「最近、カメラを買ったんです。いつか自分で自分の写真集を作ろうと思って。44歳とか45歳くらいになるまで、20年分の“俺”を撮りためようかなと。そう考えると20年後が楽しみでしかたがないです」
自由奔放でポジティブ、好きなことにはとことん向き合う野村周平(24)。プライベートはもちろん、仕事も順風満帆! この秋には主演ドラマ、映画も主演作の公開が2本控える人気ぶりだが、
「プライベートも充実しているから毎日楽しい日々を送れています。趣味は車にバイク、スケボーにBMX(自転車競技の一種)とか。どれも譲れないですね!」
俳優業も“好きなこと”のひとつだそうで、
「でも正直なところ、好きだけではやってはいけないです。仕事ですから、難しいですよね。今はありがたいことにお仕事をいただいているので、今後も僕は一生懸命にやるだけですね」
最近では俳優業のほかに、LAで“エクストリームスポーツ”を追うスポーツドキュメンタリー番組にも出演した。
「まさに自分がやりたかったことなんです。それって最高じゃないですか。やりたいことをやるには、やっぱり日本だけにおさまってたらダメだなって。俳優としても、いつか海外に出たいです。中国かアメリカ。中国語は少し話せるけど、問題は英語かな(笑)」
いい人生送ってます!
そんな野村が主演映画『純平、考え直せ』で東京・歌舞伎町のチンピラ役に。主人公・純平が“鉄砲玉”を命じられてから決行するまでの3日間を描き出す。
「いろんな挑戦がある作品でしたが、純平も“好きなことにまっすぐ”な性格。僕と似ていたので、特別に役作りをする必要もありませんでした。今回は精神的に大変なシーンもあり、最初は緊張しましたが、本番が始まったら緊張している暇もありませんでした」
タイトルにもある「考え直せ」。もし過去の自分に「考え直せ」と言えるなら?
「考え直さないように、いい人生を送ってます! でもたまに、ここでいい子にしていれば、もう少しいい道に行けたのかなとも思います(笑)。でも結局、このままでいいのかもしれないです」
これまでも、これからも、わが道を突き進んでいく野村周平。実は、来年でデビュー10年目を迎える。
「これまで9年もやらせてもらって、やっと? まだ? ここです。僕にとって出演作というのは、電車でたとえるなら、終着駅までにある駅。たまに脱線するかもしれないけど、それでもいい。10年後も20年後も、ずっとみんなの心に残るような、そんな作品に出会えていけたらと思います」
あの人に憧れてます!
「長瀬智也さんと窪塚洋介さん。ちょっとアウトローな感じがカッコいいです。僕は男から見て、生き方がカッコいいって思えるような男になりたい。女性に対しても、やっぱり自分を持ってる人に魅力を感じますね」
<出演情報>
映画『純平、考え直せ』
9月22日(土)より、新宿シネマカリテほか全国順次公開
出演:野村周平、柳ゆり菜/毎熊克哉、岡山天音、佐野岳ほか