「Koki,さんが初めて出演するのは、大塚製薬さんのドリンクCMです。これを聞いて“ピンッ”ときた方は、かなりの“キムタク通”です(笑)」(広告代理店関係者)
10月2日に行われた大塚製薬の新CM発表会に出席した、木村拓哉と工藤静香の次女・Koki,。彼女がCMキャラクターに就任したのは、大塚製薬新ブランドの健康サポート飲料『ボディメンテ ドリンク』で、9日の発売とともに出演CMもお茶の間に流れる。
さかのぼること25年前
《夢に向かって頑張る人を応援したい。努力と結果をつなぐサポートをしたい》というコンセプトから生まれたブランドだけに、「世界を舞台に活躍できるファッションモデルや作曲家」を目指すKoki,を起用したという同社。
彼女自身も「(私も)夢に向かって努力しているので頑張りたいと思います」と、笑顔で話した。
退場の際には“両親”に関する質問も投げかけられたが、これに応えることなく会場を後にしたKoki,だった。
5月にモデルデビューした若干15歳は、8月に『ブルガリ』、9月に『シャネル』のアンバサダーに就任。そして10月にCM初出演が決まるなど、トントン拍子に芸能界の扉を開き続けている。
「もちろん一般人離れしたオーラもあってこそですが、やはり“キムタクと静香さんの娘”というインパクトは、他の2世タレントとは一線を画した存在。このCM出演を機に、今後は女優・歌手デビューなど、さらなる芸能界での飛躍が期待されます。かつてお父さんがそうだったように」(芸能プロ関係者)
さかのぼること25年前の'93年末、Koki,の父親である木村が、初めてソロとしてCM出演した商品がある。
笑顔、抱~きしめ、悲しみすべて、街の中から消してし~まえ~♪
後にSMAPの代表曲のひとつ『オリジナルスマイル』もタイアップ起用された、大塚製薬を代表する栄養ドリンク『オロナミンC』だ。
'93年10月に放送されたフジテレビ系月9ドラマ『あすなろ白書』で、ヒロインに一途な思いを寄せる“取手クン”を演じて大ブレイクした木村。そして『オロナミンC』CMに大抜擢されたのを機に、SMAPが広く認知されて国民的アイドルにまで上り詰めた、その第一歩と言っても過言ではないだろう。
というのも当時の『オロナミンC』と言えば、絶対的な人気を誇っていた読売ジャイアンツの選手らがCMキャラクターを歴任していた時代。それを割ってまで起用されたのが木村。イチアイドルに過ぎなかった彼が、誰もが知る「キムタク」として飛躍した年だったのだ。
「この背景を知る側としては、Koki,さんの抜擢はお父さんから“受け継いだ”枠と考えてしまうのが当然なのです。
それに、あのころの『オロナミンC』は、商品購入者対象のキャンペーンも行われたことがあったのですが、賞品が木村さんのシークレット・ソロコンサート招待券でした。それ目当てにファンがこぞって購入したと言いますから、大塚製薬さんからの25年来の“お礼返し”ではないでしょうか。
さらに言うと、いずれ実現するかもしれない親子CM共演への“布石”ということも(笑)」(前出・広告代理店関係者)
Koki,が芸能界入りを決めたことに対して、「(親父の背中を)見せるしかない」とテレビのインタビューで話していた木村。この世界を知っていくほどに、娘は父親の偉大さを知ることになるだろう。