランクインする数日前のこと。すでに映画の撮影は始まっており現場は混乱した。しかし、この申し出は真木の意思ではなく、当時の所属事務所の判断だったと言われている。
「事務所からは“現状の体調では長期にわたる撮影が難しく、ご迷惑をかけかねない状況を考慮して、やむをえず降板させていただくことになりました”というコメントが発表されましたが、真木さんは監督に“降ろさないで”と直談判したとも言われていて、事務所と真木さんの連携がとれていなかったものと思われます。
結果的に、真木さんは現場に1度も姿を見せることなく降板になったといいます」(ワイドショースタッフ)
騒動から3か月後、真木は事務所との契約を更新せず、フリーで仕事を継続すると発表。独立しても順風満帆そうに見えていたが、実際はそうでもないらしい。
「今年6月22日に公開され、井上真央さんや大泉洋さんとともに真木さんが出演した映画『焼肉ドラゴン』。今まで多かったタフな女性の役柄とは打って変わって、か弱い女性を熱演しました。彼女にとっていい作品になったと思います」(スポーツ紙記者)
しかし、この仕事は以前の所属事務所にいたときから決まっていたものだった。
「前事務所は今年7月くらいまで仕事のサポートをしてくれていたようですが、新体制になってからは、新規での仕事をまだ受けることができていないようです。
『SUNNY』のほかにも、ドタキャンした作品があるというウワサもあり、もし依頼しても“また断られたり、降板されるのでは……”と、製作側が二の足を踏むこともあるようです」(芸能プロ関係者)
まだ個人事務所が立ち上がっていないのも、マネージメントが暗礁に乗り上げている理由のひとつのようだ。
「現在は、真木さんの友人を含め3名ほどで仕事の窓口を受け持っているようですが、波に乗れずにいるようです。収入が全盛期に比べて低くなってしまうので、周囲からはネットを使った副業もすすめられているそう。
しかし、彼女は以前、クラウドファンディングを通じて写真集を作ろうとした際にツイッターで大炎上してしまったんですよね。それがトラウマになっているようで、難色を示しているとか」(同・芸能プロ関係者)
そんな真木に追い打ちをかけるようなウワサも。
「独立後のストレスがきっかけで食事もままならなくなってしまい、激やせしていると聞きます。仕事が思うようにいかないことから、精神的に不安定だと聞きました」(映画製作会社スタッフ)
本当に彼女は激やせしてしまっているのだろうか。
9月上旬、自宅前で彼女を待っていると、2匹の犬を連れた真木が出てきた。Tシャツにジャージ、キャップをかぶったラフな格好。やせて見えるが、もともと細いので、激やせというほどではないようにも思える。
1匹のリードを引き、もう1匹は肩かけのカバンに収まっている。どうやら、犬の散歩に出かけたようだ。
30分後、別々に家を出た小学3年生の娘も合流して帰宅。買い物袋を持った真木を直撃した。
真木本人に、聞く
─降板された映画『SUNNY』が公開になりましたが、真木さんの今後の活動予定は決まっていますか?
「ごめんなさい、話せないんです……」
─何か予定していることや、やりたいことは?
「それも話せないんです」
─体調が悪いという話も聞きましたが……。
「いえ、大丈夫ですよ」
─ツイッターで以前、“事務所の方針でファンクラブを作れない”とつぶやいていましたが、今後はファンの方に会う機会などはないんでしょうか?
「それも、今は話せないんですが……」
─そういう機会は今後もないということですか?
「ないということはありません。私も、ファンの方々には早くお会いしたいと思っていますから」
最後は軽く会釈した真木。ファンと会える日を願って今日も奮闘している─。