2週間に及んだ南米訪問で立派にお務めを果たされた眞子さま(7月9日のご出発時)

「国際弁護士の資格を取得するために米・ニューヨークに留学中の小室圭さんは、9月から2年目の授業が始まります。現在は夏休み中ですが、その間は大学寮から退去しなくてはならないので、アメリカに住む知人宅に身を寄せているそうですよ。

 引き続き法律の勉強をしながら、外国で活躍する日本人弁護士に話を聞くため、アポイントをとろうと動いているんだとか」(皇室担当記者)

 秋篠宮家の長女・眞子さまとの結婚が延期されている小室さんが、アメリカに旅立ってから丸1年が経過。わが道を行く“婚約内定者”と会えない日々が続く、眞子さまの心境はいかばかりか─。

 延期になった最大の理由だと見られているのが、小室さんの母・佳代さんと元婚約者・竹田さん(仮名)との間にある“借金トラブル”。この問題がまったく進展しておらず、おふたりのご縁談も進んでいない状況だ。

「夏に入ってから、竹田さんは体調を崩してしまいました。ですので、小室さん側の代理人弁護士とは、まだ話し合いの機会を持てていません」

 そう話すのは、竹田さんの代理人を請け負う男性。

 このトラブルに対する見解を述べた“小室文書”が公表されたのが、今年1月。小室さんサイドからボールを投げられている形だが、半年以上も事態が動いていない……。

留学先の米ニューヨークのフォーダム大ロースクールに通学する小室圭さん(’18年8月13日)

 そんな状況にもかかわらず、当の眞子さまは焦る様子もなく、むしろ公務に熱心に励まれている。

 7月には日本人移住120周年の記念式典にご臨席のため、南米を2週間にわたって公式訪問するなど、内親王として奮闘されているのだ。

 皇室を長年取材するジャーナリストで文化学園大学客員教授の渡邉みどりさんは、南米での眞子さまを絶賛する。

「訪問先ごとに服装を見事に変えられて、それらの写真を並べれば、ファッションブックができると思うほどでした。

 特に印象に残ったのは、マチュピチュ遺跡を訪れた際に、今年流行しているつばが広く、カーブしたお帽子をお召しになっていたことです。

 お疲れになったでしょうが、そんな素振りも見せずにご立派だと思いました」

 眞子さまが公務に邁進されている中で、秋篠宮家の長男・悠仁さまが7月31日、沖縄と北海道から上京した『豆記者』と懇談された。

秋篠宮ご夫妻と悠仁さまは、沖縄と北海道から来た豆記者たちとご懇談。悠仁さまは少々、緊張されたご様子だった(7月31日)

「お代替わりに伴い、天皇・皇后両陛下から秋篠宮家に引き継がれた行事です。本土での取材活動をする小・中学生の60人ほどと約40分、懇談され、悠仁さまも“初めてのご経験ですか”などと質問されるなど、同世代の子どもたちと交流を深められました」(宮内庁関係者)

 秋篠宮ご夫妻も同席しており、豆記者たちと同年代ということから悠仁さまの出席をお決めになったそう。

 お母さまである紀子さまは悠仁さまに、ほかにも“同年代との交流機会”を用意されたご経験がある。

「“キャンプ”を行うため、栃木県のとある地域に悠仁さまを連れられたことがあるのです。その場には、悠仁さまと同年代の子どもたちがいたようで、一緒にキャンプの準備をするなどして交流されたそうです」(秋篠宮家関係者)

 未来の天皇陛下である悠仁さまに、同年代の子どもたちと交流させる意義を、宮内庁ОBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんに聞いた。

「皇室は国民とともに歩む存在です。特に同世代の国民とは長く同じ時間を過ごしますので、そういう人たちの価値観などに触れることは大切です。また、国民側も同世代の天皇や皇族に対しての関心は、自然と高くなるものです。例えば皇后陛下も、多くの国民が関心を寄せているでしょうが、もっとも高いのはやはり同世代の人たちでしょう。さまざまな経験を積み、視野を広げるという点でも有意義なご活動だと思います」

 8月16日からは10日間、ご両親とともにブータンに私的旅行される悠仁さま。

「机上で学べることもありますが、実際に現地の空気に触れることも必要です。今後、皇室の国際親善の機会は増加していくでしょうから将来の活動につながる貴重なご経験になるでしょう」(山下さん)

小室さん問題も。9月11日のお誕生日に、記者からの質問に文書で回答

“帝王教育”に力を入れる紀子さまなのだが、4月末に起こった“衝撃事件”に、そうとう苦慮されていたようで。

「『お茶の水女子大学附属中学校』の悠仁さまの机の上に、刃物が置かれた事件が起こった当初、紀子さまはかなり動揺されていました。

 その影響があったからなのか、実は、5月から悠仁さまの英語の家庭教師として任命されていた大学教授の就任を見送られたのです。

 神経質になる時期でもあったので、悠仁さまに万が一のことがあってはならないための緊急措置だったのでしょう」(前出・秋篠宮家関係者)

研究者が出産や育児を経て、円滑に現場復帰できるための研究交流会に参加された紀子さま(8月1日)

“小室さん問題”に端を発した、秋篠宮家への批判が巻き起こる最中に起こった事件なだけに、紀子さまのご心境は穏やかではなかっただろう。

 さらに、紀子さまの頭を悩ませる“小室さん案件”が直近に控えていて─。

皇太子妃と同格である“皇嗣妃”になられたことで、今年9月11日のお誕生日から、記者からの質問に文書で回答されることになったのです。

 今年の質問事項には“皇嗣妃としての思い”や“悠仁さまの近況”に加えて、“眞子さまの結婚の見通し”などが検討されているのです。

 今年6月の北欧訪問前の会見では、眞子さまの結婚についての質問に“娘から話を聞いておりません”という秋篠宮さまのご発言に“(殿下と)同じでございます”と同調されただけでした。しかし今回はおひとりでの回答になるので、ある程度、具体的なおことばを述べられることでしょう」(前出・宮内庁関係者)

 お代替わりのあと、これまで両陛下が担われていた公務を引き継がれたことにより、秋篠宮ご夫妻の公務は増加。そのうえ、悠仁さまへのご教育や眞子さまの結婚問題など、ご夫妻の負担がそうとう大きいのは想像に難くない。

「紀子さまは、小室さんとの結婚に反対のスタンスだそうですが、眞子さまのご意思はいまだに変わっておりません。紀子さまも眞子さまも普段のお仕事で忙しく、母娘としてのコミュニケーションをとる機会も減っておられるようです。いろいろな案件が重なった余裕のない中で、眞子さまの幸せを願う紀子さまは母親としての“葛藤”を抱えていらっしゃるでしょうね……」(前出・秋篠宮家関係者)

 紀子さまの思いを、眞子さまはどのように受け止めていらっしゃるのだろうか─。