「9月中には、トラブルの話し合いをする日程を決めたいと思っています」
こう本誌に打ち明けたのは、小室圭さんの母親・佳代さんとの間に、借金トラブルを抱える元婚約者の代理人。
ついに、眞子さまと小室圭さんの結婚問題が動こうとしている。結婚問題の鍵を握ると言われている美智子さまは、今後いったい、どうされるのだろうか─。
皇室の方々の近況
その前に、皇室の方々の近況を振り返っておこう。
「眞子さまは8月24日、東京都千代田区内で行われた『全国高校生の手話によるスピーチコンテスト』に出席されました。
眞子さまは、開会式で“手話に対する理解がより一層深まり、皆が安心して暮らせる社会へとつながることを願っております”と、手話を交えて挨拶されていました」(皇室担当記者)
毎年、臨席されているなじみあるコンテストで、リラックスされた様子だった。
眞子さまが公務に励まれるなか、秋篠宮ご夫妻と長男・悠仁さまは、8月25日までブータンを訪れ、私的旅行を楽しまれていた。
「首都・ティンプーにある国立弓技場で、秋篠宮さまと悠仁さまは、ブータン伝統の弓を体験されました。
懇談や昼食会で盛り上がったのか、予定より1時間遅れて弓技場に到着されたおふたりでしたが、秋篠宮さまは2回とも、悠仁さまは2回目で10メートルほどの見事な弧を描かれて周囲から歓声が上がっていましたね」(同・皇室担当記者)
それぞれの夏を過ごされている皇室の方々。上皇・上皇后両陛下は、8月23日から“思い出の軽井沢”で静養されていた。
「23日には、旧満州から引き揚げてきた人たちが入植した『大日向開拓地』を訪れ、レタスなどの畑を散策されました。
美智子さまは、畑で作業していた男性に“サニーレタスはよく食卓に出ます”とおっしゃっていたそうです。
おふたりは大日向への思い入れが強く、これまでもたびたび訪れていましたが、幼い秋篠宮さまや黒田清子さんを夏の間、現地の保育園へ通わせたこともあったほどです」(同・皇室担当記者)
お務めを果たした後の時間を楽しまれているおふたり。
しかし、美智子さまに関しては、最近、少し心配なニュースが報じられている。
「7月の定期健康診断で左乳腺に腫瘤が見つかり、8月に宮内庁病院で検査したところ『乳がん』と診断されたのです。
軽井沢と草津町で静養されたあとの9月以降、手術を受けられるそうです。6月には白内障手術も受けられていて、ご体調が心配です」(宮内庁関係者)
そんな美智子さまにとって、さらに負担がかかり、もはや皇室を揺るがす“問題”となっている眞子さまと小室圭さんの結婚延期騒動。
「小室佳代さんが抱える借金トラブルが、結婚延期の最大の原因といわれています。
'18年2月に宮内庁から延期が発表された半年後、小室さんは突如として、3年間のアメリカ留学に旅立ちました。
目的は、国際弁護士の資格を取得するためです。9月からは、在籍している『フォーダム大学ロースクール』の2年目に入り、『JDコース』の受講が始まるそうです。
小室さんは代理人弁護士をつけて、借金相手である元婚約者との話し合いを求めていますが、現状、その場は1度も設けられていません」(前出・皇室担当記者)
元婚約者側に“ボール”が投げられているのだが、一向に金銭トラブルに関する話し合いは行われていない。
しかし、冒頭の元婚約者の代理人によると、最初の話し合いの日程が見えてきた。
ある“異変”
さらに、9月11日には紀子さまが53歳の誕生日をお迎えになる。
「お代替わりのあと、紀子さまは皇太子妃と同格である“皇嗣妃”となられたことにより、今年のお誕生日から、記者が用意した質問に文書で回答されることになったのです。
そして、今年は“眞子さまの結婚の見通し”についての質問も盛り込まれています。もし、金銭トラブルの解決に進展が見られた場合は小室さんを通じて、秋篠宮家に情報が伝わる可能性があります。
そういったことから、今回のご回答に注目が集まっているのです」(皇嗣職関係者)
結婚延期から1年半が経過した今年9月、いよいよ事態が動こうとしている─。
秋篠宮家にとって、“小室さん問題”が解決に向かうことは悲願であるはずだが、前出の宮内庁関係者は、ある“異変”を口にする。
「美智子さまと秋篠宮さまが、この3か月間、ほとんどお会いされていないようなのです。
最後におふたりがお会いになったとされているのは5月25日。上皇ご夫妻がいらっしゃる皇居で、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまが参加された昼食会です。
これは『こどもの日』にちなんだ会でほぼ毎年行われており、今年は天皇ご一家も5月11日に、上皇ご夫妻との夕食会が開かれました」
これまでの美智子さまと秋篠宮さまは“密な関係”だったという。
「お代替わり前、当時両陛下が葉山で静養されていると、秋篠宮ご夫妻は悠仁さまを連れて、過去に何度も合流されています。
ほかにも、須崎御用邸や軽井沢に滞在されているときも同様でした。
さらに、秋篠宮さまが美智子さまに当日連絡を入れて、急きょ皇居に向かわれたこともあったようです。
また、当時の天皇陛下、皇太子さま、秋篠宮さまの3人で開かれていた“三者会談”でも、皇太子さまがお帰りになったあと、毎回、秋篠宮さまは、しばらく残って両陛下と話し込んでおられたのです。
皇太子さまより90分も遅く、皇居を後にされることもあったほどでした」(同・宮内庁関係者)
それほどまでに、頻繁に交流を持たれていた美智子さまと秋篠宮さまはなぜ、最近は会う機会を持たれていないのだろうか─。
秋篠宮家への批判
「『令和』に入ってからの秋篠宮さまの公務量が、かなり増加したことも理由のひとつなのは間違いありません。
しかし、眞子さまの結婚問題に端を発する、国民による秋篠宮家への批判が止まらないことで、美智子さまにお会いしづらいのではないでしょうか。
この問題によって、ひいては皇室の尊厳まで損ねかねないことに、秋篠宮さまは苦慮されていることでしょう」(秋篠宮家関係者)
一方の美智子さまにも、秋篠宮さまとのご交流を減らす理由があるという。
「頻繁に秋篠宮さまとお会いすることで、ご自分が眞子さまの結婚問題に言及しているように見られたくない部分はあると思いますよ。
一部では、美智子さまが眞子さまの結婚に言及していてまるで“主導権を握られている”ように報じられていますからね」(美智子さまの知人)
美智子さまは、眞子さまの結婚問題は眞子さまご自身が深く考えるべきとのお考えだ。
「眞子さまのご結婚について、美智子さまは“静観”されています。
というのも、この問題は秋篠宮家の中の話であり、秋篠宮ご夫妻に一任しているので、静かに見守る姿勢を貫いていらっしゃるのです」(同・美智子さまの知人)
眞子さまの結婚問題によって、美智子さまと秋篠宮さまの間に“不協和音”が生じているのかも……。
破談できないということもありません
さらに、気がかりなことは、上皇さまが眞子さまと小室さんの結婚に許可を出した意味合いのある『裁可』を下されたこと。
仮に、秋篠宮さまが求められている“国民から祝福される状況”にならなかった場合、『裁可』を覆すことはできるのだろうか。
また、延期期間が終了して晴れて結婚という状況になった場合、お代替わりがあったことから、今の天皇陛下が再び『裁可』を出す必要はあるのだろうか。
「おふたりの結婚は、天皇という立場の方が裁可していますので、お代替わりがあっても新しい天皇が改めて裁可する必要はないと思われます。
『納采の儀』と同様に、『裁可』にも法的な拘束力はありません。天皇直系の女性皇族の結婚は天皇の裁可を得る、という天皇家の私的な取り決めです。
当然、『裁可』されているからといって、破談できないということもありません」
そう話すのは、宮内庁OBで皇室ジャーナリストの山下晋司さん。
美智子さまと秋篠宮さまの接点が減っている以上、結婚問題にも、影響が出てくるのだろうか。
「これまでは少なからず、美智子さまから秋篠宮さまへ、眞子さまの結婚問題についてのアドバイスがおありだったはずです。
しかし、おふたりの交流の機会が減っている状況であり、美智子さまご本人も静観されるスタンスです。
今年6月の北欧公式訪問前の記者会見では、秋篠宮さまが“娘から話を聞いておりません”というご発言をされ、結婚に関わるコミュニケーションがなされていないことが露見しました。
周囲からのアドバイスもないこの状況では、最終的に眞子さまのご意思で決まる可能性が高まっているでしょうね」(皇室ジャーナリスト)
事態が動く可能性のある9月を直前に控えた今、眞子さまはどのようなお気持ちなのだろうか─。