5月31日、東京地検は大麻取締法違反の疑いで逮捕された田口淳之介容疑者について、6月5日まで勾留を延長することを発表。ともに逮捕された小嶺麗奈容疑者についても、同様の勾留延長を認める決定を下した。
「田口さんは、交際していた小嶺さんの影響で、大麻を使用するようになったのではないかと言われています。小嶺さんは田口さんより5つ年上で、“姉さん女房”的な部分がありました。仕事の面でも、田口さんの関係者に対して、あれやこれやと口を出していたと聞いています」(芸能プロ関係者)
'17年4月に田口容疑者がリリースしたCD『Connect』。ソロになってメジャーから出した初のシングルだが、その撮影現場でも小嶺容疑者は彼に付き添っていた。
「小嶺さんはマネージャーのように振る舞っていて、田口さんも本番以外は彼女にべったり。撮影現場でもマイペースだな、くらいにしか思っていなかったんですけどね……」(レコード会社関係者)
気づかれずに使用することは可能か
一部報道によると、田口容疑者は「10年ほど前から大麻を使用していた」と供述しているという。10年前といえば、彼がまだジャニーズ事務所に所属していた時期。KAT-TUNのメンバーたちとは頻繁に顔を合わせ、ともに仕事をしていたはずだが……。
これだけの長期間、周囲に気づかれることなく大麻を使い続けることは可能なのだろうか。厚生労働省 関東信越厚生局麻薬取締部 元主任鑑定官で、薬学博士の牧野由紀子氏に聞いた。
「大麻のせいと確信が持てるかどうかは別ですが、何らかの異変を周囲は感じると思います。大麻を吸うと、ハーブのような独特な匂いが衣服や身体につきます。麻取には、薬物使用に関して相談が寄せられることが多くありますが、使用者の家族からの相談が多いです。
“息子がおかしなお金の使い方をしている”“様子がおかしい”といったものです。ただ、大麻を所持している場面に遭遇できることが確実でなければ、逮捕に踏み切ることはできません」
田口容疑者はKAT-TUN時代から、自身の歌う楽曲の作詞・作曲を行っていた。曲作りのために大麻を使っていた可能性はあるのだろうか。
「興奮作用が強い覚せい剤やコカインと違い、大麻は抑制と知覚変化の作用があります。五感が変化するので、音に対する感覚が変化するということもあります。“大麻は人気に陰りが出てきたミュージシャンが使う傾向がある”とも言われます。自分の歌がとても美しく聴こえるので、クセになって使用してしまうことはあるかもしれません」(牧野氏)
音楽活動にも多大な影響が出ている田口容疑者だが、彼がソロ活動を始めて以降、長らく窓口となって水面下で支えていた人物がいたという。とある芸能プロダクション社長のX氏だ。
「X氏の事務所は所属するタレントも多くなかったので、彼の営業を積極的にしてあげていました。小嶺さんにいろいろと口出しされることも多かったそうですが、頑張っていましたよ」(前出・レコード会社関係者)
田口の会社の登記を見てもX氏の名前は出てこない。業務提携だったのだろう。
「7月から開催されるはずだった全国ライブハウスツアーも、X氏が奔走して会場を決めてきたそうです。彼としては裏切られた思いでしょう」(同・レコード会社関係者)
週刊女性はX氏に話を聞こうと取材を試みたが、何度電話をかけても留守電になってしまい、つながることはなかった。
成功をつかむため、二人三脚で歩んでいたはずの2人。X氏は、何を思うのだろうか。