秋篠宮さまと紀子さま

11月22日の午前中、秋篠宮さまのお誕生日に際する会見が秋篠宮邸で行われました。今年の2月に延期が発表された眞子さまのご結婚について、ご夫妻が初めてお話しされる貴重な機会でした。ただ、秋篠宮さまと紀子さまのご回答には“違和感”が感じられたそうです……」(宮内庁関係者)

 11月30日が秋篠宮さまの53歳のお誕生日なのだが、毎年、事前に会見を行うのが通例となっている。

 この記者会見のために、事前に秋篠宮ご夫妻に渡された質問は全5問。その中には、眞子さまと恋人・小室圭さんの“結婚騒動”に関するものも含まれていた。

 平成も終わりに近づいている中、日本中を困惑させた“大騒動”に対し、秋篠宮ご夫妻はどんな“答え”を出したのか─。

 11月19日、眞子さまは、東京都港区の『明治記念館』に足を運ばれていた。

「緑豊かなまちづくりに貢献した企業や、自治体などを表彰する式典『みどりの“わ”交流のつどい』に出席されました。

 表彰された山口市の担当者が、新山口駅構内で導入している壁面の緑化技術の説明をすすると“朝1日が始まるときに、すがすがしい気持ちになれる気がしますね”と、感想を述べられていました」(皇室担当記者)

 普段と変わらず、公務に励まれている眞子さま。

秋篠宮さま・紀子さまが小室さんに抱いた印象

 一方で、アメリカで国際弁護士の資格取得のため、ニューヨークで猛勉強中の小室さんとはすでに、4か月ほど離れ離れの状態だ。

「11月22日前後に、フォーダム大学ロースクールは“大型連休”に入っていました。

 本人も出国前に“11月下旬に帰国する”と、周囲に話していたそうで、“秋篠宮さまのお誕生日会見に合わせて極秘帰国するのでは?”と、記者たちはマークしていました」(前出・皇室担当記者)

 しかし結局、小室さんは秋篠宮さまの会見当日までに帰国することはなかった……。

 昨年の会見で秋篠宮さまは、小室さんの印象について、

《非常に真面目な人だというのが第一印象でした。そして、その後も何度も会っておりますけれども、その印象は、変わっておりません》

 と、発言されている。一方の紀子さまは、

《小室さんのピアノを聴きたいと話をしましたところ、快く応じてくださり、小室さんの優しいピアノの音色を聴きながら、私たちは心和むひとときを過ごしました。これから、二人が歩み、築いていく生活が幸せであるよう、心から願っております》

 そうおっしゃって、おふたりの結婚を後押しされていた。

9月3日、婚約会見での眞子さまと小室圭さん

 前途洋々のはずだった眞子さまと小室さん。

 しかし、状況が一変したのは、昨年12月に週刊女性がスクープした“借金トラブル”。

 この後、今年2月に結婚延期が発表された。

「宮内庁サイドは、“週刊誌報道は関係ない”としながらも、延期理由の一因になったことは間違いありません。

 借金報道のあと、眞子さまはしばらく体調を崩された時期があり、家庭内でもギクシャクした雰囲気が続いていたんです。

 しかも秋篠宮さまは、今でも眞子さまとご結婚に関する話ができておらず、本人がどうお考えになっているのか把握できていないそうですよ」(秋篠宮家関係者)

 延期発表後、小室家に関する度重なる報道に、複雑な思いを持たれていたにちがいない秋篠宮ご夫妻。

「眞子さまの“Xデー”になるのでは」と囁かれていた会見では、どんな話が繰り広げられたのか。

「次女・佳子さま(23)と、長男・悠仁さま(12)の進学先や最近のご様子についての質問もあり、会見場は和やかな雰囲気に包まれていたそうです。

 さらに、来年5月に控えているお代替わりで、『皇嗣』のお立場になるにあたり、公務のあり方に関するお話もあったようです。

 皇太子さま(58)にとって、重要公務の『七大行啓』のひとつである『全国高校総体』を引き継ぐ予定であり、公務分担を検討中とのことです」(前出・宮内庁関係者)

眞子さまの結婚には何を思われて……

 注目の眞子さまの結婚に関する質問に対しては、

小室さんとのコミュニケーションや、おふたりの結婚へのお考えについて聞かれると、秋篠宮さまは“おふたりの意思を尊重する”スタンスをとられたそうです。

 とはいえ、今年8月に報道された、“現状では、一般の結納にあたる『納采の儀』を行えない”というお気持ちにお変わりはないようです。

 逆に言えば、借金トラブルなどの問題を解決すれば、結婚を許すというお考えなのでしょう」(同・宮内庁関係者)

 以前から報道されている、“広く国民に祝福されること”が、秋篠宮さまが考える「結婚条件」なのだろう。

 しかし殿下に続いての紀子さまのご回答には“違和感”が感じられたという。

おふたりの結婚の見通しや、小室さんに関することを聞かれたのにもかかわらず、結婚についてのお話をいっさいされなかったそうです。

 お答えになるまで少し間を取る場面もあり、さらには、おことばでは小室さんの名前に1度も触れず、質問に沿うご回答ではなかったので、会見に出ていた記者たちは困惑していたんだとか」(同・宮内庁関係者)

 昨年は小室さんを絶賛する発言をされていたので、今回のご対応にはいささか“異様さ”が漂っている。

「眞子さまの結婚に関して、紀子さまのスタンスは、秋篠宮さまのそれとは少し違うのかもしれない」と話すのは、ある皇室ジャーナリスト。

小室さん親子

「小室さんは、報じられた母親の400万円以上の借金を“贈与”だと主張しています。“それならば国民に対して借金トラブルの説明を”と、ご夫妻から求められていますが、実現していません。

 さらに、今年8月には詳しい説明がないままで、3年間のアメリカ留学に発ち、紀子さまは小室さんへの不信感を募らせていることでしょう。

 “『納采の儀』は行えない”という旨を小室さんサイドに伝えた際に、報道陣にリークしたのも紀子さまだと噂されており、現段階では“結婚反対”の構えをとられているのではないでしょうか

 皇室にとって、大切なタイミングであることも、ご夫妻の頭を悩ませたことだろう。

「両陛下が全身全霊で築いてこられた平成の終わりに、皇室を揺るがす“大騒動”が起こってしまいました。お代替わりの前に、小室さんとの結婚騒動に決着をつけたい気持ちもおありだったでしょうが、結果的に次代以降まで続くかたちとなります。

 “本人の意思を尊重する”というのが秋篠宮家の家風ですが、今回の会見では“苦渋の回答”を選ばれたのだと思いますよ」(同・皇室ジャーナリスト)

 秋篠宮家の“混迷”は、今後も続いていくーー。