磯野貴理子

ずっと仲よしでいい夫婦だなって、安心しきっていました。貴理子さんが心配ですね

 そう話すのは、磯野貴理子の元夫・T氏の知人男性。磯野が離婚を告白したのは、レギュラー出演する5月19日放送の『はやく起きた朝は…』(フジテレビ系)。

「急なんだけどさ、私、離婚することになって。向こうから言い出したんだけどね。“自分の子どもが欲しいんだ“って言われて」

 T氏が磯野に突きつけた離婚理由を聞き、共演の森尾由美は涙を浮かべて言葉を失い、松居直美は号泣した。

 '03年、磯野はマネージャーだった男性と結婚したが、'09年に離婚。'12年に、24歳年下のT氏と再婚していた。

「番組の収録は5月7日で、そのときは離婚していなかった。だが、今はすでに離婚届は提出しているそうです」(スポーツ紙記者)

人の心は成長とともに

 この収録日の約3か月前、前出の知人は磯野夫婦の仲睦まじい姿を見ていた。

プライベートで伊豆の『河津桜まつり』に来てくれたんです。私はTくんとは昔から付き合いがあって、貴理子さんと結婚してからは2人と親しくしていました。'16年には、私がお願いして夫婦で、『河津町観光大使』になってもらったんです」(T氏の知人男性)

 この日は、T氏の兄夫婦の姿もあったという。

2人は、たぶんお兄さん夫婦の家に泊まったんじゃないかな」(同・T氏の知人男性)

 離婚目前の夫婦が親戚を交えた旅行を楽しめるものなのか。磯野と同じ24歳年下の夫と離婚の経験をもつ夫婦問題研究家の岡野あつこさんは、

「このとき、すでに夫婦の間で離婚の話が持ち上がっていたとしても、婚姻中にできた良好な関係を壊したくないという大人としての裁量をしたのではないでしょうか」

 24歳も年下の夫を持つ妻は、ある“覚悟“をもって結婚生活を送らなければならない、と岡野さん。

それは、重ねていく自分の老いと、年下夫の成長という未来を想定するという覚悟です。Tさんが結婚したのは20代で、まだ成長過程。人の心は成長とともに変わりますから」(岡野さん、以下同)

 若い夫は、いずれ老いた妻から“巣立つ“ということか─。磯野も、前出の番組で“しかたがないよ、今までありがとう“とT氏に対して感謝の言葉を述べていた。

「覚悟をもっての結婚なら、多少の葛藤はあっても相手を責めるより自分の幸せだった期間を消化するものです。“未練タラタラの年上妻で終わるまい!“というプライドとモラルも働きます」

 非難が殺到している“自分の子どもが欲しい“という離婚理由については、

結婚当初は“子どもはいらない“と夫婦でお互いに納得し合っていても、2人の価値観が変わることだって珍しくありません

 磯野は“いつか終わる結婚“という覚悟をもっていたのかもしれない。夫婦で最後に見た満開の桜も、今はすべて散っている─。