稲垣吾郎 撮影/坂本利幸

「何でしょう、この緊張感……(笑)」

稲垣吾郎『クリムト展』の“音声ガイド”

 東京都美術館にて開催中の『クリムト展 ウィーンと日本1900』(7月10日まで)でスペシャルサポーターを務める稲垣吾郎(45)が、メイン作品のひとつ《ユディトI》を前に生音声ガイドを披露した。

 昨春にウィーンを訪れた際、偶然にもクリムト作品を鑑賞していたという稲垣は、

「その華やかさや繊細さ、圧倒的な存在感に心を奪われました。(今回のスペシャルサポーター就任に)不思議な縁を感じています。このような大役を任されて、光栄です」

 と喜びをあらわに。本展ではクリムトが『交響曲第9番』に着想を得た全長34メートルにも及ぶ壁画の複製も展示。

 昨年、稲垣は舞台『No.9 -不滅の旋律-』でベートーヴェン役を演じており、

「自分が演じたときの風景が思い浮かびます。見れてよかった……」

 と感嘆の声を上げた。また、音声ガイドは今回が初挑戦。美術館を訪れた際は“必ず借りる派”だそうで、

「僕も借りていいですかね?」

 と茶目っ気たっぷり。すっかり魅了された稲垣は、

「次はプライベートでも来たいです。何度でも足を運びたい!

 もし自分の音声ガイドを聞きながら、作品を見ている僕を発見したら、声をかけずにそっと見守ってくださいね(笑)」