「12月31日、カウントダウンライブに出演します。タキツバで!」
12月5日、東京・京王プラザホテル八王子でディナーショーを開催していた滝沢秀明。その場で、9月に解散した『タッキー&翼』が一夜限りで“再結成”することを明かした。
「タッキーは年内で芸能活動を引退し、Jr.の育成やプロデュース業など裏方に専念。今井翼は、メニエール病の療養に専念することを目的としてジャニーズ事務所を退所しました。タッキーはさっそく来年2月に始まる舞台『滝沢歌舞伎ZERO』から演出に専念する予定です」(スポーツ紙記者)
別々の道に進むことを決めたふたりだったが、周囲の声もタキツバ再結成を後押ししたという、
「解散した際に、周囲から“ラストステージをやらないの?”という声が上がっていました。ファンからも“ふたりの姿が見たい”と要望が殺到したそうです。
これを受けて、タッキーが再結成の提案を、翼とジャニー喜多川社長に提案したところ快諾。“カウコン”に退所したタレントが出演するのは、翼が初めてです」(同・スポーツ紙記者)
翼の“けじめ”
番組名に関しても、『ジャニーズカウントダウン2018-2019 平成ラストの夢物語!』と、タキツバにちなんだネーミングで、ふたりの門出を祝う演出が予想される。
しかし、あるテレビ局関係者は、翼の心情を慮る。
「そもそもタキツバが解散した原因はふたりの不仲。ジャニーさんの“お気に入り”だったタッキーに対し、干されていた感覚があった翼クンは、事務所に不信感があったんですよ。
翼クンが今回の再結成にOKを出したのは、タッキーへの複雑な感情を押し殺しながらも、解散ライブをしていなかった“けじめ”をつけたかったのだと思います」
そんな翼の思いを裏づけるのは、解散時との“違い”だ。
「タキツバに解散話が出ていた際に、直接ふたりが会ったのは1、2回ほどでした。解散の話し合いの場さえもほとんど設けなかったのに、今回はすんなりと話し合いに応じたところを見ると、翼クンはファンの思いを優先したのだと思います」(同・テレビ局関係者)
翼と同じように、タッキーもファンへの感謝の気持ちを形で示していた。
「今回、全国11か所で開かれたタッキーのディナーショーのチケット価格は、4万3000円でした。
しかし、最終日である28日の価格は3900円と大幅に値下げ。高額で参加できないファンのために、まさに“サンキュー価格”にして、ファンへのお礼と感謝を兼ねた値段にしたのでしょうね」(アイドル誌ライター)
ふたりのファンを思う気持ちが、再結成を決心させる一因になったことは間違いない。しかし一方で、“本当の理由があるのでは”と話すのは、ある芸能プロ幹部。
「タキツバの解散にはいろいろな理由がありますが、ふたりの不仲や不公平感などネガティブな要因も報じられています。
これからは裏方に回るとはいえ、タッキーが事務所を運営しているというイメージは世間につきまとうので、タッキーは今後のことも視野に入れ、少しでもポジティブに引退するために、再結成を決意したのかもしれませんね」
未来のジャニーズを支えるタッキーの荷は重い。