手を振る斎藤工。白石和彌監督(写真右)は涙目で「楽しんでもらいたいという一念で作った作品」 撮影/渡邉智裕

「僕も映画の公開日を誰よりも待ちわびているひとり」(斎藤工)

 出演者であるピエール瀧がコカインを使用したとして、麻薬取締法違反で逮捕。それを受け、劇場公開について協議が重ねられていた映画『麻雀放浪記2020』がノーカットで予定どおり公開されることが決定した。

 瀧容疑者について共演者が言及するとあり、80人ほどのマスコミが駆けつけた完成報告イベントに登場した斎藤は、「第一報を聞いたときは状況が咀嚼(そしゃく)できなくて……。いろんな作品でピエールさんはとても重要なピースのひとつだったので。ひとまず東映と(監督の)白石さんが英断してくださったとホッとしております」と胸中を吐露。

 出演作品の自主規制が相次ぐなか、決断を下した同作品が、一連の流れを変える……!?

『麻雀放浪記2020』は4月5日(金)、東映系にて全国ロードショー。

ピエール瀧が演じているのは、斎藤工演じる主人公の運命を揺り動かす元五輪組織委員会長という重要な役どころ (c)2019「麻雀放浪記2020」製作委員会