新年早々、木村拓哉が話題になっている。
1月2日に放送された『ニンゲン観察! モニタリング☆超豪華芸能人大集合! 新春3時間SP!!』(TBS系)に出演した木村は、ドッキリを仕掛けられ、自身の持つ苦悩をさらけ出してしまった。
仕掛け人の勝地涼に「(仕事が)しんどくなってしまった」と、悩みを打ち明けられた木村は、自分だってそんなことはしょっちゅうだ、と。そしてこうグチをこぼした。
「だってやることなすことね、いろいろ叩かれるから。自分だって言われるもん。何やったってキムタクだって」
これに、SNSでは賛否の声があがっているが、少なくとも彼が“何をやってもキムタク”と言われることを気にしているのは間違いない。
本心では絶対聞かれたくない
そんな木村は昨年末に発売された『週刊文春』(1月3日・10日号)で、“家庭内独居”を報じられている。真実のほどはわからないが、愛犬と散歩中の木村は『文春』の直撃に対して、
「帰ってくれますか!」
と声を荒げたという。おそらく静香とKoki,について聞かれるのではないかと感じたのではないだろうか。
しかし、昨年の『ミヤネ屋』(日本テレビ系)や、今年の元旦に放送された『さんタク』(フジテレビ系)など、テレビでは娘のことを語っているだけに、腑に落ちないところもある。
「テレビの場合は、台本があり、どこまで話すか決まっていますからね。週刊誌の直撃には対処できないんでしょう。ギャラも出ませんし(笑)。本心では娘のことは絶対、聞かれたくないのだと思います。彼女のプロデュースは静香さんに任せっきりなので、答えようがないのでしょうけど。
しかし、芸能界でもキャリアの長い50手前の木村さんが直撃されるなり、理由も聞かずに記者を怒鳴りつけるというのはいかがなものでしょうか……」(ワイドショースタッフ)
そもそも男親というものは、娘のことをあまりよく知らない場合が多く、聞かれたくないというのもわかる。それでも、娘のことを一切話さないのはマイナスイメージにも繋がりかねない、と語るのは別のワイドショースタッフ。
「Koki,が木村さんの娘であることが分かった以上、父親の口から娘について話してほしいと思う人は多いです。何も話さなければ、“仲が悪いんじゃないか”とか、いろいろ勘ぐられたりしますからね」
たしかに家族について自由に話すことで、現状から脱却できるところもあるのかもしれない。イケメンアイドルから“よき夫”、“よきパパ”でもある俳優にスイッチすることで、上手くいけば“何をやってもキムタク”から抜け出せる可能性だってある。
そんななか、昨年の11月にはKoki,のインスタグラムにキムタクが登場。ツーショットを披露したが、これには静香の思惑があったのではないだろうかーー。
「Koki,のプロデュースをすると同時に木村さんのイメージアップも図ろうと動き出しているようです。今後は木村が娘に言及することも増えそうですね。今年は“キムタク”が“パパタク”に変貌する年かもしれませんよ」(芸能プロ関係者)
今年も“木村家”の話題は尽きないようだ。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。