1月2日、薄いピンクのお召しもので新年の一般参賀に臨まれた

「新年おめでとう。晴れわたった空のもと、みなさんとともに新年を祝うことを誠にうれしく思います」

 1月2日、平成最後の『新年一般参賀』でこう述べられた天皇陛下。皇居には平成最多の15万人以上が足を運び、宮内庁は急きょ、予定していた参賀回数を2回追加したほどだった。

「両陛下にとって、在位中では最後の一般参賀になりました。それだけに、今回のお出ましは感慨深くいらっしゃったと思います。

 陛下は先日のお誕生日での会見でも、平成の時代を“天皇の旅”と表現されました。それと同時に、60年間支え続けてくれた美智子さまに対して、涙声で感謝の気持ちをお伝えになっていました」(皇室担当記者)

 皇室の歴史では、初の民間出身妃である美智子さまとともに、“全身全霊”で築かれてきた『平成』が終わりを迎えようとしている。

眞子さまの「結婚問題」解決への道筋は

 ただ、そんなおふたりの時代の終わりに、いまだに解決の道筋が立っていない問題が残ってしまった。

秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚問題には、両陛下もそうとう心を砕かれていることでしょう。特に美智子さまは、2月24日に政府主催で開催予定の『在位三十周年記念式典』前に、この問題を解決させたいお考えだという報道もありました。

 しかし、留学先のアメリカから小室さんが帰国しないこともあり、問題解決への道筋が立てられないようです」(同・皇室担当記者)

 小室さんが留学しているフォーダム大学ロースクールは、昨年12月下旬から1月初旬まで年末年始の休みに入っていたのだが、結局、帰国することはなかった……。

小室家・自宅前のポリスボックス

「小室さんは、ビザの関係なのかは定かではありませんが、留学前に“11月下旬に一時帰国する”と周囲に伝えていたと聞いています。

 しかし、今まで帰ってきていません。帰国の可能性があったからこそ、自宅マンションのポリスボックスは今も撤去されず、1時間に1回のペースで警察のパトロールが続いています。

 “往復の飛行機代もないから帰国しないのでは?”という声も聞こえますが、お金がないのに留学したこと自体が疑問です」(秋篠宮家関係者)

 そもそも、昨年2月に発表された結婚延期の大きな要因は、小室さんの母親・佳代さんが抱える“借金トラブル”だといわれている。

元婚約者の男性に400万円超の借金をしている佳代さんですが、小室さんサイドは“贈与”だと主張しており、真っ向から対立した状況です。

 秋篠宮さまは、借金トラブルの解決と将来計画の見通しを立て、国民に説明をしたうえで、周囲から祝福される状況になることを求めていらっしゃるのです。

 その件が達成されなければ、一般の結納にあたる『納采の儀』を行うことはできないとのお考えです」(同・秋篠宮家関係者)

 11月30日の秋篠宮さまのお誕生日会見でも、

《今でもその二人が結婚したいという気持ちがあるのであれば、やはりそれ相応の対応をするべきだと思います》

 と、発言されている。

「これは秋篠宮さまからの“最後通告”ともいえます。小室さん側がそれ相応の対応をしなければ、前には進めないという踏み込んだご発言でしたが、今回の年末年始の長期休暇でも帰国しませんでした。

 次に控えているフォーダム大学の長期の休みは、3月中旬の春休みです。しかし、その時期はお代替わりの直前であり、国民に説明するための記者会見などを開く余裕はないでしょう」(同・秋篠宮家関係者)

 そうなると、次代までこの問題は続くことになる。両陛下は複雑なお気持ちを抱かれていることだろう……。

 ある秋篠宮さまの知人は、先日のお誕生日会見が“両陛下の意を酌んだもの”だと感じたそう。

「秋篠宮さまは、昔から3人のごきょうだいの中でも、特にご両親を慕われているように感じていました。

 さらに、公の場で踏み込んだ発言をする方ではなく、今回の記者会見での発言内容は、眞子さまの結婚問題に対する両陛下のお気持ちを酌んだものだったのかもしれません」

 両陛下が、秋篠宮さまと同じ気持ちを抱えられているのは当然の状況だ。

「'17年末に金銭トラブルが報道されて以降、秋篠宮さまから求められてきた記者会見などでの説明も行わず、結婚延期後の昨年8月には、3年間のアメリカ留学に飛び立った小室さん。

 これまで何度か帰国するチャンスがありましたが、行動は起こさず、誠意ある対応をとっているとは思えません。

眞子さまに残された「最終手段」

結婚延期以来、眞子さまはご両親とコミュニケーションをうまくとられていないという('18年11月)

 現在も眞子さまは小室さんとの結婚を望まれているというが、窮地に立たされている。

 しかしまだ、大学で運命的な出会いを果たした小室さんと“恋愛結婚”を成就するための「最終手段」が残っているという。

「眞子さまが皇籍を離脱して、民間人となってから改めて、小室さんと結婚するという方法があります。

 皇室を離れてまで小室さんと結婚したいというお気持ちがあることを示すことで、周囲の見方も変わってくる可能性は十分あると思います」(同・宮内庁関係者)

 宮内庁ОBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんによると、ご結婚以外でも皇室を離れるのは可能とのこと。

「『皇室典範』で定められていますが、15歳以上の内親王と王と女王は、婚姻以外の理由でも、ご本人の意思によって皇族の身分を離れることができます。ただ、その場合は、皇室会議で承認されなければなりません。

 皇族方が結婚以外の理由で皇室を離れる場合でも、一時金は支払われます。仮に、眞子内親王殿下が結婚以外の理由で皇室を離れられる場合は、1億5250万円を限度とした皇室経済会議で決めた額の一時金が支払われます

 しかし、この最終手段には困難もつきまとう。

「これまで小室さんにかかった多額の警備費用が、国民の税金からまかなわれているということが批判をまねいてきました。

 眞子さまが皇室を離れられる場合の一時金も税金なので、辞退をするなどして、国民からの理解を得る必要があるでしょう。

 金銭的な後ろ盾がなくアメリカに飛び立ち念願かなってご一緒になられた暁には、今度こそ“眞子さまを応援したい”という声も自然と増えてくるのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)

 どんな結末を迎えても、眞子さまの幸せを国民も願っているのだが─。