アリーナツアー『JAEJOONG ARENA TOUR 2019〜Flawless Love〜』がスタートする1週間ほど前、都内のスタジオに現れたジェジュン(33)。バンドメンバーとダンサーが初めてそろったリハーサルに週刊女性が密着。
前日、一緒に振り付けの確認をしたというダンサーに「バンドとやると全然違いますね」と話しかける。ステージの広さ、花道の長さを実際に確認し、立ち位置や魅せ方を相談しながら細かく決めていく。
リハの途中、少し時間を割いてくれたインタビューで、こちらの想像以上に綿密な打ち合わせをしていた姿に驚いたと話すと、
「作り上げられたところに入っていて“こうしてください”と言われることに慣れていないので。最初から、スタッフのみなさんと話しながら決めていったほうが安心できるんです」
人懐っこい笑顔で語る。
4月10日に発売した初の日本語ソロアルバム『Flawless Love』は、オリコン週間ランキング、Billboard JAPANのアルバム・セールス・チャートなどで1位を獲得。ファンとの以前からの約束を果たした“プレゼント”と語るこのアルバムのリリースと同時に、全国アリーナツアーもスタートした。
「アルバムの収録曲を選ぶときに、この曲はライブでやったら絶対に盛り上がるだろうなということは考えました。ただ、ライブのことだけを考えちゃうと曲選びの幅が狭くなっちゃう気がして。だから、今回の収録曲は難しい曲が多いんです。最初から最後までレベルが高くて(苦笑)」
さまざまな愛のかたちを表現したアルバムを引っさげた今回のツアーで伝えたいことは、
「優しい愛が、どんどん熱くなっていって、激しいケンカをしたあとに別れて。再び、燃え上がる愛になる。そんなふうに愛がかたちを変えていく過程を表現したいと思っています。でも、愛の表現って、なかなか難しいですね」
そう語るジェジュンに、いま欲しい愛は何か聞くと、
「難しいですね……。愛はやっぱり難しい(笑)」
元気をくれるのは、特に「豆乳」
日ごろから、たくさんの愛をファンのみなさんからもらっていますよねと、伝えると、
「もちろんです! でも、もっと欲しいです(笑)。ただ、今回は完成度の高いライブになると思うので、ステージの上からみなさんに愛をお返しできたらいいなと思っています」
直前にステージを控えた緊張やプレッシャーをまったく感じさせない、いつもの笑顔。
「(手を震えさせながら)めちゃくちゃ、緊張してますよ! 本当なんですよ(笑)。不安は練習で解消するしかなくて。何回も何回も練習して、身体で覚えないと必ずミスしちゃうんです」
今のジェジュンに元気をくれるものは?
「食べ物かもしれないですね。お酒の量も減って、身体のためにしっかり食事をしています。最近は、特に豆乳。朝ごはんとして、豆乳にプロテインを入れて飲んでいるんです。筋トレも少ししているので、身体が大きくなってきました。今年こそ、筋トレを頑張ろうと思っているんです。何もしないと、どんどんやせていっちゃうんですよ。だから、ちゃんと食事と筋トレはしようと思っています」
いつ会っても、謙虚で気配りの人。タフなイメージですが、弱みを見せることはある?
「以前は、できないことを人に知られることに抵抗があったんです。でも、最近は人間らしく、素直になっていいんじゃないかなと思っています。僕自身、自分を人間らしい人の中でも特に人間くさい人だと思っているんです。今も、周りのスタッフのみなさんにいろいろとサポートしていただいていますし。さらけ出したほうが、より人間らしく付き合える気がしているんです」
実は、この日、週刊女性以外にも2つのテレビ番組が取材に入っている多忙ぶり。限られた時間の中で完璧を目指していく。
「神戸ワールド記念ホールと横浜アリーナの追加公演をやらせていただけることになったので、6月までツアーが続きます。これからどんどん天候も暑くなっていきますよね。その暑さと僕のライブの熱さでみなさんの体調が心配です(笑)。
いつもそうですが台本なしのトークと、特別に用意した映像。バラードを、ロックを歌うとき、ダンス曲を踊るジェジュンと、いろいろなジェジュンを見ることができるライブだと思います。ひとりじゃない感じがするって言われたらうれしいですね」