今年5月1日、“令和初日”にデビューした歌手・新浜レオン。大学を卒業したばかりのフレッシュで初々しく、まっすぐな彼は、なんと週刊女性初登場!記念すべき今回は、トレードマークの緑色のジャケットを脱いだ、“素”のレオンくんに大接近♪
「いつものグリーンの衣装以外での撮影は、まだあまり慣れていなくて。すごく緊張しちゃいました」
そうはにかみながら、照れた笑顔もまた可愛らしい。
野球少年から歌手の道へ
「もともと緊張しいで、いつもステージに上がる前までは不安でジタバタして、周りのみなさんに迷惑をかけてしまうくらいなんです(笑)。でも、いざステージに立つと“緊張している場合じゃない”と。“ひとりでも多くのお客様の心に届くような歌を歌いたい”という思いのほうが、強くなるんです」
子どものころは、卒業文集に“プロ野球選手になりたい”と書くほど、野球漬けの毎日。そんな彼が歌手を目指すきっかけは父親で、同じく歌手である高城靖雄さんの存在が大きかった。
「“僕から野球を取ったら何が残るんだろう”と思うくらい、高校までずっと甲子園を目指して野球しかしてこなかったので、いざ引退して“これから何を目指して頑張ればいいんだろう”と悩んでいたときに、父のイベントの手伝いをさせてもらって。歌を通じて感動を与えている父の姿を見て、改めて父の偉大さ、そして歌の素晴らしさを感じ、“僕もあんなふうに人を励ましたり、感動してもらえるような歌手になりたい”と思ったんです」
しかし、母親はまさかの大反対!?
「野球では試合に来てくれたり、お弁当を朝早くから作ってくれたりと、いつも応援してくれていた母が、まさかの大反対だったので僕も一瞬、戸惑いはありました。母はこれまで、父とふたりでたくさんの苦労を経験してきたからこそ、同じ思いを僕にさせたくなかったんだと思います。でも、僕が本気だと理解してくれた今では、いちばんの応援者です」
歌謡界の「ハンカチ王子」
20代にしては珍しい口癖の「かしこまりました」からもわかるように、謙虚で腰の低い、まさに絵に描いたような好青年。
「父には人への感謝の気持ちを忘れないことを背中から学び、また野球から礼儀やマナーを教わりました。ただ、現役時代は今より20キロくらい体重も重かったですし、ダンスなども習っていたわけではなかったので、もっと父からたくさんのことを学んでおけばよかったなと思うことも。でも、野球をやってきたからこそ得られた仲間との貴重な時間や経験、また今につながっている体力もあるので、後悔はまったくないんです」
デビューから約半年。一歩ずつ、確実に成長を遂げる彼に、改めてこれからの目標を尋ねると、
「演歌歌謡曲には、日本の伝統が詰まっていて、その伝統を引き継ぎながら自分の世代など、普段はあまり聴く機会の少ない方々にも感動していただけるような歌を届けたいと思っています。
また、演歌歌謡曲というジャンルでデビューしましたが、大黒摩季さんのステージにご一緒させていただいたりと、違うジャンルも勉強できる環境にいるので、同世代のみならず幅広い世代の方々から愛される歌い手になれるよう、これからも頑張りたいと思います」
Q.愛してやまないもの
「野球と地元・千葉県白井市です。特に野球は、チバテレさんで『はじめまして! 僕、新浜レオンです!!』をやらせていただいているんですが、“いつも野球の話しかしない”と番組スタッフさんから言われてしまって。ついに、台本に“野球の話NG”と書かれてしまいました……(笑)」
Q.持っていないと落ち着かないもの
「ハンカチですね。野球をやっているときから、常にポッケに入れていて。デビューしたてのころも、舞台袖で握りしめていたハンカチを持ったままステージに上がってしまいそうになったくらい(笑)。ちなみに、弟もハンカチが大好きで、これを話すといつも弟から怒られるんですけど、小学校6年生まで弟は口元にハンカチがないと寝られなくて。でもそれがまた可愛かったんです。ハンカチ好きは家系かもしれないですね(笑)」
Q.見つけるとつい買ってしまうもの
「イメージカラーであるグリーンのものを見つけると、つい手がのびてしまいますね。最近だと抹茶にハマっていて、母が料理の先生なので、教わりながら抹茶味のマドレーヌを作って人にプレゼントしたり。昔から人に喜んでもらいたいという思いが強いので、喜んでいただけるとすごくうれしいんです。味のバリエーションは抹茶だけですが……(笑)」
にいはま・れおん。'96年5月11日生まれ。'19年5月1日“令和初日”に、シングル『離さない 離さない』で歌手デビュー。現在、『はじめまして! 僕、新浜レオンです‼』(チバテレ、毎週月曜夜9時~)やYouTube番組『新浜レオンの歌ってレオン♪』など幅広く活躍中。
スタイリスト/網野正和 ヘアメイク/大森由貴(HAPP'S) デザイン/I'll Products
衣装協力/CIAOPANIC baseyard tokyo店、WHO'S WHO GALLERY baseyard tokyo店