周辺住民のアイドル的存在になるかも(取手・5月22日)

 春にかえったヒナが成長し、移動できるようになる初夏には、各地のカルガモファミリーの動きが活発になる。

 東京の目白庭園では、池の中心に鳥小屋が設置されるなど環境はよく、みな園内で楽しく平和に暮らしているが、野生のカモたちは大わらわ!

 石川県のJR小松駅近くでは、親子が付近を歩いている途中、子ガモが側溝に落下。 

 行方不明になったわが子を鳴きながら探し回る親ガモを心配した住民が通報すると、警察官が出動。親ガモを誘導したり、子ガモを捜索するなど大捜査網が敷かれた。

 結局、再会することができた親子だが、茨城県の取手市でもトラブルが。近くの水田に引っ越し中だった子ガモたちが排水路内に入りこみ親と離ればなれに。

わが子を探し回る親ガモ(取手・5月22日)

 近所の男性が救出して水田に放すと、親鳥が飛来して合流できたという。週刊女性が現地を訪ねたときは、用水路をスイスイと泳いでいたが、まだ飛べない子ガモとの長距離の移動は、気軽にはいかないのかも。

(撮影/矢島泰輔、読者)