電車やバスで、街中で、あるいは職場で……。おじさんたちの不快な仕草を目にしたことはありませんか? おじさんに限定するわけではないのですが、なぜか気になるケースが多いのが不思議ですよね。
そこで20〜30代の女性200人にアンケート! おじさんがしがちな仕草のうち、もっとも不快指数が高いものは?(協力:アイリサーチ)
思わず目を背けたくなる迷惑行為。
なかでも許せないのは?
■不快なおじさんの仕草TOP10
(全22項目から回答。1位3pt、2位2pt、3位1ptで算出)
1位 ツバや痰を吐く(282pt)
2位 くしゃみを手でふさがない/うるさい(175pt)
3位 咳をしているのにマスクをしていない(123pt)
4位 行列に平気で割り込む(83pt)
5位 口から謎の不快音を出す(81pt)
6位 わざとらしいボディタッチ(74pt)
7位 鼻毛や耳毛を指でつまんで抜く(66pt)
8位 お札を数えるときなどに指を舐める(57pt)
9位 貧乏ゆすり(49pt)
10位 人のことをジロジロ見る(48pt)
2位以下に大差をつけたのは「ツバや痰を吐く」でした。たしかに、汚いものを目にしたくない人には最悪な行為ですよね。その飛沫が飛んできたらもう……。それが朝なら、早々に帰宅したくなります。
また、2位に「くしゃみを手でふさがない/うるさい」、3位に「咳をしているのにマスクをしていない」も気分が悪いものです。そこから風邪やインフルエンザのウイルスに空気感染すれば、心身ともに最悪のダメージ……。そんな意味で、“実害”の大きい上位3項目には納得がいきます。
4位に「行列に平気で割り込む」、6位に「わざとらしいボディタッチ」など、不快指数が高い行為が上位に来るのはよ〜くわかります。しかし5位の「口から謎の不快音を出す」は考えさせられるものがあります。
謎の咀嚼音(そしゃくおん)やすするような音など、都会の騒音のひとつにおじさんの“さえずり”があります。実害は特になく、考えようによっては鳥の声と一緒なんですけどね。
さて、ここからは女性たちが過去に体験した衝撃的な「おじさんの不快な仕草」の思い出を振り返ってもらいましょう。(原則としてコメントは原文ママ)
生々しくて不快な体験談がズラリ
【精神的にキツかった思い出】
「昔の上司のクセが舌打ちでした。本人も気難しい人だったし、舌打ちするたびに空気が悪くなるのを感じました。今思い返しても、ものすごく嫌だなと感じます」(36歳・大阪府)
「理由はハッキリと覚えてないが、途中駅で乗り込んできたおじさんが、乗り込み方か話し声について同じ駅から乗ってきたおばさんに注意されたとき、“なんだよ? なんなんだよ?”と言い返し体を近づけていた。おばさんも“この人やばい”と思ったのか、場所を少しずつ動いたのに、ずっとついていって耳元でなにかを言っていた。いい年したおばさんおじさん(両者50代くらい?)のやり取りに引いた」(26歳・東京都)
「普段は、穏やかでゆるキャラのようなおじさんが、くしゃみと咳をするときは爆音。ビックリして心臓がバクバクしました」(38歳・神奈川県)
【見ていられなかった思い出】
「鼻をほじって鼻クソがついた指を、電車の座席にこすり付けていた」(30歳・神奈川県)
「会社の上司が、顔や口を、腕あたりで拭くので、ワイシャツの袖が驚くほど汚い。そんな人に『きのこの山』を手渡しでもらったので即捨てた」(32歳・愛知県)
「職場の上司だった人で、営業職だったのですが、太っているためお客さんの前でも汗ダラダラ。特に夏場は本当にヤバかったです。お客さんに渡す提案書を見せながら説明する上司。その提案書の上に汗がボタボタと落ちていました。そして、その提案書を普通にお客さんに渡す上司。もう、色んな意味で衝撃でした」(35歳・静岡県)
【マナーに反する許せない思い出】
「歩きタバコをして平気で道にポイ捨てをしたおじさんは、あり得ないと思って印象に残っている」(31歳・愛知県)
「加齢臭がキツいのはわかるが、満員電車内で香水を振りまいていた。 加齢臭とつけ過ぎた香水の匂いが混ざって、余計に気持ち悪かった」(30歳・滋賀県)
「密室(電車、バス、エレベーター等)で満員なのに、他の人が降りるときにまったくどこうとしない人」(25歳・東京都)
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人の振り見て我が振り直せという言葉があるように、不快な行動を目にしても、反面教師にして自身に生かすのが大人ってもの。まあこれほど強烈に不快な仕草をする人はそういないと思いますが、知らず知らずの間に誰かを不快にさせていないか、少し考えてみるのもいいかもしれません。
<文 / 雛菊あんじ>