またもビッグカップルが誕生。今度はアスリートとミュージシャンの組み合わせだ。
「リオ五輪競泳金メダリストの萩野公介選手と、歌手で女優のmiwaさんが結婚することが明らかに。さらに、miwaさんは妊娠していて、冬に出産の予定です。昨年9月に熱愛が報じられ、1年でゴールインとなりました」(ワイドショースタッフ)
miwaがナビゲーターとして出演している『オン マイ ウェイ!』(Eテレ)に萩野が'17年にゲスト出演。テーマは“幸せについて”。
これを機に、4歳年上のmiwaから積極的なアプローチで交際に発展したという。
「萩野選手はリオ五輪のあと不調に陥りました。悩んでいた時期の彼を支えたのがmiwaさんだったのでしょう。交際が発覚したときも祝福ムードでしたから、結婚も好感を持たれていますね」(前出・ワイドショースタッフ)
実家の母は結婚に対し……
ただ、心配のタネは萩野の不調が長引いていること。今年3月に長期休養を発表。4月の日本選手権も欠場した。
「いくら練習してもタイムが伸びず、メンタルが参ってしまったようです。いわゆる“燃え尽き症候群”なのかもしれません」(スポーツ紙記者)
萩野のライバルは瀬戸大也選手。小学生のころから切磋琢磨してきた戦友だ。
「瀬戸選手は絶好調。'17年に飛び込みの女子選手と結婚してから、好成績が続いています。今年7月の世界選手権では200m個人メドレーで金メダルを獲得し、東京五輪内定を決めました。一時は萩野選手が前を行っていましたが、今では完全に逆転した形です」(前出・スポーツ紙記者)
巻き返しを図るには、miwaと家族のサポートが不可欠だろう。結婚が決まった喜びの声を聞こうと、萩野の実家に向かった。インターホンからは母親の声が。
─萩野選手のご結婚おめでとうございます。家庭を持って、東京五輪に邁進できますね?
「離れて暮らしておりますので、特に事情を聞いたりということはありませんので」
声の調子からは、弾んだ様子は伝わってこない。
─miwaさんとは会っていますか?
「何度かはお目にかかりましたけど、特には……」
─miwaさんの印象は?
「……、そうですね。特に私のほうからお答えできることはありません」
─miwaさんとの結婚は……
「ただ、よかったなと思っているだけで。それ以上はございません」
改めて、東京五輪への期待について聞いてみると、
「頑張ってくれればと思っていますが、本人がやることですし、私どもは応援団ですので。これ以上、話せることはありませんので、お引き取りいただければ……」
なぜか、喜んでいる様子が伝わってこない。近隣の住民にも話を聞くと、
「道端でお母さんに会ったときに公介くん結婚おめでとうって言ったんだけど、“暮らしている場所は別々だから”と言うだけ。初孫ができることも、そんなに喜んでいる感じではなかったですよ。公介くんも全然見かけないから、距離ができちゃったのかな。今年の初めごろに、お母さんは “東京オリンピックまではサポートしなきゃ”と話していたんですが……」(近所の女性)
近隣にもうれしさを伝えてはいないようだ。そもそも萩野が帰っていない。インスタグラムでは、地元へ帰ったのは昨年の12月31日だけ。
交際してからの“派手な生活”に
「2年前まではお父さんの仕事の都合で、ご両親も東京にお住まいだったんですよ。週末に地元へ帰ってきたりしていたようですけどね。公介くんのとこにも、ちょくちょく出入りしていたんじゃないかな」(近所の別の女性)
家族の支えがあったからこそ、萩野は小さいころから水泳に熱中できた。過去の雑誌インタビューで思い出を語っている。
《僕の喋り方は母に似ているみたいです。ずっと、母がスイミングスクールの送迎を車でしてくれて、一緒にいる時間が長かったからですかね》
高校時代は1日6食の萩野のために、栄養士に相談しながら弁当を作った。
《小さいときからずっと支えて力になってくれていますから、やはり家族がいちばん大切ですよね。母は明るいけれど、僕に関しては心配性なんです。試合の結果がよければ僕以上に喜び、悪ければすごく残念がる》
かつて、右ひじを骨折した際は、父が風呂で身体を洗ってくれたという。
「萩野さんは芸能界に友人が多く、以前のような水泳漬けの生活ではありません。現在のタワマンに住んでドイツの高級車に乗る生活は、両親には派手に見えてしまうかもしれませんね。手塩にかけて育ててきたのに、miwaさんが息子を変えてしまったと感じたとしても不思議ではないでしょう」(水泳関係者)
環境の激変が、親子の距離を遠ざけてしまったのか。
家族問題評論家の池内ひろ美さんに話を聞いた。
「萩野さんはまだ若い。妻が年上といっても、出産できる年齢ということが親にとってはいちばんありがたいことです。今は、大事に育てたひとり息子が結婚しないことで悩むお母さんも多い時代。さらに、結婚はしたけど、嫁が子どもをつくる気持ちがないことで心を痛めるお母さんも多いんですよ。その点では、このふたりはものすごくいい結婚なのです」
ずっと世話をしてきた息子が結婚することで、複雑な気持ちにはならないのか。
「男性が年下の女性と結婚して、結婚した後に妊娠するという結婚観が今でも日本では強い。そうじゃないというショックな気持ちはあるのかもしれません。ただ、冷静に考えると、年上の女性だから、自分の息子の弱いところをカバーしてくれるかもしれない。プラスの要素を考えて、きっとこれで息子が幸せになるんだということで、母親は自分の中で折り合いをつけていくものです」(池内さん)
両親もmiwaも、いちばんの望みは萩野の五輪出場のはず。200mも400mも個人メドレーの出場枠はあとひとつずつなのだ。
《進めないでいるなら 複雑な感情 全部捨てちゃえ》─これはドラマ『凪のお暇』(TBS系)の主題歌でmiwaが歌う新曲『リブート』の歌詞。8月の復帰戦では結果こそふるわなかったが「足りないものを全部を楽しみながら、できないものができるようになると思うとワクワクする」と前向きに語っていた萩野。伴侶を得て、萩野も“再起動”したようだ。