「あなたが抱かれたい男は誰ですか?」。週刊女性WEB『週刊女性PRIME』、読者ハガキほかで6月20日から7月20日までアンケートを実施。18歳から90歳(!)までの女性が回答してくれた。1414人が導き出した赤裸々な本音や、いかに?
令和のセックスシンボルは斎藤工!?
今、いちばん“抱かれたい男”に輝いたのは、'17年でも1位だった斎藤工。“セクシーを愛し、セクシーに愛された男”が堂々のV2を達成した。
「やっぱり圧倒的なフェロモン」(31歳・会社員)、「唇にドキドキする」(40歳・主婦)、「だまされてもいいと思ってしまうほどのセクシーさ」(47歳・大学教員)、「うまそう」(34歳・主婦)、「エロい」(33歳・パート)
とにかく「セクシー」という声の嵐。コラムニストの吉田潮さんは、
「セックスアピールという意味では納得の1位。なぜなら、斎藤さんは顔や声がエロいし、へそから下にめちゃくちゃ安定感がある。また、ユニークな考え方をする人なので、ただの“巨乳好き”など浅はかな性欲ではなく、興味深くいろいろな探求をしてくれそう……という期待を寄せちゃう人物ですよね」
2位は、西島秀俊。前クールのドラマ『きのう何食べた?』のシロさん役は高評価を得た。
「スタイルがよく顔も優しげなのに、男っぽい雰囲気」(68歳・契約社員)、「あの年齢であのクールさはずるい」(18歳・学生)、「イケおじだから」(22歳・無職)、「身体が好み」(41歳・無職)
銅メダルゲットは松坂桃李。前回42位からのジャンプアップとなった。
「甘いマスクと甘い声、好きです」(56歳・パート)、「どこをどうとってもカッコいい。純粋に優しそう」(48歳・会社員)、「エッチのときも優しそう」(57歳・自営業)
「松坂さんの『娼年』って映画、見ました? 名だたる女優さんたちとセックスしまくる娼婦の青年版で、めっちゃエロい! 彼は脱ぎっぷりがいいんですよね。映画『エイプリルフールズ』でも、真っ裸の後ろ姿の仁王立ちを披露してましたしね。
脱がない俳優より、やっぱり身体を見たことのある俳優のほうが興奮しますよね。この3位は“松坂桃李は何でもやる”“ただのイケメンじゃねーぞ”と役者の幅を広げさせた事務所の勝利でしょう」(吉田さん)
内科医のおおたわ史絵さんも、
「『娼年』を見た50歳過ぎの女性は、みんな松坂さんに抱かれたいと思っていますからね(笑)」
4位には、ドラマ『わたし、定時で帰ります。』で仕事のデキる上司&元カレ役を好演した向井理。
「上司役として頼りになる存在が、もはやたまりません!!」(30歳・主婦)、「高身長だし、体格が大きいので包まれたい」(36歳・会社員)、「普段は無愛想でも、ベッドでは豹変する……そんな姿を見てみたい♪」(42歳・会社員)
作家の亀山早苗さんは、向井の前回順位にびっくり顔。
「94位!? 西島さんも前回は30位!? 2年前は2人とも結婚の影響で順位を大きく下げていたんでしょうね。で、落ち着くと再浮上。みんな現実を受け入れたら、また抱かれたくなるってことですね(笑)」
前回10位から5位に浮上した福山雅治も、その該当ケースといえそう。
「ファンだから」(32歳・自営業)、「昔から変わらずカッコいい! 耳元で囁かれてみたい」(36歳・会社員)、「事後に耳元で自分だけに歌ってほしい」(55歳・会社員)
はるたん効果は絶大!
6位の田中圭は、ドラマ『おっさんずラブ』で大ブレイクし、8月23日には劇場版が公開に。前回100位圏外からの初入賞。やったね、はるたん♪
「可愛いけど脱いだら身体が仕上がってて。ギャップがたまらないです」(41歳・主婦)、「ほどよい筋肉、破壊力抜群の笑顔」(51歳・その他)、「Sになったところが見たい」(18歳・学生)、「あの肉体美にやられたい」(19歳・学生)
前出のおおたわさんは、“ブロマンス”の影響を指摘。
「男子×男子でも、友情をちょっと超えたくらいの感じ。田中さんの『おっさんずラブ』、西島さんの『きのう何食べた?』も該当しますよね。2人がケンカしたり、ジャレ合ったりするシーンは、やっぱり人気。
AKB48が集団効果で可愛く見えるのと同じで、ひとりひとりはそれほど好きな顔じゃなくても、2人で向かって歩いてくるだけで“わあ♪”となる。ドラマにはそんな映像効果もあると思います」
7位の竹野内豊は、前回38位から大幅アップ。昨年は『義母と娘のブルース』、今年は『いだてん〜東京オリムピック噺〜』に出演した。
「渋くてカッコいいから」(19歳・学生)、「顔もカッコいいし、声がたまらなくいい」(53歳・主婦)、「あふれ出る大人の色気に包まれたい」(39歳・会社員)
8位には、ジャニーズから山下智久がランクイン。前クールでは『インハンド』に主演。見事、初のトップ10入りを果たした。
「自分の中で“全人類でいちばんイケメン”だと思っている人に抱かれたら、女として最高の幸せ」(25歳・会社員)、「キレイな顔のうえに、美しい身体をしているから」(48歳・パート)、「フェロモンがすごい」(29歳・パート)
9位には吉沢亮と木村拓哉の2人が滑り込んだ。“国宝級イケメン”とも称されている吉沢には、
「若いけど色気がある」(31歳・パート)、「とにかくカッコよくてドキドキする」(26歳・会社員)、「間近で長くてきれいなまつげを見たいから」(18歳・学生)
「吉沢さんは、けっこうニッチな深夜ドラマに出てたんですよね。『ぼくは麻理のなか』や『恋する香港』など。私の中では“24時以降に現れる王子様”だったんですが、今や朝ドラ。火がついたのは、波瑠が主演した『サバイバル・ウェディング』での恋の相手役ですね」(吉田さん)
一方、“抱かれたい男”の代名詞的存在だった木村は、トップ10入りをギリギリ死守した格好。
「何だかんだ言ってもカッコいい! キムタクというブランドはすごいので」(37歳・アルバイト)、「ワイルドかつクール。カッコいいです」(20歳・会社員)、「何でもこなす素敵な男性」(47歳・主婦)
11〜50位の気になる男たち
トップ10のイスを譲ってしまったのは?
前回2位だった羽生結弦は41位に大幅ダウン。'22年の北京五輪までは潜伏期間か? 前回3位だったディーン・フジオカは15位に順位を下げた。
「ディーンさんの場合は、ニュース番組のインフルエンサーになり、自分の言葉でお話をされるようになった。そのぶんリアリズムが出てくるので、夢はなくなってしまう。女子の場合、“夢の中の王子様”でいてもらいたい気持ちがやっぱりあるので」(おおたわさん)
前回7位の高橋一生は16位にダウン。現在、『凪のお暇』でモラハラ男を好演しているが……。
「移り変わりが激しいわけですよ。“抱かれたい”というよりは“イケメン”の。昨年イケメンだと騒がれた人も、今年はパッタリ……なんてザラですから。昨年もし、このアンケートを実施していたら、竹内涼真さんや山崎賢人さんがトップ10に入ったかも?」(吉田さん)
前回100位圏外から、大躍進した男たちを見てみよう。
11位と惜しくもトップ10入りを逃した竹内涼真だが、実はランキング初登場。
「身長、体格、笑顔が最高だし、口元のホクロも素敵」(36歳・主婦)、「なんと言っても笑顔が魅力的! 放映中の『ビューネ』のCMはまさにドツボ! あんなふうに言われてみたい!」(30歳・主婦)
12位の横浜流星も初登場。深田恭子と共演した『初めて恋をした日に読む話』のゆりゆり役で一気にブレイクした。
「若いのに色気がすごい。演技もステキ」(41歳・主婦)、「無敵ピンク最高!」(26歳・パート)
おおたわさんは、ピンク髪はあのきれいな顔があってこそハマったと語る。
「普通の子がまねしたら大ケガしますよ。横浜さんは『烈車戦隊トッキュウジャー』に出演していましたよね。松坂桃李さん(3位)、竹内涼真さん(11位)、佐藤健さん(12位)、菅田将暉さん(14位)、福士蒼汰さん(22位)。戦隊もの&仮面ライダー出身俳優が、抱かれたい男の上位を席巻していますね」
横浜の年齢に注目したのは作家の岩井志麻子さん。
「22歳!? この横浜くんや28位の平野紫耀くんになると、もはや“抱かれたい”ではなく“抱きたい”ですね」
さらには、19位の中村倫也、24位の新田真剣佑など18人が圏外からトップ50入りを果たした。久々にランキングに帰ってきたのは、31位の反町隆史。
「渋みが出てカッコいい」(44歳・会社員)、「カッコいいし、上手そうだから」(39歳・パート)
「『相棒』、頑張ってますよ。相棒ファンからすると、最初は“えー、反町?”って感じだったけど、板についてきた。春先に体調不良の女性を名乗らずに助けた影響もあるのでは?」(吉田さん)
最高齢は69歳の舘ひろし
スポーツ界からは羽生に加え、大谷翔平とイチロー(ともに31位)。アーティストでは、29位・稲葉浩志(B'z)、31位・岩田剛典と49位・今市隆二(ともに三代目 J SOUL BROTHERS)の3人が。揺れるお笑い界からは、41位の明石家さんまのみだった。
「前回より下がったとはいえ、意外と根強いですね。石原真理子さんの著書で“さんまさんは普通でした”と書かれていたのが印象深いけど(笑)。64歳で性的なこともネタにして、現役感を漂わせているのは偉い」(亀山さん)
トップ50入りの中での最高齢は、41位の舘ひろし。御年69歳での入賞はご立派。
「とても年には見えない。元気そう」(76歳・主婦)、「ダンディーだから」(45歳・主婦)
舘の現役感を、亀山さんはこう解説する。
「これは絶対『ハズキルーペ』のおかげ!『ハズキルーペ』があれだけ似合う人っている? 渡辺謙さんはやっぱり似合ってなかったもん。舘さんが若いころって“歩くぺニ●”みたいな感じだったんですよ。有閑マダムが放っておかない、真のエロスがダダ漏れてましたから。私世代にはファンがけっこういると思いますよ」
今回の抱かれたい男ランキングを総括してもらうと、
「上位は“こんな人が彼氏だったらな〜”“結婚できたらな〜”というスタンダードな王子様タイプ。だけど、後半にいくほど生々しくなってきますね(笑)。もちろん、スターだから全員ありえないんだけど、“なんか、ありえるんじゃないか”という幻想を抱かせません? “上手そう”“1回試してみたい”みたいな(笑)」(岩井さん)
おおたわさんは、
「ランクインしているのは、俳優がほとんど。俳優はドラマでいい役をやるとぐんと伸びますからね。だから、今後ヒットするドラマによって、次回の順位は大きく変わってくるはずですよ」
《男を語ってくれた女たち》
岩井志麻子さん ◎作家、タレント。『有吉反省会』(日本テレビ系)、『5時に夢中!』(TOKYO MX)などに出演中。抱かれたい男=安倍晋三
おおたわ史絵さん ◎内科医、作家。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)、『5時に夢中!』(TOKYO MX)などで活躍。抱かれたい男=コン・ユ
吉田潮さん ◎コラムニスト、イラストレーター、テレビ批評家。近著に『くさらないイケメン図鑑』(河出書房新社)。抱かれたい男=ジャスティン・ハートリー
亀山早苗さん ◎作家、フリーライター。恋愛、結婚、離婚などの男女関係、特に不倫に関する著作は多く、20年以上、取材を続ける。抱かれたい男=シャバーニ