写真はイメージです

冬には怖い思いをしがち?
数多く集まった心霊体験談

 まだまだ寒い日が続きますね。暖房の効いたところでぬくぬくとこれを読んでいるアナタ、決して後ろを振り返ってはいけません。カーテンのすき間からのぞく結露した窓ガラスの向こう側に、黒い影が!……あるかもしれません。それは不審者か、人にあらざるものか!? 凍てつく寒い冬にピッタリな、20〜30代の女性200人から集めた、ゾッとする恐怖体験談を集めてみました。(協力:アイリサーチ)

 まずは張り詰めた冬の空気を切り裂くような、恐ろしい心霊体験からどうぞ。(原則としてコメントは原文ママ)

【鳥肌が立つ心霊体験談】

「大阪へ遊びに行き、深夜コンビニへ出掛けたときのこと。繁華街なので気を抜いていたら、信号待ちで真っ赤なコートを着た黒髪ロングの女にずっと見つめられていた。気のせいだと思い無視していたら、ずっと後ろをつけられた。慌てて近場のコンビニに駆け込み、店を出たときにはもういなかったので安心した。明らかに異様な人だったのに、周りの人が誰も彼女に視線を送っていなかったことが気になっています。 知らない土地で一人きり、気持ち悪いというかお化けのようで怖かった思い出です……。人間だった場合のほうが怖いですけど」(33歳・長野県)

「学校の帰り道に、1年前道路の反対側にいるお母さんの所へ行こうとした小1の女の子が車にひかれて亡くなった場所がある。ある日部活で遅くなり、暗闇の事故現場を通らなければいけなくなった。私は怖がりなので走って通過しようとしたが、なぜか足がすくみ涙が流れた。後々調べてみると、その日はその少女の命日だった。何かを伝えたかったのだろうか。 今でも不思議」(30歳・滋賀県)

「幼いころの確か真冬の夜、2階の寝室で家族3人で川の字で寝ていたとき。3人全員で寝ていたはずなのに、ドアの向こう側から“ペタペタペタペタ”と、床が軋む音ではなく、明らかに濡れた何者かの足音が聞こえた」(24歳・東京都)

 ただでさえ怖い体験なのに、しんしんと冷えた寒い冬に体験するとなると、恐ろしさもひとしおだったことでしょう。さて、冬ならではのシチュエーションやイベントにひも付く心霊体験もいくつか寄せられました。

【冬ならではの心霊体験談】

「彼氏と高速道路でサービスエリアの駐車場に車を止めて、暖房をかけてひと休みしていたら、窓が曇って外が見えなくなりコンコンと音がした。窓をこすって外を見たら少し離れたところに子どもがいて、手を振っていたので振り返しました。すると彼が、“喉が渇いた”と外に出て、自動販売機で飲み物を買って戻ってきて。何気なく“この時間だと車が1台もいないや”と呟いたんです。ふと考えると車のライトの光も感じなかったし、音もしてなかったので、“こんな高速道路の途中に、子供が1人でいるはずないよね”と彼と話して、すぐにサービスエリアを後にしました」(25歳・鹿児島県)

「冬は日が暮れるのが早く、居残り保育当番で冬の鍵閉めチェックの見回りは正直苦手だった。保育園の2階に上がっていくと、足音がしたのと同時に足元も見えたので私以外の誰かも2階に上がるんだと安心したが、見回りをしても誰もいない。急に空気がキーンと張り詰め寒気がして、後ろを振り返ってはいけないと本能が警笛を鳴らしていたので、急いで1階に降りた。降りた瞬間に緊張が一気に解けたが、他の職員に聞くともう1人だけ同じ経験をしたことがあったそう。それ以来、見回りは子どもを連れて行くようにした」(30歳・大阪府)

「私自身は霊感などがまったくないので、当時も同行しながら何も感じなかったのだけれど、友人たちとの初詣で神社やお寺を回っていたときのこと。仲間内に1人、霊感がある男の人がいた。普段は特に騒ぎ立てる事もないし、あえていろいろ言うようなタイプでもなく、その日も特にそういった発言はなかったのだけど、 別の女の子が2か所目あたりで身体の不調を訴え始めた。肩や背中が重いだけではなく、吐き気もするとのこと。先述の男性に相談すると、最初のお寺さんで何かが憑いてきているという。男性が背中を叩いたり撫でたりしているうちに、女の子の体調も戻った。女の子が“これまではそんなことはなかったのに”と言うと、男性は“同行する人によっても変わるから、僕が引き寄せて、女の子が乗られてしまったんだろう”とのことだった。そんな事もあるんだなぁと、うすら寒くなる出来事だった」(36歳・東京都)

 夜が長く、神社仏閣に訪れる機会が多いお正月は、恐ろしい体験が自ずと多くなるのかもしれません。いわく付きの場所には、どこか違う空気が流れるといいます。「危ないかも」と少しでも感じたら、本能の警告に従って損はないでしょう。

写真はイメージです

真冬の怖い話、百花繚乱

 さて、怖い体験はなにも霊などにまつわるものばかりではありません。ときには実在の人間や、はたまた偶然や自然に由来するケースもあります。

【リアルすぎて怖い体験談】

「夕方の帰宅時、暗い道でお経みたいなものを唱えながら傘を振り回すおじさんが歩いてきた」(26歳・福岡県)

「お正月には親戚が集まり、積もり積もった話などするが、滅多に会わない義理兄弟となんだか話が合わないと思ったら、姑が自分の都合のいいように話を作り変えて言いふらしていた。怖い」(35歳・埼玉県)

「主人の祖母が、飲み屋の帰りに酔っ払って、雪の中で凍死してしまったこと」(37歳・滋賀県)

「小学生のとき、コオロギを飼っていた虫かごを庭先にずっと放置していて、年末の大掃除で母親から片づけを命じられた。中身を捨てようとフタを開けたら、ゴキブリがうじゃうじゃ飛び出してきた。あまりのことに腰を抜かしました」(36歳・大阪府)

「当時付き合っていた彼氏と、冬にダムまで肝試しに行き、現地でケンカして車を降ろされた。怖いし寒いし、死ぬかと思った」(35歳・奈良県)

 ある意味、霊より怖いかもしれないエピソードが集まりました。トラウマになりそうですね。さてさて、身も心もたっぷり冷え切ったところで、最後に怖いけど“ちょっと笑える”エピソードをどうぞ。

「雪の降り始めのころ、“雪道は滑らないから、自転車はOK”という噂を聞いて自転車でアルバイトに向かったら、主要道路の真ん中で派手に転んだ!」(29歳・北海道)

「手袋を持ってるくせに、気になる男性の前だと手袋を隠し、“さむ~い”という友達がいます。 女は怖いと感じました」(33歳・大阪府)

「小学校1年生にして、親からサンタクロースの存在をバラされた。当時はサンタクロースの存在を信じていたので、すごくショックだった。今、自分も子どもができて思うのは、“バラすの早すぎじゃない?”という気持ちです」(35歳・静岡県)

「暖房をつけたはずなのに、一向に暖かくならないと思ったら冷房をつけていた」(30歳・北海道)

 皆さんはこの冬、怖い体験をしましたか? 願わくば平穏無事に春を迎えたいところですが、望まぬ形で見舞われるのが恐怖体験。危ない場所はもちろん、怪しい“人”にも近づかないよう、くれぐれもご注意を。

<文/雛菊あんじ>