「12月1日付で急に異動が発表になったので局内では“何があったのだろう?”ってウワサになっていたんです。まさか女性問題でトラブルを起こしていたなんて、びっくりですよ」(日本テレビ関係者)
人気番組『世界の果てまでイッテQ!』のヤラセ疑惑で揺れる日本テレビ。お笑い芸人の宮川大輔が出演する『祭り』企画が休止になるなど、動揺が広がっているという。
そんな騒動のウラで、局内ではもうひとつの不祥事が波紋を広げている。
部長の携帯を操作するB子
「40代後半の報道局ニュースセンター担当部長であるX氏の不倫が発覚したんですよ。普段は優しくて後輩などにも人当たりがよく、女性問題などとは縁のない人だと思っていたんですけどね……。
年末に放送される有働由美子キャスターと嵐の櫻井翔さんが司会をする報道特番を彼は担当していたのに、オンエア前に営業部に飛ばされた。これはただの不倫問題ではないなとピンときましたね」(別の日本テレビ関係者)
X部長には妻と子どもが1人いる、れっきとした妻帯者。毎朝、妻が運転する車で最寄り駅まで送ってもらうなど、はたから見ても夫婦関係はよさそうだったという。
「10月下旬に、X部長が不倫していることが奥さんにバレてしまったそうなんです。しかも、そのときに付き合っていた女性がなんと7人もいたんだとか。彼女たちはだまされていたことに激怒し“ふざけるな”と彼を糾弾。場合によっては訴訟も辞さないほど、傷ついているそうですよ」(制作会社関係者)
まさに複数の愛人と交際していたことが発覚した、プロゴルファーのタイガー・ウッズさながらの不祥事だ。
さらに取材を進めていくと、彼の“恋人”のひとりであったA子さん(40代)の友人に話を聞くことができた。“7股不倫”が発覚した経緯をこう説明する。
「10月下旬の午前2時ごろに、彼からA子のスマホにLINEが入ったんです。文面は《突然ごめん。俺はずっと好きな彼女がいて結婚するつもりなんだ。B子といいます》というもの。
さすがにA子もびっくりしてすぐに電話したそうなんです。そうしたらB子さん(40代)が出て、“彼の携帯を見ていたら、複数の女性と交際していることがわかった。その女性たちにLINEしたんです”と。つまりX部長が寝ている隣で、B子さんが彼のスマホを操作して送ったんです」
A子さんがX部長と会ったのは今年に入ってすぐのこと。あるマッチングアプリがきっかけだった。
「ふたりが出会ったのが『ペアーズ』という婚活サイトでした。彼はプロフィールに堂々と《バツ1、子ども無し》と記載していたそうです。彼女もバツ1で再婚を考えていたので、真剣交際がスタートしたのです」(同・A子さんの友人)
平均すると2週間に1度の割合でデートを楽しんだとか。多くはA子さん宅近くのホテルなどで会っていたが、日本テレビのある汐留のホテルに宿泊したこともあったという。
どちらにせよ、既婚者であることを隠し結婚願望のある女性をたぶらかすなど、タイガーよりも卑劣だ。
「彼はすごく束縛してくるんだそうです。“元彼やほかの男友達とも連絡するな”と言うし、毎日欠かさず“おはよう”と“今から家に帰ります”というLINEを送ってくるとか。しかも返信が遅れると、“僕を愛してないの?”ってくるそうです。
さらに、“僕は地方のテレビ局の社長になるのが目標。そのときは一緒についてきてくれる?”と、結婚を匂わすようなことも話すので、奥さんがいるとはまったく気づかなかったそうです」(同・A子さんの友人)
しかも、X部長は交際中の性行為での避妊はいっさいナシ。“僕の子どもを産んでほしい”というのが口ぐせで、A子さんは出産を望まなかったため、自ら避妊していたそうだ。
両親にも紹介
さらに取材をすると、不倫発覚のきっかけとなったB子さんの知人が重い口を開いてくれた。彼女はA子さんよりも長く交際していたため、その傷はより深いという。
「B子はX部長との結婚を本気で望んでいたんです。今年には、彼女の両親に彼を紹介までしていたんですよ。それなのに妻子がいたうえに、7人もの恋人と付き合っていたなんて……。よくぬけぬけとご両親に会えたと思いますよ」
B子さんと出会ったのも、A子さんと同じ婚活サイト。つまり、真剣に将来を考えている女性たちを彼は食い物にしていたのだ。
現在、一部では犯罪の温床ともなっている婚活サイト。本来ならその事実を広く世間に知らしめるはずの報道の責任者が、女性たちをだましてきたのはいかがなものか。
「なぜX部長が7股をかけているのがわかったかというと、彼のスマホを見たら毎日の“おはよう”“帰宅します”LINEが、7人にほぼ同時に送られていたそうなんです。奥さんにも同じタイミングで送信していたとか。
なので、B子は恋人たちと奥さんに不倫があえてバレるよう、メッセージを送ったそうなのです」(前出・B子さんの知人)
その結果、奥さんだけでなく、7人の“恋人”たちにも同時に交際していたことが発覚。前代未聞の不倫劇にピリオドが打たれることになったのだ。
そこで、A子さんに直接話を聞こうと取材を申し込むと、「裁判も含め知人と相談中なので、お話しすることはできません」とのこと。
また、B子さんとは、取材期限までに話を聞くことができなかった。
本人を直撃
そこで事実確認をするため、11月中旬、出勤のために出てきたX部長を自宅前で直撃した。
──7人の“恋人”との交際がバレて騒動になっていますが?
「会社を通してもらえますか。広報を通して……」
──7人と不倫交際していたことに間違いはないですか?
「会社通してお願いします」
──彼女たちへ謝罪の言葉はないのですか?
「…………」
──奥様にもバレ大変では?
「それは、困っています……。本当にすみません」
と力なく答えたのみ。
そこで改めて日本テレビに同様の質問と、12月の異動は不倫発覚が原因かを問い合わせると、
《社員へのご質問については、ご指摘を受けて事実関係を確認の上、厳正に対処します。異動に関しては通常の人員配置の一環です》
との回答が社長室広報部より寄せられた。
アラフォー女性たちの真剣な気持ちをもてあそんだX部長の罪は、果てしなく重い──。