木村「久しぶりに圭くんに会ったら、ムキムキになって男らしくなったなぁって。スーツ姿を見たときにちょっとドキッとしちゃった」
田中「僕、あのときまだ20代前半で、やせててペラペラだったんです(笑)」
いよいよ公開された映画『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』の日本語吹き替えを務めた木村佳乃(43)と田中圭(34)。
2人が作品で一緒になるのは約10年ぶりだそうで、ツーショットの撮影では「なんか、照れる」と互いに笑顔を見せた。飾らない人柄で愛されキャラ。そんな2人に話を聞いた。
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田中「僕は吹き替えが初めてで。最初はそんなに意識していなかったんですが、あとから事の重大さに気づきました(笑)」
木村「子どものころから、やっぱりゴジラは見ていたの?」
田中「はい。特にVSシリーズは。ゴジラVSビオランテ、モスラ、メカゴジラとか。キングギドラが好きで“ソフビ”も持ってました」
木村「私が強烈なインパクトを受けたのは、やっぱり『シン・ゴジラ』かな。もう何回も見たし、すっかりファンになって(監督つながりで)『エヴァンゲリオン』のマンガも買って。本当にハマっちゃいました」
今回2人が演じるのは“すでに関係の壊れた夫婦”。互いを思うがゆえにすれ違いも……。
木村「私は最近、強い女性の声を演じることが多いなって(笑)。しかも今回は反抗期の娘と大ゲンカも。“ママなんか大嫌い!!”って感じで……。自分のせいで娘が傷ついてしまうシーンは、いてもたってもいられなかったです」
実際、プライベートで子どもとうまくコミュニケーションできなくて困った!! みたいな経験は?
木村「言葉を話す前のほうが何を考えているのかわからなくて、逆に今のほうがうまく意思疎通ができてるかも(笑)。圭くんは?」
田中「うちは下のチビが、機嫌がいいときは僕にずっと抱っこされてるんですが、たまに“ママじゃなきゃイヤ”って。そういうときは“おもちゃ買ってあげるぞ”ってモノで釣る(笑)」
木村「切ない瞬間ですね(笑)」
仕事とプライベートの“バランス”
とっても明るいイメージの2人。仕事などで悩んだときはどうする?
木村「終わらない仕事はないと思うようにします(笑)。まぁ、たいていのことはどうにかなるなと」
田中「うらやましい。僕は実はすごく落ち込みやすい性格。周りに何か相談しても“しょうがねぇだろ、元気出せよ”とか根拠のない説得を受ける(笑)。でも、それで逆に救われたり」
木村「いい、最高!(笑) 受け入れるしかないことってたくさんあるからね」
田中「そうなんです。結構周りの何気ない言葉に、前向きにしてもらってるのかもしれないですね」
映画にドラマ、舞台と大忙し。最近はバラエティーにも出演し、大反響!!
木村「私は“イッテQ!”に出演させていただいて。もう、大好きなんです。童心に戻ってはしゃげる!! 仕事なんですけどね。だってプライベートで海外に行って、わざわざナマズに噛まれたりしない(笑)。とにかく好きなんですよ」
田中「すごい(笑)。僕は今、“ゴチ”に出させていただいているんですが、バラエティーに出るようになって、小学生によく声をかけられるようになりました」
木村「わかる、わかる!!」
田中「この前、うちのチビと遊んでたら、周りに小学生たちがやってきて、そのうちのひとりの女の子が腰を抜かしちゃって。俺、そんなレアキャラになってんだ……って驚いた(笑)」
木村「圭くんのこと、すごい好きだったんじゃない? 彼女にとっては一生の思い出になったと思うよ」
公私ともに大人気で、仕事とプライベートのバランスは?
木村「おかげさまで仕事もしつつ、子育て中心の生活ができています。毎日送り迎えをしていて、今日もしてきました!!」
田中「僕は今月、ビックリするくらい休みが続いて。6連休とか。結局、家族につかまったんですけどね(笑)。でもこんなに一緒に過ごせることって最近なかったので、よかったのかも」
木村「幸せなことじゃない」
田中「まぁ、今日からまた忙しくなりますが(笑)」
木村「『おっさんずラブ』の映画も楽しみにしてるよ!!」
田中「ありがとうございます(笑)。何はともあれ、まずは今回の『ゴジラ』をみなさんに楽しんでもらえれば。(怪獣が)覚醒するシーンとか、めちゃくちゃカッコいいですからね。ぜひ映画館で見てほしい!!」
木村「うん、そうだね。私も子どもと一緒に見にいこうっと!!」
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』
キングギドラの覚醒とともに、世界各地で次々と目を覚ます伝説の怪獣たち。人類が未曾有の危機にさらされる中、ゴジラが姿を現し――。この地球の“王”となるのは? 前作に続き、渡辺謙が今回も出演!!