稲垣吾郎をモデルに主人公を“あてがき”した『週刊女性』の連載小説『ロストマン ロンリーハート』。この稲垣主演の“読むドラマ”は第2エピソードに突入し、より一層の盛り上がりを見せている。今回は、読者が選んだ主人公タカオ以外のキャスト候補を大発表! さらに、稲垣&飯田譲治が映像化にかける思いを語った。
『らせん』『アナザヘヴン』などで知られる映画監督・小説家の飯田譲治氏が原作を担当し、映像化を見据えた主演・稲垣吾郎の連載小説がスタートしてはや3か月。
個性的なキャラクターが登場し、“この役はあの人に演じてほしい!”という声が続々と集まっている。そこで、読者が選ぶキャスト候補ランキングをご紹介!
この人に演じてほしい!ランキング
まずは、稲垣演じる新開タカオの妻・フジコ役だ。彼女は大病院の院長の娘で、優秀な外科医。タカオの浮気の最中に倒れて植物状態になってしまい、タカオとだけテレパシーで会話できている。そんな難役で、1位となったのは竹内結子。
「美しくて、強くて、知的なイメージのある女優さんがいいなと思いました」
「完璧に演じてくれそうだし、スペシャル感もある」
「代々、医師の家系の娘が似合いそう」
刑事や弁護士など仕事をバリバリこなす役が多い竹内に、フジコ役はピッタリなのかも。僅差の2位になったのは、吉田羊。
「落ち着いた感じで、白衣が似合いそう」
「クールな女医、お嬢様、ダメなタカオに惚れている。この3つの要素を演じられそうだから」
3位タイには、松下奈緒、常盤貴子、松雪泰子がランクインした。
フジコ(植物状態となったタカオの妻)
1位 竹内結子(39)
2位 吉田羊
3位 松下奈緒(34)、常盤貴子(47)、松雪泰子(46)
◇ ◇ ◇
続いて、タカオの浮気相手でキャバ嬢の珠実役。小悪魔なのに、なんだか憎めないキャラクターで、読者の人気が徐々に高まっている。そんなタマ役で圧倒的に支持されたのは、馬場ふみか。
「変幻自在な演技ができるから」
「読み進めていくうちに変わるかもしれないけど、現時点では彼女しかいない」
稲垣とは昨年公開の映画『クソ野郎と美しき世界』で共演し、魅惑的な衣装で彼に迫っていた。タマ役はもう馬場で決まり!?
意外だったのが、3位のモデルでタレントのみちょぱ(池田美優)。
「考えるまでもなく、脳内再生されてしまったので」
「演技は見たことないけど、ビジュアルが完璧にタマですよね」
珠実(タカオの浮気相手。キャバ嬢)
1位 馬場ふみか(24)
2位 二階堂ふみ(24)
3位 みちょぱ(20)
4位 有村架純(26)、深田恭子(36)
◇ ◇ ◇
タカオの相棒で、離婚弁護士の大塚義春役には、名バイプレーヤーたちが顔をそろえた。その中で、1位を獲得したのは安田顕。
「人当たりがよくて、飄々と弁護士業務をこなしそう」
「クセのある義春に安田さんがハマるはず」
など、安田と稲垣の共演を望む声が多かった。
大塚義春(タカオの幼なじみ。離婚弁護士)
1位 安田顕(45)
2位 松尾諭(43)
3位 ムロツヨシ(43)、大泉洋(46)
5位 渋川清彦(45)
◇ ◇ ◇
フジコの父親で、タカオを疎ましく思っている朔原佐太郎役では、旬の俳優・吉田鋼太郎が1位に。
「真っ赤な顔して怒っている彼の姿が頭の中に浮かんでいます(笑)」
「鋼太郎さんが吾郎さんの胸ぐらをグッとつかむシーン……。めちゃくちゃ想像がつきますよね」
そのほか、國村隼、佐野史郎、西田敏行、長塚京三と連ドラでおなじみの顔ぶれがランクインした。
朔原佐太郎(フジコの父。朔原総合病院の院長)
1位 吉田鋼太郎(60)
2位 國村隼(63)
3位 佐野史郎(64)
4位 西田敏行(71)
5位 長塚京三(74)
◇ ◇ ◇
これからもニュースサイト『週刊女性プライム』の掲示板でキャスト案は募集中。あなたの意見が採用される可能性もあるので、ぜひ書き込んでみて!
主演と原作者が本音で語り合った──
「読者のみなさんに選ばれる俳優になりたい」(稲垣)
稲垣吾郎(以下、稲垣)「読者のみなさん、真剣に考えてくださってありがとうございます。僕もここに名前が挙がるような俳優さんになりたいですね」
飯田譲治(以下、飯田)「フジコの主治医の笠松とかはイケるんじゃない?」
稲垣「でも義春みたいな三枚目キャラも演じたいんです」
飯田「欲張りだね(笑)」
稲垣「何にでも合いそう、見てみたいと思われることが俳優として大事かなって」
飯田「ヒットするときって、役者がその役にズバリとハマってるときだと思う」
稲垣「飯田監督がキャスティングで気をつけていることは何ですか?」
飯田「この役をこの人にお願いしたら、すごく入れ込んでやってくれるかどうかをまず考えますね」
稲垣「つまり、やる気ですね」
飯田「そこで役が生きるかどうかが決まるんじゃないかな。でも台本の好みもある。人間だから好き嫌いはあるからね。そこもハメたいというか……」
稲垣「俳優からすると、今までやったことない役だと気合が入ると思います」
飯田「いつも同じ役を演じていると、安定感はあるけど新しさがない。タカオってさ、稲垣吾郎のイメージに合ってるんだけど、やったことがない役じゃない?」
稲垣「おっしゃるとおりです」
飯田「完全な二枚目でもない。ドジなところもあって、アタフタもする。それでいてみんなを引っ張っていく主人公。だから面白い役だと思うね」
稲垣「すごく人間味にあふれていますよね」
飯田「タカオを演じたら楽しいと思うよ(笑)」
稲垣「三池崇史監督の映画『十三人の刺客』で悪役を演じたんですけど、そこから俳優としての広がりができた気がしています」
飯田「稲垣吾郎にとってタカオもそんな役になることを期待しているよ」