「1度、お受けしたお仕事ですので……」
5月末、『週刊文春』で複数の女性ファンとの不倫が報じられた原田龍二は、謝罪会見で記事内容を全面的に認めた。冒頭の言葉は、その会見の翌々日に彼が文藝春秋社を訪れたときのものだ。
「不倫が報じられる前に、『週刊文春』からグラビア撮影とインタビュー取材の依頼を受けていたんです。普通なら断りますよね。“なんて律義なんだ”と業界では話題です」(芸能プロ関係者)
業界からは意外な声も
自身のインスタグラムを通じてファンと接触。2人で食事もせず、ホテルも利用せず、愛車で近くの公園に直行して車中で事におよぶ“節約不倫”で、世の女性から大バッシングを受けた原田だが、
「ファンからメッセージが来て、それに答えただけだからそこまで悪くない」(バラエティー番組スタッフ)
「一緒に仕事をした人はわかると思うんですけど、彼はすごくいい人。この騒動も“いい人”だからこそ巻き込まれたわけで、嫌いにはなれない」(ドラマ制作スタッフ)
業界内での原田の評判は、不倫スキャンダル後もなぜか落ちていない。9月公演の舞台『サザエさん』の降板や、準レギュラーの旅番組の休止など不倫騒動の影響もちらほらあったが、『5時に夢中!』(TOKYO MX)やラジオのレギュラー番組は継続。
「一昨年にグラビアアイドルとの不倫が報じられた袴田吉彦さんも、スキャンダル後にテレビの露出が増えました。彼もスタッフ受けがよかったんです」(テレビ局関係者)
「降板の話はまったく」
そこで、仕事の状況について所属事務所に聞いてみた。
─レギュラー番組の制作側から降板の話はあった?
「何も言われずに、そのまま継続させてもらいました。『5時に夢中!』は、謝罪会見と同日に原田が出演した放送の視聴率がいちばんよかったらしいですね。まぁこういう話題で注目が集まってしまうのもアレなんですが……」
『サザエさん』の降板は、
「それはちょっと難しかったですね。やっぱりマスオさん役なので、原田の今のイメージではしかたがないかと」
旅番組も休止となったが、
「今、ちょっとペンディング状態です。というのも、一般の方たちと触れ合う企画なので、制作側に気を遣っていただいているというか……。それでも、先方からは降板の話はまったく出ていません」
新規の仕事のオファーも減っていないという。
「おかげさまで、スタジオで収録するバラエティー番組はいくつかいただいています。映画やドラマも何本かいただいて、スケジュール的に出演できるものを検討中です」
6月19日、ネット番組の生放送で太宰治の代表作『人間失格』を朗読する原田。スタッフからは“失格”の烙印は押されていないようだ。