ナム・ジュヒョク 撮影/山田智絵

 11月に行われた日本初ファンミーティングのチケットは発売と同時に申し込みが会場(東京・AiiA 2・5 Theater Tokyo)の定員の6倍を記録し、即完売。

 プロスケーターの村上佳菜子も「ハマった」と公言するなど、人気急上昇中のナム・ジュヒョク(24)。

僕、緊張していてもぐっすり眠れるんです」と語り、韓国のバラエティー番組などで見せる天然ぶりから、大らかな自由人かと思えば、

「結構、慎重なタイプです。落ち込んだり傷ついたりしたときも、原因をつきとめて、いかに克服するか、ちゃんと考えますね。そんなふうに物事を真摯にとらえようとするところは長所かなと思います。でも、一方で、ちょっと考えすぎたりしてしまう面はあるかもしれないです(苦笑)」

 怖いものは、お化け(笑)。だが、挑戦や失敗を怖がることはない。

「新しいことに挑戦するときは、不安もありますが、ワクワクのほうが大きいんです。失敗もするけど、経験から得られるものはたくさんある。それがわかっているから、じっとしていられなくて。常に挑戦し続けたい性格なんです

 そう語るが、食べ物に関しては、

そこは、確実に美味しいものを食べたいから……(笑)

 と、安全志向だそう。

 今年、スクリーンデビューを飾った韓国映画『安市城(原題)』では、密命を受けた高句麗の学徒兵を演じ、映画祭の新人賞を総なめにした。

「とても光栄なことでうれしく思いましたが、それで浮かれる気持ちはなく、むしろもっと努力しなくちゃ! と感じているところです。中学のころにバスケットボールをやっていて挫折をたくさん経験したからか、褒められるとより慎重になる。いい意味でプレッシャーになっていくというか」

 と、どこまでも謙虚だ。

現在の僕は、俳優として、まだなんでもない存在。ただひとつ言えるのは、演じることが本当に大好きだということ。好きになると、もっと上達したいと思うじゃないですか。いま以上にうまくてカッコよくて、多くの人に愛される俳優になりたい。そう思って、ただひたすら走り続けたいです

<プロフィール>
ナム・ジュヒョク◎’13年にファッションモデルとして芸能界入りしたのち、’14年のドラマ『インヨ姫』で俳優デビュー。翌年にはデビュー2年目にして『恋するジェネレーション』の主演に大抜擢。その後、イケメンたちが競演したドラマ『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』(’16年)などで頭角を現すとともに、主演ドラマ『恋のゴールドメダル~僕が恋したキム・ボクジュ~』(’16年)『ハベクの新婦』(’17年)が話題に。来年3月17日(日)に大阪・堂島リバーフォーラムでファンミーティングを開催予定。 ジャパンオフィシャルファンクラブ◆https://joohyuk.jp/