「去年はフレッシュさだけで乗り切ったという感じですが、今年はそうはいかない。鮮度を保ちつつ頑張っていきたいと思います!」
大みそかに放送される『第69回NHK紅白歌合戦』の総合司会に選ばれた内村光良。11月26日に行われた記者会見では、意気込みを語った。
昨年の司会ぶりは、業界内でも高い評価を受けていた。
「視聴率こそ歴代ワースト3位の39・4%でしたが、とっさの対応力が好評だったんです。昨年の台本は、内村さんの部分だけセリフが書いていないことが多かったのですが、アドリブで見事に対応していましたよ」(スポーツ紙記者)
2年連続で起用されるのもうなずける。だが当初、内村は今回のオファーを断るつもりだったという。
妻と娘の“頼み”
「彼が司会を務める『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の特番の仕事でスケジュールが詰まっていました。仕事を調整するのも簡単ではなかったので、ギリギリまで返事をしていなかったそうですよ」(テレビ局関係者)
それでも、再び出ることを決めたのは家族の存在だった。
「奥さんの徳永有美さんと娘さんから“今年も出てほしい”と頼まれたそうです。2人とも、日本を代表する番組である紅白で活躍する内村さんを見たいのでしょう。特に、娘さんはテレビに映るお父さんが輝いて見えるようで、今年の紅白を楽しみにしていたそうです。愛する家族から背中を押されたことで、司会を引き受けることに決めたみたいですよ」(同・テレビ局関係者)
内村は'05年4月に元テレビ朝日アナウンサーの徳永と結婚。'09年に長女が、'13年には長男が生まれ、家ではよきパパだ。
ただ、今年は家庭内にちょっとした変化があった。徳永が10月から『報道ステーション』(テレビ朝日系)のメインキャスターに就任したのだ。番組が終わるのは午後11時過ぎになるため、必然的に夜型の生活になってしまう。
そんな彼女をサポートすべく、多忙な中でも奮闘しているようで、
「できるだけ早く帰って家のことを手伝っているんです。2人とも仕事で家を空けてしまうときは、徳永さんの両親にもサポートしてもらい、子どもたちに寂しい思いをさせないようにしているそうですよ」(芸能プロ関係者)
常に家族を最優先に考える内村に感謝しているからこそ、妻も娘も後押ししたのだろう。
そんな舞台裏について話を聞くため、12月初旬の夜に自宅に帰ってきた内村を直撃した。
声をかけようとすると、一緒にいたスタッフがこちらを制止しようとしてきたが、取材の意を告げると、「少しなら大丈夫だよ」と家の前で立ち止まって答えてくれた。
─奥さまと娘さんに背中を押されて、紅白の司会を引き受けたそうですね。
「そうそう。2人ともすごく応援してくれてね。(司会が決まったときも)ものすごく喜んでくれましたよ」
家族の話題はうれしいのか、笑顔を見せた。
─年末なので、ほかの仕事もあって忙しいのではないですか?
「そんなことありませんよ。(忙しいのは)毎年のことですからね。今年は白組が勝てるように頑張ります!」
今年も内村の華麗な司会を見ながら、2018年を締めくくりたい!