おなじみメンバーと豪華ゲストの時代劇
内村光良が率いる人気コント番組『LIFE!~人生に捧げるコント~』が、初めて手がける長編時代劇コメディー。
「番組を制作するなかで、いつかコメディードラマにも挑戦したいと思うようになりました。そこで“宇宙人総理”などの人気キャラクターをたくさん生んでいる当番組の作家、倉持裕さんに“内村さんの身体能力を生かしたコメディーが作りたい”と相談。
そして決まったのが“忍者もの”でした。アクションあり、笑いありの、子どもも大人も楽しんでもらえる作品にしたいと思いました。
『LIFE!』チームが作るので笑いは欠かせませんが、アクション、スリル、心温まるエピソードと、いろいろな要素を盛り込みました。キャストもスタッフも、ワクワクしながら作った作品です。ぜひ、そのワクワク感もお楽しみください」
と、山之口明子チーフ・プロデューサー。
内村は時代劇初挑戦で、9月にクランクインした撮影は1か月以上にわたった。主役の内村はじめ『LIFE!』メンバーに加え古田新太、堤真一、國村隼、薬師丸ひろ子、朝ドラ後初のドラマ出演の永野芽郁らキャスティングには熟慮した。
「右左ヱ門と江戸城に潜入する元忍者仲間の古田さんと物語のキーパーソンになる堤さんは、最初からイメージしていて、こだわりました。おふたりとも当番組に出演していただいたことがあり、内村さんとは同世代。多忙なおふたりが依頼を受けてくださったときに“(このドラマは)イケる!”と確信しました。
『LIFE!』メンバー、塚地(武雅)さんやムロ(ツヨシ)さんの悪役も新鮮で、楽しめると思います」(山之口CP、以下同)
いちばんの見どころは、アクション。稽古は『LIFE!』の番組収録前後にも行い、約2か月にわたった。内村はスペシャル版の撮影前から体力づくりをして臨んだという。
「コミカル、シリアス、トリッキーと、それぞれのキャラクターに合わせた、いろんなタイプのアクションが楽しめるはずです」
高精細映像4Kで撮影。必見の忍者スタイル
高精細映像の4Kで撮影しているため、時間と手間暇がかかっている。
「アクションは屋外のシーンが多かったので、天候に左右され、雨で撮影延期を余儀なくされることも何回かありました。地方ロケでは大雨のため午前中で撮影が中止に。出演者はみんなで早い時間から飲みに行っていました。そこで親睦が深まり、ますます撮影現場が和気あいあいとするようになった気がします」
要チェックは“ちっとも忍んでない忍者”の派手な目立つ衣装。新進気鋭の着物デザイナー、キサブローが手がけた個性的で異色なスタイルに。
「右左ヱ門と紅前屋親子の忍者衣装は、着物の生地を基調にスポーティーなラインを入れるなど、細かいこだわりが見られます。甲賀衆は“金属、鉄っぽい、ゴールド”の要素を加えたり、上半身編み込みの防具を入れ込んだりしました」
物語の舞台は、戦乱の世が終わり泰平の江戸時代。元忍者の右左ヱ門(内村)は江戸の町で居酒屋を営んでいたが、いつも閑古鳥が鳴いていて、家賃を取り立てる大家(薬師丸)に追い回される日々。
そんなある日、かつての忍者仲間の長次(古田)から息子(中川大志)の結婚相手・おこと(永野)の生き別れの父(堤)を探してほしいと頼まれる。
報酬ほしさに引き受けた右左ヱ門は、鈍った身体にムチ打って江戸城に潜入。そこに待ち受けていたのは、最強の現役忍者(ムロ、伊藤健太郎)だった。
右左ヱ門は無事、おことの父を探し出すことができるのか?
「すべての登場人物が個性的で、とても魅力的です。右左ヱ門はつい応援したくなるし、堤さんは惚れぼれするほどカッコいい。古田さん、中川さんの親子、ムロさん、伊藤さんの最強忍者コンビにもファンがつきそうです! 大人の女性の魅力を漂わせる薬師丸さんのたきと右左ヱ門のシーンはもっと見たいと思う人は多いでしょう」
ハラハラドキドキ、大笑いできそうな70分です。
『LIFE!』人気キャラのご先祖様が登場!
江戸の城下で瓦版を売る西之丞(田中直樹)、そして大奥で日向(ムロ)を待ちわびている黄金の方(シソンヌじろう)。
何とこのふたりは『LIFE!』の人気キャラ、ゲスニック・マガジン社の西条記者と、“ムロ待ち女”小金原聡子のご先祖様だそう! “本家”『LIFE!』ファンにはたまらないふたりをお見逃しなく!