
小中学生を中心に大ブームを巻き起こしている動画投稿アプリ『TikTok』。音楽に合わせて15秒ほどの動画を作成、公開するものだ。最近ではテレビCMもたくさん流れており、知っている人は多いはず。
小学6年生ながら、わずか1年間でフォロワー数250万人、130万「いいね!」を獲得という圧倒的人気を誇るティックトッカーが、Hinataちゃん(12)だ。
「5年生でスマホをもらって、ずっと気になっていたTikTokを始めました。なるべく毎回、違う服を着て、いろんな角度で撮るなど工夫してます」
洋服のスタイリングは、ほぼ自分でするという。
「洋服はぜんぶで100着ぐらい持ってます♪」
両親とプチプラショップに行って買いそろえるのが定番だそう。服だけでなく、メイクもばっちりのHinataちゃん。お姉さんやお母さんに教わっていると思いきや、自らユーチューブの美容系動画を見て、流行メイクを研究しているとのことで、ヘタな大人より完成度が高い! そんな彼女のフォロワーは“ひなちょす”と呼ばれ、その多くは女子高生だ。最近は女子小学生のファンも増えてきた。
「学校で友達に、動画見たよって言われるようになりました。下の学年の子から“サインください”って言われたときはうれしかった! サインはパパが考えてくれたのを覚えました(笑)」
携帯アプリだけで、アイドルばりに人気が出るのは、スマホ時代ならでは。テレビなどの取材も増えてきた。
ちなみに、月のお小遣いを聞くと、
「いくらっていうのは特に決まっていなくて、出かけるときにもらいます。だいたい3000円ぐらい。でも全部は使わないので、余ったらコッソリ貯金しています」
と、ちゃっかり。
ティックトッカーは、同世代にとって憧れの“職業”だけど、
「いまは表に出るのが楽しいけれど、将来はヘアメイクさんとかネイリストとか、美容系のお仕事をしたい」
と、意外や裏方志向!?
現在はユーチューブの配信もスタート、その撮影のため月に2回、名古屋と東京を往復している日々だという。
「前はひとりじゃ何もできなかったけれど、今はひとりで新幹線に乗ることもできるようにもなりました。東京で暮らす話もあったけど、やっぱり怖い! お父さんとお母さんの支えがまだまだ必要です」

野々山ひなた◎愛知県出身。好きな教科は図工と体育。嫌いな教科は国語。好きな食べ物はパピコ(アイス)、嫌いな食べ物は梅干し。部活はバスケットボール