三船美佳が再婚を発表した。お相手は3歳年上の一般人男性だという。
4月7日、都内で行われたイベントに出席した際、幸せいっぱいの笑顔で、相手の男性のことや結婚に至るまでの経緯について、記者の質問に答えていた。
夫になる男性とは1年半前に知り合い、結婚前提で交際を始めたが、
「子どもがいたので慎重に進めようと思った」
という。
14歳になる長女は男性に「ちゃんと(プロポーズ)したほうがいいよ」と進言。
そして、この3月に娘の前でプロポーズを受けたのだという。
まだ先のことだろうが、子どもについて聞かれると、
「娘も弟妹を欲しがっています。でも授かりものなので、流れに任せます」
と答えていた。
三船の話を聞いていて、ちょっと気になったのは、たびたび登場する“長女発言”。
そんなに、子どもが、子どもが、と強調しなくてもいいのでは、と感じたのは私だけではないだろう。
子どもの“後押し”
ここ最近で思い当たる、子連れ再婚をした女性芸能人といえば、竹内結子や小倉優子などがいる。
竹内は三船同様、報道各社にFAXで、
《将来を話し合う中で、『三人一緒になればこれから楽しくなるね』と息子が背中を押してくれたこともあり、このような運びとなりました》
と、子どもの“後押し”を強調した。
元夫のゲス不倫を乗り越え、'18年に一般人男性と再婚を果たした小倉優子も熱愛報道が出た当時、こうコメントを寄せた。
《現在に至るまで、子供達と一緒に親睦を深めて参りました。彼は、何事にも真面目に取り組む尊敬できる方です。子供達の気持ちも大切に考えてくださっています》
一般的にも、シングルマザーが多感な年ごろの子どもを抱えて再婚する場合、何をおいても不安なのは、子どもが再婚相手を受け入れてくれるかどうかだろう。ファンならずとも、世の女性たちはそれがいちばん気になるところなのだ。
元夫のツイッター
最近は再婚相手による連れ子への虐待がしばしば事件化するなど、世間の関心も高い。
特に元夫がよく知られた芸能人であれば、その子どもが成長してからも、何かにつけて目に触れ、耳にする存在だ。
子どもが新しい父親をどう受け入れるのか? 彼女たちは世間のそんな心配と疑問に答えているのではないだろうか。
それにしても、だ。
三船が記者を前に、何かと長女を引き合いに出す理由はほかにもありそうな気がする。再婚を発表した翌日、元夫の高橋ジョージは自身のツイッターを更新し、
《娘とハーレー乗りたいなぁ 。(中略)報道にあった優しい方ならば、娘と引き裂くような事はなさらないと思いますし、自由に会いなさいと後押ししてくださると信じております》
と発言。彼はこれまでも娘に対する思いをたびたびツイートしているのだが…‥。
「元夫のジョージさんは離婚してから一度も娘さんに会えていない状態です。美佳さんはジョージさんと娘さんを会わせたくないのは明らか。
記者会見で長女と元夫の関係が良好であることを強調し、“娘離れをしてほしい”、世間に対して強く根付いてしまった“ジョージ・美佳のイメージをなくしたい”という思惑もあるのかもしれません」(在阪テレビ局関係者)
ジョージの想いが娘に届く日はくるのだろうか──。
<芸能ジャーナリスト・佐々木博之>
◎元フライデー記者。現在も週刊誌等で取材活動を続けており、テレビ・ラジオ番組などでコメンテーターとしても活躍中。