圭さんの“お気持ち文書”が公表された1月22日、都内の勤務先から帰宅される眞子さま。文書のことも承知されていたというが……

「今年5月のお代替わりの後、基本的に皇太子ご夫妻が、両陛下の公務を引き継がれることに決まりました。

“三大行幸啓”といわれる『全国植樹祭』『国民体育大会』『全国豊かな海づくり大会』に加え、“七大行啓”のひとつだった『国民文化祭』も引き続き、皇太子ご夫妻が担われることにもなりました」(皇室担当記者)

 七大行啓のうち、4つの地方行事は『皇嗣』となられる秋篠宮さまと紀子さまが担当されることも決まり、ますます秋篠宮家が重要なお立場に。

 ご両親と同じく、長女・眞子さまも皇室のお仕事に邁進される予定だ。

「今まで秋篠宮ご夫妻が出席されてきた『全国都市緑化祭』など、計3行事を眞子さまが引き継がれます。

 さらに、今年7月ごろには、日本人の移住から120年を迎えた南米のペルーやボリビアなどを訪問される予定です。海外への単独訪問は昨年のブラジルに続き、2年連続となります」(同・皇室担当記者)

 ’20年まで延期されている恋人・小室圭さんとの結婚が実現すれば、これが眞子さまにとって“結婚前最後”の海外訪問になる可能性も……。

「母親の佳代さんが、元婚約者男性との間に借金トラブルを抱えていることが最大の理由となり、昨年2月に結婚延期が発表されました。その半年後、圭さんは3年間のアメリカ留学に発ちました。

 しかし、昨年11月の秋篠宮さまのお誕生日に際しての記者会見で結婚したいのであれば、“それ相応の対応をするべき”と、厳しいご発言が飛び出したのです」(宮内庁関係者)

小室圭さん

 そのご発言を受けた圭さんは1月22日、金銭トラブルの経緯を説明する文書を公表した。

 元婚約者の竹田さん(仮名)は、この文書に書かれた内容に反論する。

「文書には、私が貸したお金について“返してもらうつもりはなかった”とありますが、そのような発言をした覚えはありません。さらに、“結婚生活を始める準備をしていました”という記述もありますが、2年間の婚約期間に準備をしていた認識もありません。

 小室さんたちとは別々に暮らしていましたし、たまに3人で食事に行くくらい。帝国ホテルでの圭くんの成人の記念撮影でも、私は入れてくれませんでした。しかも、佳代さんは“ここは主人がよく使っていたところなんです”と言っていて、私と婚約中なのに無神経だとも感じました

 圭さんのお気持ち文書が公表された同日、竹田さんのもとには代理人弁護士から書留が届いていた。

「“直接お会いして話し合いたい”といった内容だったそうです。というのも、小室さん親子は、元婚約者から受けたお金の支援を“借金返済”ではなく、“慰謝料”“迷惑料”などの名目で返す可能性があるそうなんです」(秋篠宮家関係者)

秋篠宮さまは文書の内容に納得しているご様子はなく……

 当事者の竹田さんも、圭さんにかかった学費など、約300万円が返金された場合は「和解する」という。

「本音は全額を返金してほしいですが、最悪、生活費はあきらめてもいいです。ただ、圭くんの学費やアナウンススクールの授業料などは小室家が生活していくのに関係のないお金なので、必ず返してほしい。返金してもらえるなら、どんな名目だとしてもこの件は打ち止めでかまいません

 金銭トラブルが解決すれば、自然と結婚へ進んでいくという見方をするのは、ある皇室ジャーナリスト。

「秋篠宮さまは、小室家にまつわる金銭トラブルを解決することと、将来計画の見通しを立てることを圭さんに求められています。

 今回の文書公表がきっかけとなって金銭トラブルを解決すれば、結婚へ一歩前進します。将来計画に関しても、圭さんは今年中に弁護士資格の受験資格を得られるので、“一発合格”ができれば、経済的な自立の証明につながっていくでしょう」

 一見、眞子さまの結婚騒動が前進しているように見えるのだが、前出の秋篠宮家関係者は「暗雲が立ちこめている」と語る。

'18年11月の記者会見で《それ相応の対応をするべき》と述べられた秋篠宮さまと紀子さま

「秋篠宮殿下は、小室さんが公表した文書の内容に対して“何なのでしょう……”と、話されていました。文書の内容に納得しているご様子ではなく、逆に困惑しておられたのだと思います。

 殿下は、小室さんが借金トラブルをクリアして、将来計画の見通しを立てたうえで“多くの人から祝福される状況”になることを求めていらっしゃいます。しかし現状では、多くの人から祝福されているとは思えないので、ご結婚はまだ遠いのでは……」

この状況では一時金の額も議論の対象に!?

 さらに、この問題は“両陛下のスタンス”とも相反してしまう可能性がある。

“両陛下の思い”をよそに、多くの人から祝福されないままの結婚を危惧する宮内庁関係者も

「現在の両陛下は、これまでずっと国民に寄り添われながら務めを果たされてきました。

 もし、このまま国民から祝福されていない状況で眞子さまと小室さんが結婚した場合、両陛下の“思い”を裏切ることになってしまいます。

 確かに、多くの人から祝福される状況というのは数字では測れませんが、小室さんに不信感を抱いている国民は少なくないでしょう」

 宮内庁ОBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんも、次のように話す。

現在の天皇・皇后両陛下に限らず、皇室の方々は“国民とともにある”ことを最も大事なこととされてきました。もちろん、秋篠宮殿下も同じお気持ちで、“国民感情”を非常に大切にされているでしょう。だからこそ、多くの人に納得してもらい、喜んでもらう状況になることを求められたのだと思います」

 多くの国民から祝福されていない状況で結婚された場合、眞子さまが皇籍離脱される際の一時金の額を決める『皇室経済会議』にも影響があるという。

「ご結婚が決まれば、一時金の額を決める『皇室経済会議』は必ず開かれます。ただ、おふたりのご結婚が国民に祝福されていないと思われる状況の場合、“限度額を支給するのか”“どの程度の減額が妥当なのか”などの判断が難しいでしょう」(山下さん)

 眞子さまと小室さんが進みたい道の前には、まだまだ「壁」があるようだ。

国民に寄り添われてきた両陛下は、眞子さまの結婚問題をどうお考えなのか(1月21日)