スーパー戦隊シリーズといえば、イケメン俳優たちの登竜門。照英、永井大、玉山鉄二、塩谷瞬などの歴代俳優をはじめ、近年活躍が目覚ましい千葉雄大、松坂桃季、竜星涼、志尊淳、横浜流星、中尾暢樹など若手俳優がずらりと並ぶ。女性戦士を演じた、さとう珠緒、長澤奈央、高梨臨、逢沢りな、飯豊まりえなど女優陣も大活躍している。
今回のリュウソウジャーの5人もまた個々の可能性を伸ばしながら身体を張って熱演中。大きく成長していく彼らに今のうちから注目!
リュウソウレッド/コウ役 一ノ瀬 颯
“勇猛の騎士”リュウソウレッドを演じている一ノ瀬颯。昨年、大学の入学式の日にスカウトされて、あれよあれよという間に見事にレッド役を射止めた。
Q.レッドのコウ役が決まったときの気持ちは?
「次のオーディションの打ち合わせで事務所に行ったときに、レッドが決まったと言われて……。落ちたと思い込んでいたので、びっくりしました。しばらくは実感がなくて朝、目覚めるたびに“本当にレッド? もしかして夢?”と何度も確認していました。
放送が始まり“レッドですよね”と声をかけてもらえるようになって、実感しています。受かったときもうれしかったけれど、声をかけてもらえるのは本当にうれしい。頑張らなければと、モチベーションも上がります」
Q.劇中のコウも一ノ瀬さんもカッコよくて、はまり役ですよね
「コウは声が大きくて、元気で、思い立ったらすぐに行動を起こすタイプ。僕はどちらかというと感情を表に出すタイプではないし、考えてから行動する慎重派で、真逆なんです。
でも、この1年はレッドのように熱い気持ちを持って、感情も大きく表す人間になろうと心がけています。自然体でコウの演技ができるようになればいいかなあと……」
Q.アクションで苦労していることは?
「身体を動かすことが好きだし、運動神経には自信があります。ただアクションは、動きを習ったらすぐに自分のものにして、演じていかなければならないので、思うようにできないこともあります。最初のころよりはうまくなっていると思いますし、これからもっと上達していくので、見ていてください」
Q.ストレス解消法は?
「毎日充実しているので、ストレスはありません。気分転換に、大声で歌ったり、ダンスをしたり。映画もよく見るんですが、すぐに感動してしまって、涙もろいというか、泣いてしまうんです。泣き虫レッドでは、カッコよくないですよね(笑)」
Q.将来の目標は?
「今は与えられたことに挑戦して、自分を試す時期だと思っています。将来的には、ものすごく平凡な人間や、逆に狂気的というかサイコパス的な役もやってみたいですね。この1年はヒーローに徹します」
リュウソウブルー/メルト役 綱 啓永
2017年第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞した綱啓永。子どものころからスーパー戦隊に憧れていたが、まさか自分が出演することになろうとはと、驚きと喜びで顔を輝かす。
Q.合格が決まったとき、最初に誰に報告したの?
「正直にいうと、決まったときは感極まって泣いてしまったんですよ。そのくらいうれしかった。それですぐに家族にラインで報告。ツイッターで僕を応援してくれている人たちにもすぐに報告したかったけれど、まだ家族以外には公表してはいけないってことで。言いたいのに我慢しなければならなかった間は、もやもやして早く言いたかったです(笑)。うれしいことを黙っているなんて、本当にムリですもん」
Q.ブルーは演じやすい?
「コウ、メルト、アスナは幼なじみという設定で、この3人の中ではメルトはクールなタイプなんですが、僕自身は、はっちゃけているタイプ。役に入り込むのに苦労したけれど、最近はメルトのスイッチが入るようになりました」
Q.アクションで苦労していることは?
「まだ撮影に参加していないときに、爆破のシーンを見学したんです。そのあとで、僕たちも参加する爆破シーンがあって、女の子のアスナの走るスピードに合わせようと決めていたんだけれど、いざとなったらアスナを置いて必死で走ってしまったんです(笑)。あとからアスナに文句言われましたけど、怖かったからなあ(爆笑)。
剣を使うアクションは得意です。素手で戦うシーンは、実際に殴るわけではないのでどうもしっくりこなくて。アクションをつけてくれるアクターさんに、“できていますか?”“大丈夫、いいストレートだったよ”と確認してもらっていますけど、剣もアクションも、この1年でうまくなってみせますよ。見てくれる子どもたちにブルーはカッコいいって思ってほしいですから」
Q.将来もずっと俳優を続けていきたい?
「お芝居で食べていけるようになりたい。“好きな俳優は?”という質問に僕の名前が挙がるような、いつかそんな俳優になりたいと思ってます。演技だけでなく人としても好かれる俳優が目標です」
リュウソウピンク/アスナ役 尾碕真花
2012年第13回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞し、アイドルグループX21のメンバーとして活動していた尾碕真花。連続ドラマの出演経験もあり、度胸も満点。メンタルの強さには自信があると笑う。
Q.子どものころはスーパー戦隊シリーズを見ていた?
「実はスーパー戦隊とか、特撮ってよくわからないんです。子どものころはプリキュアしか見ていなかった(笑)。オーディションを受けたのは俳優としての挑戦から。決まったときは単純に喜んでいたのですが、1年間続けていく責任を思うと、身が引き締まりました。
運動神経はそんなに悪くないし、やれるって自信があったけれど、実際にアクションをやってみると、下手でね(笑)。メゲている場合じゃないし、練習あるのみ。体力はあるしメンタルも強いので、へこまないで頑張っています。
“撮影に入るとやせるので、しっかり食べなければいけない”とアドバイスをいただいたけれど、いまだに1ミリもやせない。私って本当に丈夫で、スーパー戦隊向きの身体なのかも」
Q.紅一点でやりにくいことは?
「まったくありません、むしろ居心地がいいかな。ただ身体能力では、男性には負けてしまいます。爆破シーンで、5人一緒に走ると決まっていたのに、メルトとトワが全力疾走で先に行っちゃって。女の子を置いて逃げちゃうなんて、正義の騎士なのに(爆笑)」
Q.アスナってどんな女の子?
「アスナはぶりっ子で、演じていてもちょっと恥ずかしいなあって感じがあったのですが、私の地の明るさを出すようにして、アスナと私の距離が近づいてきています。
アスナの衣装って可愛いでしょう。これを着たらスイッチが入って、アスナになりきれるんです」
Q.将来はどんな女優になりたいの?
「周りの人と一緒にひとつひとつ作っていくような女優になりたいんです。私たちの仕事ってひとりではできない。お互いが力を出し合って作っていくものだから、チームワークが大切だと思うんです。リュウソウジャーも最高のチームワークで頑張っています」
リュウソウグリーン/トワ役 小原唯和
2015年第28回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト・ファイナリストをきっかけに芸能界入りし、モデル、テレビドラマなどに活躍中。5人の中ではいちばん若い16歳。
Q.グリーンに決まったときの気持ちは?
「僕の時代のヒーローはゲキレンジャーでしたね。役者になったからには、どうしてもスーパー戦隊シリーズに出たくて。だから決まったときは感動というか、めちゃくちゃうれしかったです。事務所で結果を教えてもらったのですが、サプライズで、そこに島根から出てきた母がいて、顔を見たとたん涙が出てしまいました。うれし泣きしたのって初めてです」
Q.それじゃあ、撮影しているのは楽しい?
「もちろん! サッカーを6年間やっていて、運動能力は自信があったけれど、アクションは甘くないっていうか。最初のころは全身が筋肉痛になってしまって(笑)……、今はもう大丈夫ですよ。撮影の合間もアクター(アクションを指導)さんと練習していて、それがすごく楽しい。剣さばきには自信があります。戦いのシーンではステップを踏むのですが、ここもカッコいいですから、僕のステップをぜひ見てください」
Q.トワと自分は似ている?
「僕は年齢のわりには落ち着いているタイプで、トワはやんちゃで生意気。自分にない部分なので、逆に演じやすいかな。これからいろんなグッズが販売されると思うけれど、グリーンのグッズを集めてしまいそう。ガシャポンでグリーンをゲットしようとしている人を見かけたら、それは僕かも」
Q.撮影ばかりの毎日が続くけれど、遊びたいとは思わない?
「思わないです。僕の24時間はリュウソウジャーとトワに捧げています。5人のメンバーではいちばん年下ですが、みんなやさしいし、仲がいい。今過ごしている時間を大切にしたいと思っています」
Q.将来の目標は?
「夢はでっかく、アカデミー賞俳優です。演技が評価される役者になりたいと思っています。小さいころは消防士が夢だったけど、今は俳優のてっぺんを目指します」
リュウソウブラック/バンバ役 岸田タツヤ
高校生のころからCMや広告モデルとして活動してきた岸田タツヤ。その後、数々のテレビドラマや映画に出演してきただけあり、圧倒的な存在感を放っている。
Q.ブラックのバンバ役と知ったときの心境は?
「決まったと電話連絡が入ったとき、思わず“何色ですか?”と聞きました。オーディションでは役は決まっていませんから、自分が何色かわからないんです。これまでのスーパー戦隊シリーズのイメージではイエローかなって思っていたら、ブラックで……。そうかブラックがあった! これこそ自分にぴったりだとうれしかったですね。人生って何があるかわからない、宝くじに当たるよりすごいことだって思いました(笑)。すぐに両親に報告しました」
Q.ブラックは演じやすいですか?
「自分は長男で弟がいるんですが、バンバも兄貴的な存在なので、そこはちょっと共通してるかな。バンバって僕が理想としている男像そのもので、どっしり構えていていざってときには、ものすごいパワーを爆発させる。自分がこうなりたいと思っている人間は、演じやすいんです。100%バンバになりきっています」
Q.アクションでの苦労は?
「アクションは好きです。去年から、そして今でもアクションの練習は続いていて、時間があれば殴ったり蹴ったりと身体を動かしています。そんな中で“この動きカッコいいから、撮影時に入れよう”ってなることも多く、めちゃくちゃ楽しくて。
ブラックの戦闘シーンは、アクション役の方が演じてくれているのですが、脇で見ている僕まで興奮してきて、つい身体が動いてしまいます」
Q.ヒーローになってうれしいことは?
「従妹に5歳の子どもがいるのですが、ブラックを応援してくれています。リュウソウジャーに憧れ応援してくれている子どもたちの期待に応えていきたいですね。大人の女性のみなさんにも見ていただけたら、うれしいかな(笑)」
Q.これからの目標は?
「バンバを演じていく中で、何が見えてくるのか、自分がどう変わるのか、それが楽しみです。そうやって経験を積み重ねながら演技者として成長していけたらと思います」
騎士竜戦隊リュウソウジャー
テレビ朝日系 毎週日曜 午前9:30~ 地球を支配するために宇宙からやって来た凶悪な戦闘民族ドルイドンから、地球を守る使命を託されたのが、古代人類リュウソウ族の中から選ばれたコウ(レッド)、メルト(ブルー)、アスナ(ピンク)の幼なじみ3人組と、バンバ(ブラック)とトワ(グリーン)兄弟の5人の騎士たち。リュウソウケンと呼ばれる剣を使って繰り広げられるダイナミックなソードアクションも見どころのひとつ。全体の方向性をつけるパイロット監督は、平成仮面ライダーシリーズを手がけてきた上堀内佳寿也。新時代のスーパー戦隊は、大人も楽しめる超エンターテイメント作!
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