先日公開された当連載の櫻井翔さんの「デカ顔→スッキリ小顔化」記事を見て、最近、輪郭のモタつきや肌のくすみが気になる私・ライターKは叫んだ。「羨ましい!」と!
どうしてって、アラサー以降は体重の増減にかかわらず、輪郭まわりのダブつき、毛穴のたるみ、肌のくすみ、赤み、etc.……顔の悩みが尽きず、しかも最近ではそれらの悩みが常態化してしまったのか、デカ顔化が進行している気が!?
嵐世代の自分としては、せめて顔のスッキリ感だけでも櫻井さんにあやかりたい。記事中で高須院長がオススメしていた小顔化施術を体験すべく、美容整形外科「高須クリニック」東京院に行ってきました!
小顔化メニュー体験当日
まずは問診票を記入し、メイクをオフ。洗顔用品やスキンケアアイテムは貸してくれるので、手ぶらで行ってもOKです。
そして今回担当してくださる医師・呂秀彦先生とのカウンセリングへ。呂先生に素顔の状態をチェックしてもらい、私にはどんな施術が適しているかを相談します。
呂先生が言うには、美肌の条件とは、
・キメが整い、透明感がある
・毛穴が目立たない
・シミが目立たない
そして小顔の概念とは、
・フェイスラインがすっきりしている
・頬の肉がもったりと重くない
・あご下あたりがすっきりしている
ということだそう。
そこで私がここ数年、疑問に思っていたことを呂先生に質問!
「あご下というより、ニカッと口角を上げて笑うと両頬の下、輪郭あたりに盛り上がった肉が目立ちます。これはなんでしょうか?」
デカ顔が問題になっていたときの櫻井さんにもあったような、この部分の肉。その正体はというと……?
「それは顔全体のたるみによるものですね。櫻井さんのようにダイエットして顔の肉を減らすことと、たるみに効果のある施術をすることで解消すると思います」と呂先生。
なんと! 太る以外にも、たるみからくるものだったとは!
そこで、今回の狙いである「小顔対策+美肌ケア」ということで提案されたのが、引き上げ&引き締め効果が高いメニュー「サーマクールFLX」と、美白・美肌効果があり、細かく薄いシミも取れるというフォトフェイシャルメニューの「フォトフェイシャルM22」。
即、「やります!」と答えると、
「ではその2つと……あと、だいぶ咬筋(こうきん)が発達してますね。それも顔が大きく見える原因ですよ!」と思いがけない指摘が!
口角を上げたり、歯をくいしばると、そのエラ部分にポコッと硬い感触がある。これこそがフェイスラインのシャープさを邪魔してしまう、発達した咬筋なんだそう。
咬筋が発達する原因は、歯ぎしり、食事の咀嚼(そしゃく)、普段の会話など、日常生活で思い当たるものばかり! エラ部分の骨が張っていないから大丈夫、というわけではないんですね。
では、この部分の解消方法は? と伺うと、
「『ボトックス注射』ですね。発達して目立った筋肉に廃用性萎縮を起こさせ、小さく薄くすることで小顔効果が見込めます。エラ以外にもおでこやあご先などの表情ジワ、ふくらはぎなど、さまざまな部位に打てます」とのこと。
これはチャレンジするかいがありそう! しかも、術後は即メイクもOK、スキンケアも通常どおりでOK、というのもうれしいところ。以上の3メニューを試してみることにしました。
いよいよ施術スタート!
さっそく、施術室に移り、まずは「フォトフェイシャルM22」から。
これは光を顔に照射する治療法で、コラーゲンの生成を活性化して、シミ、そばかす、くすみ、ニキビ、赤ら顔などの肌悩みを総合的にケアするそうです。
施術は光を顔全体に5分程度、照射するだけ。エステなどは60分くらいやるのに、たったの5分? ちょっと心配になります。シミやそばかす部分は光が反応してピリッと感じることもあると聞き、ちょっとだけ不安に。
ピッという音ともに機器を顔に当てられると、瞳の奥にまで感じる光に驚いてしまいます。
でも、施術中はほとんど痛みなし! 不安がっていたのがウソのようです。肌の上を滑る感覚も気持ちよく、5分間があっという間でした。
鏡で術後の顔をチェックすると、同行してくれた編集さんから「透明感が出た!」との声が!
確かに、パッと見でも、赤みが薄くなり、色が白く、くすみが取れているのがわかります。肌のトーンアップ効果としては満点です!
どれくらいを目安に通えば効果が持続できるか伺うと、1か月に1回が目安だとか。注意点としては、黒さに反応するため、日焼け後はできないそうです。
◇ ◇ ◇
次いで、“切らないフェイスリフト”とも呼ばれる「サーマクールFLX」に挑戦。
この施術は、肌の基礎鉄筋部分を担うコラーゲンの促成に効果があり、肌の奥深くに高周波の電気的な熱エネルギーを加えることでコラーゲンをたくさん作り、たるみを予防するもの。
まずは対極板をお腹に入れ、身体に電流がたまらないように事前準備を。こちらも麻酔はありませんが、熱さを感じる機器のため、冷やしながら行うそうです。さらに機器のヘッド部分から肌に振動を与え、痛みの感覚を鈍くしてくれるということで安心。ただ、「熱い」という意見にちょっと緊張……。
頬など、肌の厚みがある部位は“ほの温かい”くらいですが、輪郭や歯の周辺などはちょっとだけ熱さを感じました。ですが、熱っ! と思った次の瞬間にはスッと引いているので、ガマンできる程度です。
計300ショット、だいたい顔4周くらいしたら終了です。
鏡を見てみると、さっそく、フェイスラインが上がったように見えます!
これは引き上げながら施術した効果だそうで、ここから体内でコラーゲンが作られ、きちんとした効果が見えるのは約1か月後とのこと。
所要時間は20〜30分で、最初にやったフォトフェイシャルM22よりは時間がかかりますが、なんと半年に1回を目安にやればいいとのことで、効果が長いのも魅力! 40歳くらいの早い段階から始めると、50〜60代で明らかな差が出てくるそうです。
◇ ◇ ◇
そして最後は「ボトックス注射」!
事前に麻酔クリームを咬筋のあたりに塗ります。さらに高須クリニックでは赤ちゃんにも使えるような細い注射針で注射するそうで、痛みはかなり少ないとのこと。でもやはり注射。ちょっとドキドキします。
さて、麻酔を塗って約15分後、まずは左の咬筋あたりに注入!
最初だけ針が入るような圧を感じますが、痛みはほとんどありません! ただ、ちょっとだけ液が広がるような感覚があります(これは痛みゼロです)。
そして次は、右の咬筋部分に打ち、あっという間に終了!
呂先生がおっしゃるには、ボトックス注射は悩みに効く場所へ的確に、適量打てるかが大事だそうで、これは医師の経験値がものを言うそうです。なので、施術件数の多いクリニックを選ぶといいですね。
そして気になる効果は、2週間〜1か月で出るんだとか! 効果は半年ほど持続し、「また咬筋が出てきたかな?」と思ったころに再注射するといいそうです。
◇ ◇ ◇
当日の入浴はシャワーだけ、ほかは普通に洗顔などしましたが、痛みや違和感はありませんでした。
それと、顔に熱を照射するタイプの施術は体内の水分も蒸発するため、水分をきちんととり、スキンケアでは念入りに化粧水を入れ込むことが大事と聞き、いつもの倍程度の化粧水を使いました。
2週間後、その結果は?
そして、待望の2週間後……。
実は2週間を過ぎたころ、いつものようにメイクしていたとき、ふと「あれ? フェイスラインがすっきりしている!?」と思ったんです。
しっかり見てみると、確実に輪郭がシュッと、シャープになってる!
そして、口角を上げると出ていた咬筋ですが、触ってもボコッとしません!
横から見たフェイスラインもスッキリです。
また、毎日のスキンケア時に感じていたのですが、肌は透明感をキープしたまま! また、薄いシミもきれいに!
術前に口角を上げて笑うと気になっていた、両頬下の肉もダブつきが軽減されました。あと数回通ったら、だいぶ解消できそうです。
エステやコスメも魅力的ですが、即効性と確実性の高いクリニックでのスキンケア。ぜひ、おすすめしたいです!
※編集部注:施術中の感想や効果には個人差があります。
(撮影協力/高須クリニック東京院)