「大御所俳優や芸人、落語家、弾丸トークの司会者が集まる現場は、にぎやかを通り越してうるさいぐらい盛り上がっています。その反面、スタッフの顔はかなりシブいんです……」(制作会社スタッフ)
今秋、視聴率で本命視されている日曜劇場『下町ロケット』(TBS系)。
「'15年に放送されて大ヒットした池井戸潤原作の『下町ロケット』の続編です。阿部寛が演じる主人公・佃航平が社長を務める町工場『佃製作所』の奮闘記で、前作では、ロケットエンジンのバルブシステム、心臓手術に使用する人工弁『ガウディ』開発に挑みました。
阿部寛もアピールに必死で
大きな挫折をしても前に進む姿が視聴者の胸を打ち、最終回の視聴率は22・1%をマーク。前作に引き続き、竹内涼真さん、安田顕さん、立川談春さんなどおなじみの『佃製作所』メンバーも続投し、放送前から期待が高まっていました」(テレビ誌ライター)
古舘伊知郎、イモトアヤコ、尾上菊之助、神田正輝など豪華キャストを追加でそろえた本作に、TBS上層部は“視聴率20%は堅い”と予想していたが……。
「初回の視聴率は13・9%にとどまりました。この数字に現場スタッフは一気にピリピリムードになったようです。キャストのギャラにお金をかけすぎているので、このままだと大コケのレッテルを貼られてしまうと、番宣などあらゆる手法でアピールしています。阿部さんも責任を感じているのか、“何でもやるので、ドンドン言ってほしい!”と協力態勢です」(同・テレビ誌ライター)
阿部は本作に強い思い入れがあり、完成披露試写会でも話題づくりのために“下ネタ”のサービストークを披露。
「安田さんが前回の現場で、ふざけてよく竹内くんの股間をもんでいたんです。なので阿部さんは“安田くんが股間をもむと売れる!”と宣伝したんです。安田さんも“これから伸びたい方は私のところに来てください、股間を触りますので”と返して、会場は大盛り上がりでした。
スタッフの中には半分冗談で“お願いします!”と下半身を突き出す人もいるとか(笑)。でも、それを聞いた阿部さんの娘役を演じる土屋太鳳さんは“安田さんをイヤラシイ人と見るようになった”と、スタッフたちに囁かれています」(前出・制作会社スタッフ)
竹内は前作『下町ロケット』で年配層への知名度を上げ、'17年にNHK朝ドラ『ひよっこ』、『陸王』(TBS系)と話題のドラマに立て続けに出演し、幅広い世代からの人気を獲得した。
「3年前からブレイクしてきた竹内さんには、今や“国民の彼氏”というキャッチフレーズが浸透しています。撮影現場では、そのフレーズを省略して、“国民”と呼ばれていますよ(笑)」(テレビ局関係者)
苦境に立たされるほど力を発揮する熱き職人たちのように、視聴率のV字回復を期待したい!