毎週日曜日の夜に放送されていた、菅田将暉主演のドラマ『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)。昨今、ドラマや映画で引っ張りだこの菅田のほかに、永野芽郁、上白石萌歌、川栄李奈、今田美桜、片寄涼太など、今をときめく若手俳優が総出演している学園ミステリードラマだ。
「ドラマの時系列と同じ、3月10日に放送された最終回の平均視聴率は15・4パーセントでした。'15年4月に新設された同枠のドラマの最終回としても、最高視聴率を記録。ドラマ離れが叫ばれる中でこの数字を記録したことは、『3A』が視聴者の心を打った証明だと思います」(テレビ誌ライター)
劇中ではSNS問題をテーマにしており、SNSを頻繁に利用する世代や現代社会に警鐘を鳴らす最終回となった。
名残惜しそうに……
そんな緊迫したオンエアとは対照的に、制作現場では出演者たちが和気あいあいと撮影に臨んでいた様子。
「撮影期間中に誕生日を迎えた演者さんを現場で祝う機会があったんですが、なんせ生徒役の子だけで30人ほどいますからね。人数が多いので月に2、3回ケーキが出てくるなんてこともありました(笑)」(制作会社関係者)
休憩時間にはリラックスした姿も多く見られたそうで、
「現場では生徒や先生をはじめ、共演者の間でけん玉が流行っていて、誰が一番うまくできるかを競い合ったりもしていました。土村芳さんは初心者だったんですが、撮影の合間に練習して少しずつ上手くなっていましたね」(芸能プロ関係者)
最終回放送日の夜には、雨が降りしきるなか、都内のレストランで打ち上げが行われた。スタッフらが入口に並んで出迎える中、座長の菅田をはじめ、永野や今田、片寄、椎名桔平などが続々と会場入り。和やかなムードで宴は始まった。
「この日の菅田さんのファッションは“'80年代の刑事ドラマ”を彷彿(ほうふつ)とさせるシブい出で立ちで、スタッフからもツッコミの声が上がっていました。3か月に及ぶ濃密な時間を過ごしてきただけに、みんな終わってしまうのが名残惜しそうな感じでしたよ。生徒役の子たちは年齢が近かったこともあり、本当に仲がよかったですからね」(会の参加者)
午後9時半過ぎに1次会がお開きになると、出演者たちが続々と会場から出てきて、ほど近くにあるパーティースペースへ。そのまま深夜まで打ち上げは続いたのだった。
菅田にとっても、3年A組の生徒たちにとっても、忘れられない“卒業式”になったはず。