滝沢秀明

 7月9日に亡くなった、ジャニーズ事務所社長のジャニー喜多川氏。7月12日には「家族葬」が行われ、ジャニーズタレント及びJr.たちに見送られ、ジャニー氏は天国へ旅立った。

ジャニーズJr.を積極的に売り出す滝沢社長

 ジャニーズ帝国を一代で築き上げたカリスマ的プロデューサーのジャニー氏が亡くなった今、今後のジャニーズ事務所のキーマンになるとされるのが、昨年いっぱいで芸能界を引退し、『ジャニーズアイランド』社長に就任した滝沢秀明(37)だという。

当記事は「日刊大衆」(運営:双葉社)の提供記事です

「家族葬の後、ジャニー氏を乗せた黒塗りの霊柩車が『ジャニーズアイランド』が入るビルの地下駐車場から現れました。その際、通常、喪主が座る助手席には、遺影を胸に抱いた滝沢が座っていたんです。このことからもジャニー氏の正当後継者は滝沢だということがうかがえます。また、ジャニー氏は生前、滝沢とともにジャニーズJr.改革に取り掛かろうとしていたとも聞こえてきていました」(芸能プロ関係者)

『ジャニーズアイランド』は、ジャニーズJr.の育成やプロデュースをメインとするジャニーズ事務所の子会社。社長に就任した滝沢は、テレビ局やスポンサーに積極的に出向いて、Jr.のプロフィールが載った『ジャニーズJr.名鑑』を見せながらJr.積極的を売り込んでいるという。

「滝沢の頑張りもありJr.の露出も順調に増えてきています。7月20日には人気Jr.グループが出演する番組『調べるJ』(テレビ朝日系)が放送され、さらに8月8日には19年ぶりとなるジャニーズJr.単独での東京ドーム公演が控えており、チケットは即完売という快挙を成し遂げました。そんな滝沢が最も注力しているのが、ジャニーズJr.内ユニット『SixTONES』のプロデュースと育成です」(前出の芸能プロ関係者)

ワンオクTakaが楽曲提供もあるか!?

 SixTONESは、高地優吾(25)、松村北斗(24)、アメリカ人の父と日本人の母のハーフであるジェシー(23)、森本慎太郎(22)、そして俳優の京本政樹(60)の息子である京本大我(24)、元KAT-TUNの田中聖(33)の弟の田中樹(24)といった芸能界のサラブレッドも所属する、6人組グループだ。

「昨年10月には『ジャニーズをデジタルに放つ新世代。』というコピーとともにSixTONESの巨大ポスターが都内の主要駅に貼り出されました。ジャニーズはこれまでウェブでの展開に消極的で、タレントの写真をホームページに掲載することも禁止してきました。しかし、時代の流れに合わせて、昨年3月にYouTube公式チャンネル『ジャニーズJr.チャンネル』を開設。デジタルでの展開にも乗り出しました。その旗頭となったのがSixTONESです。

 また、滝沢が『ジャニーズアイランド』社長に就任する直前、初めてプロデュースしたのもSixTONESの楽曲『JAPONICA STYLE』のMVでした。滝沢はSixTONESの世界進出も視野に入れているといいます」(レコード会社関係者)

 7月19日『文春オンライン』が、SixTONESの世界進出について報じている。すでに滝沢は世界を見据えて動き出しており、SixTONESの楽曲制作を依頼するために、世界的アーティストとなった、ONE OK ROCK(ワンオク)のTaka(31)やX JAPANのYOSHIKI(53)にも接触していると伝えている。

「ワンオクのTakaといえば、かつてはジャニーズ事務所に所属し、2003年9月にはNEWSの結成メンバーにも選ばれています。同年12月に学業に専念するという理由で活動を休止し、ジャニーズ事務所から退所しますが、ジャニー氏の逝去にあたって自身のインスタグラムを更新し、“ジャニーさん たくさん迷惑をかけてすみませんでした。たくさんの愛をありがとうございました。たくさんたくさん感謝してます。ジャニーズでの本当に色々な経験がなければ今の僕はいません。ゆっくり休んでください 本当にお疲れ様でした”とつづっています。

 このメッセージや滝沢が楽曲制作のためにTakaに接触したという報道からもうかがえますが、Takaとジャニーズ事務所の関係は良好のようです。実際にTakaがSixTONESに楽曲を提供するということになれば、ステージでの共演も見られるかもしれません。そうなれば往年のジャニーズファンも歓喜するでしょうね」(前出のレコード会社関係者)

 滝沢が手掛けるジャニーズJr.の新星『SixTONE』。ワンオクTakaとの夢の共演が見られる日は来るのだろうか!?