日傘男子広め隊
埼玉県庁環境部の男性職員によって、2017年に結成された“日傘男子広め隊”。男性がより日傘をさしやすい環境づくりを目指し、普及活動を行っている。隊員らも率先して、通勤時や出張時など、MY日傘を使用しているとのこと。
「私もこの活動を始める前は“日傘は女性が使うもの”というイメージを持っていたのですが、実際に使ってみると直射日光を遮ることができて涼しく、暑さ・熱中症対策にとても優れていて、女性だけでなく男性もどんどん使ったほうがいいと考えるようになりました。
去年くらいから量販店でも男性用日傘の種類が増えてきていて、男性も選ぶ楽しさを感じていただけるかと思います。まずは埼玉県庁などの男性職員が率先して日傘をさしていくことで、心理的なハードルを下げること、またイベントなどで実際に日傘を体験していただき、効果を実感していただけるよう、これからも地道な活動を続けていきたいと思います」(日傘男子広め隊隊長・栗原諒至さん)
街中日傘男子に直撃!
「僕はずいぶん前から日傘を使っていて、もう6~7年になるかな。日焼け対策っていうより、熱中症対策のためにさしています。暑がりなので、傘があると汗もかきにくく、快適なんです」
「去年の猛暑がすごかったので、それから使っていて、体感温度も全然違うように思います。周りではまだ使っている男性は少ないですが、日傘は本当にオススメですよ」
イマドキ日傘男子
情報番組『羽鳥慎一モーニングショー』でお天気キャスターとして活躍中の河波さん。実は6月にデビューしたばかりというホヤホヤの日傘男子なんです!
「今年に入ってデパートなどで男性用の日傘を目にする機会が増え、街中でも使っている男性が増えたように感じていました。僕はすごく暑がりで、女性の日傘を見て“涼しそうでいいな”と思っていたので、この機会にと先日デビューしました」
実際に使ってみた感想は?
「全然違いますね。肌感覚ですと5度くらい温度が違うように思います。また、以前は日焼け対策として日焼け止めクリームを使っていたんですが、肌があまり強くないので、できるだけ塗りたくないというのが本音で。日傘だと暑さも避けられ、同時に日焼け対策もできるので、すごく助かっています」
どんなときに使ってる?
「通勤時がメインです。あとは、趣味で東京ディズニーリゾートによく行くのですが、ショーの待ち時間はガンガンに太陽が照りつけてくるので日傘が大活躍しています。
今のような夏至の前後の時期は真上から日光がさすので、よけいに日傘は頼もしい存在です」
男性がより日傘をさしやすい環境にするためには?
「街中で日傘を使われている男性は、年配の方が多い印象です。年を重ねた方が、シミなどを気にしているということなので、男性も日焼けはよくないということをもっと伝えて、若い方も将来のため、シミ対策として必要なことなんだという考えが広まれば、より多くの方に日傘の大切さや、便利さを知っていただけるのではないでしょうか。僕も、1度使ってから日傘のよさに気づき、もう手放せない存在です」
〜渋谷ロフト店担当者が教える〜
男子の日傘事情
「お客様のお話を聞いていると、サッカーの試合観戦やフェスなどの野外イベントで、熱中症対策としてお買い求めいただく方が多いように思います」
どんな傘が人気?
「黒や紺といった暗めの色が人気ですね。やはり、まだ日傘に抵抗を感じられている方は、見た目からしてわかりやすい日傘というよりも、晴雨兼用のものを好まれる傾向があるように思います」
どれくらいの種類が?
「当店では、男性用の日傘だけでも50~60種類は常時、取りそろえています。昨年ごろからお問い合わせをいただくようになり、今年はより充実したスペースでの展開となっています」
イケメン日傘男子
舞台やバラエティーなどで大忙しの男劇団 青山表参道Xメンバー・村上由歩(22)。人前に出るお仕事をしているからこそ、気をつけていることもたくさん。
「学生のころは日焼けのことは気にせずに、焼きたいだけ焼いていたのですが(笑)、今こういうお仕事をしていると、日傘がいかに大切かを実感しますね。帽子をかぶっていても、首の後ろなどはどうしてもカバーしきれないので、日傘は便利だと思います。
昔は日傘をさしていると“女みたいなことをしてる”って思われる方もいたかもしれませんが、今は“日傘男子”という言葉ができるほど、男性の中でもメジャーなことになりつつあるのかもしれませんね。メンバーの中でも、塩野(瑛久)くんとかは特に美意識が高くて、日傘や帽子も普段から使っていますね」
男劇団青山表参道X第2回公演
『ENDLESSREPEATERS-エンドレスリピーターズ-』
【公演日】2019年7月20日(土)~7月28日(日)
【劇場】東京・品川プリンスホテルクラブeX