活動休止会見を開いた嵐の5人

「僕たち嵐はたくさんの話し合いを重ね、'20年12月31日をもって嵐としての活動を休止させていただくことになりました」

 1月27日、大野智が口火を切る形で発表された衝撃“告白”で日本中が揺れている。

「'14年9月ごろから、大野さんが芸能界を離れたいと考えるように。'17年6月16日に、彼がほかの4人に“自由な生活をしたい”と相談。彼はケジメとしてジャニーズ事務所を辞める覚悟でした」(スポーツ紙記者)

 嵐の活動休止を事前に知っていたのは、ジャニーズ事務所内でもごくわずかだった。

ジャニー喜多川社長をはじめとした会社の上層部と、嵐を管轄するマネージメント部のトップ、チーフマネージャーだけで話を進めていたようです。現場のマネージャーたちでさえ知らなかった。

 ジャニーズ事務所はトップから現場までガバナンスが徹底していますからね」(同・スポーツ紙記者)

 それでも、限られた取引先には事前に報告をしていた。

「1月25日の夜に、嵐がCMに出演しているスポンサーの責任者にだけ伝えたそうです。広告代理店などには報告はしなかった。活動休止まで2年という猶予があるので、対応は可能だろうという判断です」(同・スポーツ紙記者)

 まさかの活動休止という“嵐ショック”の影響は計り知れないが、決断に至った背景にはメンバーの私生活がある。

メンバーの恋愛事情

「大野さんは'15年9月に『FRIDAY』で10歳年下の元女優との交際が報じられました。直後に行われたコンサートでは、 “裏切り者”などと書かれたうちわを掲げるファンもいましたよ」(ワイドショー関係者)

 ほかのメンバーの交際報道も続いていた。

「'16年7月には二宮和也さんとフリーアナウンサーだった伊藤綾子さん、'17年には櫻井翔さんとテレビ朝日の小川彩佳アナ、相葉雅紀さんと一般女性の交際が発覚。松本潤さんも井上真央さんとの関係を何度も報じられましたね」(前出・スポーツ紙記者)

 『週刊女性』は昨年8月にいち早く、二宮と松本の結婚について報じているが、この結婚についての考えにメンバー間でズレがあったようだ。

相葉さんは最後まで活動休止に反対していたそうです。一方、二宮さんは伊藤さんと結婚するためには嵐も事務所も辞める覚悟だったと報じられています。嵐としての活動と結婚に関して、溝ができていたんですね」(ワイドショーデスク)

 メンバーは話し合いを重ね、昨年2月に、“5人でなければ嵐ではない”という結論に至った。6月になって、事務所にその決断を伝えた。

 事務所にとっても、嵐の活動休止はそうとうな痛手となる。

「昨年のCDやDVDの総売り上げは約67億円。『VS嵐』(フジテレビ系)や『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)など人気のレギュラー番組も抱えています。'16年末にSMAPが解散したいま、ジャニーズでいちばんの稼ぎ頭です」(レコード会社関係者)

 昨年6月には事務所も活動休止を知っていたということだが、なぜ公表まで半年以上の時間がかかってしまったのか。それには、どうやら切実な理由があるようだ。

活動休止が決まった'18年6月の直前に起きたのがTOKIOの山口達也さんの騒動。その後も、NEWSの小山慶一郎さんと加藤シゲアキさんの未成年女性との飲酒発覚や、渋谷すばるさんの関ジャニ∞脱退、タッキー&翼の解散と、ネガティブな報道が続きました。

 それらの対応に追われるうちに、タイミングを逃して、年明けの発表になってしまったのでしょう」(前出・ワイドショーデスク)