滝沢秀明、今井翼、渋谷すばるーー。
かつて、ジャニーズJr.を支えた3人が、一気に去ることになった2018年。
関西ジャニ∞・渋谷のグループ脱退は今年4月、写真週刊誌「フライデー」に報じられました。その後、メンバーによる記者会見を開き、記者の質問に応じました。
タッキー&翼の場合は、発端は9月6日号の「週刊文春」でした。「ジャニーズ 喜多川社長が滝沢秀明の後継指名」と報じましたが、スポーツ紙やワイドショーが後追いすることもなく、そもそもその記事の信ぴょう性を疑っていました。
テレビ・新聞は「タッキー適任論」ばかり
ところが9月11日、突然、スポーツ紙6紙の担当記者、いわゆる“J担”がジャニーズ事務所に集められたのです。そこにいたのは、滝沢と今井。写真撮影はNGという条件で、インタビュー時間が設けられたのです。
会見は開かれなかったため、他のメディアは、2人の肉声を聞くことはできませんでした。
タッキー&翼が9月10日に解散していたことが、世間的に明らかになるのは情報が解禁された9月13日午前2時。
「1年前から今井が休養していたため実質的な活動がなかった。だからこういう発表ができたのです。所属レコード会社の幹部には事前に報告されたようですが、情報漏えいを防ぐために、現場の担当者には下ろされなかったそうです」(芸能プロ関係者)
タキツバの解散もニュースですが、それが色あせたのは、タッキーが年内に芸能界を引退し、ジャニーズのプロデューサーになることが同時に明らかになったからです。
それからは、まさにジャニーズのペース。“タッキー適任論”がメディアを賑わせています。
Jr.の面倒見がいい、舞台愛がハンパじゃない、Jr.への指導力がすごい、舞台『滝沢歌舞伎』では、桟敷席限定で「滝こみ(炊き込み)桟敷弁当」を提供、自宅に本格的な編集室を持ち「自身のPV」や「コンサートのオープニング映像」を編集、加工している、などなど。タッキーの才能が一挙に開花した感じです。
タキツバはすでに解散しているため、今井にとってはさよならコンサートもない寂しいラストになりました。
タッキーは、2016年から年末のディナーショーを行っています。ジャニーズ幹部によると、
「そこを最後の花道にしてあげたいという気持ちはありますが、ジャニー(喜多川)社長との相談もあるので、現状では未定です」
解散、引退、退所ーー滝沢、今井、渋谷の3人は、同学年の36歳。
しかし事務所の扱いには、温度差がありました。個人的にはSMAP大好きを公言していた今井翼の今後が気になります。
<取材・文/間垣ジェーン美瑠>