「結婚問題に決着がつくのは、婚約延期を発表したちょうど2年後である'20年2月が有力だそうです。
実際'18年2月に宮内庁が延期を決定した際には《来年は一連の重要な儀式等が執り行われることから、それら一連の儀式等が滞りなく終了した再来年になる見込みです》と発表しています。
ただ、その時期に借金トラブルが解決していた場合、目に見えるご結婚への障壁がなくなるため、“再延期”を発表する可能性は低いと聞いています。
さらに、来年4月に秋篠宮さまは『立皇嗣の礼』が控えており、その前に決着させたいという意向もおありでしょう」
そう話すのは、事情を知る秋篠宮家関係者。『令和』になってからもくすぶり続けていた結婚騒動が、ついに“決着”に向けて動き始めた─。
お誕生日のご挨拶に
「9月11日の午前11時半ごろ、紀子さまは上皇ご夫妻にお誕生日に際してのご挨拶のため、皇居を訪問されました。
秋篠宮さまも別の車で訪問されたのですが、美智子さまが乳がんの手術を終えて退院されたお見舞いも兼ねられていたのでしょう。おふたりが入られた約20分後、両殿下ご一緒に宮邸にお帰りになりました」(皇室担当記者)
この日の夜には、赤坂御用地内の赤坂東邸で紀子さまのお誕生日を祝う食事会も催され、両陛下はもちろんのこと、上皇ご夫妻もご参加。紀子さまは、ご家族やご親戚に囲まれたひとときを、さぞ楽しまれたことだろう─。
長女の気持ちを推測
その一方で、同日には“眞子さまのご結婚の見通し”に関する宮内記者会からの質問に対して、次のように文書で回答された紀子さま。
《長女は、さまざまな思いを抱えていると思います。このような状況で、長女の気持ちを推測するなどして現状や今後についてお伝えすることは、控えたいと思います》
お代替わりに伴い、秋篠宮さまは皇太子と同格の『皇嗣』となられたことで、今年から紀子さまもお誕生日に文書で記者からの質問に回答されることに。
ただ、国民の関心事となっている眞子さまと小室圭さんの結婚問題については、具体的な言及を避けられた。
眞子さまに関する質問へのご回答について、宮内庁ОBで皇室ジャーナリストの山下晋司さんは、次のように話す。
「文書回答の内容からは、眞子内親王殿下から結婚に関する話を聞いておられるのかどうかはわかりません。
ただ、《長女の気持ちを推測》とも書かれていますので、具体的には聞いておられないのでしょう。
紀子妃殿下は、眞子内親王殿下自身がさまざまな状況を踏まえたうえで、周囲の期待にも応えられる道を選んでくれるだろうと信じ、任せておられるのだと思います」
今年6月、北欧への公式訪問前に行われた記者会見でも、秋篠宮さまは、眞子さまのご結婚について踏み込んだ発言はされなかった。
「今年6月の北欧公式訪問前の記者会見で、秋篠宮殿下は“娘から話を聞いておりません”とおっしゃっています。
それは、結婚に関して何か進展や相談などがあれば、眞子内親王殿下から自分たちに何かしらのアクションがあると確信されているからでしょう。
この問題に関して、ご家庭でご両親から何度も聞くことはないでしょうから、具体的な進捗状況は把握されていないのだと思います」(山下さん)
娘の意思に任せたい
紀子さまが今回、深く言及されなかった裏には「とある意図が感じられる」と宮内庁関係者が語る。
「紀子さまは、公務がご多忙ということもあり、眞子さまとのコミュニケーションが減っておられるそうです。もちろん、公務についてのお話などはされていることでしょう。
しかし、《長女は、さまざまな思いを抱えていると思います》というお言葉から察するに、眞子さまのご結婚について、普段からあえて積極的に話題に出されることはないのだと思います。
結婚問題に関しては、秋篠宮さまと同じように“娘の意思に任せたい”という母親の思いが感じられます」
一方で、実はご家族以外とも、秋篠宮家のコミュニケーションが不安視される“やりとり”があったと話すのは、前出の宮内庁関係者。
「9月6日に13歳になられた悠仁さまに関する宮内記者会向けの説明が、その数日前に行われたのですが、秋篠宮ご一家と職員の“溝”が露見したのです。
何を購入されたのかはわからない
その場では、悠仁さまの普段の学校や、ブータン旅行でのご様子に関する質問が記者から次々と飛んだのです。
例えば“悠仁さまは部活動に入られているのか?” “ブータンではどんなお土産を購入されたのか?”といった質問に、対応した皇嗣職大夫は“いろいろな活動をされている” “何を購入されたのかはわからない”と、歯切れの悪い答えだったのです。
ブータンの感想を記者が聞いても“楽しかったように見受けられた”といった答えで“秋篠宮家とのコミュニケーションがとれていないのでは”と感じられたそうです」
一部では、ブータン旅行に秋篠宮家のあらゆるお世話を担当する『宮務官』が1人も同行しなかったと報じられていた。両陛下を支えるお立場である皇嗣家は、職員との連携がとれていない状況なのだろうか……。
そもそも、皇嗣職大夫とはどんな役職なのか。
「皇嗣職大夫は、秋篠宮家のお世話をする皇嗣職の最高責任者です。秋篠宮ご一家とコミュニケーションをとりながら、皇嗣職としてどのようにお世話していくのかを決定する役職です。
悠仁親王殿下の私的な近況に関して、大夫として承知していることはあっても、公表すべき事柄だけを話しているのでしょう」(山下さん)
あえて悠仁さまの私的な状況に言及しなかった可能性はあるようだが、職員との関係に不安が残る秋篠宮家。
“幸せな未来”を
そんな中、目下の問題とされている眞子さまの結婚問題の最大の障壁とされている小室家が抱える“借金トラブル”は、少しずつ進展している。
8月上旬、小室さんの母親・佳代さんの代理人と元婚約者である竹田さん(仮名)、そして竹田さんの代理人が3人で初面会を果たした。
「竹田さん側の要望は、佳代さんの代理人に伝えられており、次回以降は、さらに具体的な話し合いになることでしょう。
双方が“借金”と“贈与”で意見が食い違っている以上、話し合いを重ねて“落としどころ”である金額を決定し、小室さん側から竹田さんに“解決金”などの名目でお金が渡ることで決着すると思われます。
トラブルが解決に至るのは、早くて年内なのでは」(皇室ジャーナリスト)
トラブルさえ解決すれば、眞子さまの悲願である小室さんとの結婚もぐっと近づくように思えるのだが、事情を知る秋篠宮家関係者はこんな“新事実”を証言してくれた。
「少なくとも、今年中に結婚、もしくは破談などの発表をしないことが、内々で決まっているそうですよ。
年内には、両陛下の即位関連の儀式が続きます。そんな大切な時期に、眞子さまの結婚問題について何らかの決着をつけてしまうと、両陛下の即位関連の儀式から世間の関心が移ってしまうことを危惧され、お決めになったのだと思います」
11月30日には、秋篠宮さまのお誕生日会見が控えるが、その前の11月中旬に『大嘗祭』が行われる予定なので、会見での秋篠宮さまは、眞子さまの結婚についての明言を避けられることだろう。
「今回の紀子さまの文書回答や、以前の秋篠宮さまのご発言からも、眞子さまのご意思を尊重されるスタンスが見受けられるので、来年2月あたりに改めて、スケジュールが発表される可能性が高いと思われます」(前出・秋篠宮家関係者)
周囲の声に惑わされずに公務に励まれている眞子さま。その理由は小室さんとの“幸せな未来”を思い描かれているからなのだろうか─。
*記事内の眞子さまのご予定に一部誤りがありましたので、修正しました(2019年9月18日21時)。