2週にわたる文春砲“イッテQ騒動”の陰で、世間的には目立つことがなかったが、『イッテQ』のやらせ第1弾が報じられた週刊文春に、興味深い記事が掲載されていた。
俳優の高嶋政宏(53)の独占告白『SMは紳士の嗜み』というそれ。今秋に出版したエッセー『変態紳士』(ぶんか社)の中で高嶋が、SMプレーの素晴らしさを熱弁している。
「SM愛好家であるということはひそかな楽しみで、芸能人はなかなかカミングアウトできない。歌舞伎俳優の市川左団次丈のSM好きは有名で本人も隠していませんが、高嶋のように堂々と宣言する人はまれ」
とスポーツ紙芸能担当記者が伝える。
長澤まさみにも熱弁
本を読めば読むほど、高嶋のSM熱は本物だとわかる。真面目に熱い。SMショーを見に行くこと、アナルフェチであること、変態プレー好きであることなどを包み隠さず明かしている。
高嶋が所属する事務所は、沢口靖子や斉藤由貴、長澤まさみらが在籍する東宝芸能。
「高嶋が本を出すというのは上層部にも報告が上がっていましたが、こんな内容になるとは思わなかったようです」と関係者。
続けて「本人は真面目で一直線ですから、ひと様にも勧める。長澤まさみにTENGAの自慰グッズのよさを熱弁したり、ドラマの撮影現場にもSMグッズを持って、さりげなく置いておき、周囲が食いついてくるとSM愛を熱弁するそうです」
いかにも、という不真面目で遊び人タイプではなく、真面目でスキャンダルもなかった御仁だけに、恥ずかしがることもなく正々堂々としたカミングアウト。
犯罪性があるわけでもなく、やめろというわけにもいかない。かといって、新たなウリ、として仕事の営業ができるわけでもない。
所属事務所にとっては、斉藤由貴の不倫騒動以来の頭痛の種のようだ。
<取材・文/薮入うらら>