「子どもがいたら離婚していなかったかもしれない」
昨年10月、近所の住民に離婚報告とともにそうつぶやいていたという渡辺えり(64)の元夫。渡辺は12月13日公開の映画『カツベン』に出演するなど、女優として大活躍する一方、元夫である俳優・土屋良太(52)の名前はあまり聞かれない──。
「渡辺さんのCM契約の関係上、発表は今年4月でしたが、昨年8月にはすでに別れていました」(スポーツ紙記者)
愛の巣だった大豪邸の行方
渡辺と、彼女が主宰していた『劇団3〇〇(さんじゅうまる)』の劇団員だった土屋が結婚したのは、'96年のこと。
「渡辺さんが自ら決めた掟“劇団内恋愛禁止”を破り、さらに相手は13歳年下の売れていない役者だったため“年の差婚”“格差婚”と話題になりました」(同・スポーツ紙記者)
結婚8年目には、ふたりの愛の巣である270平方メートルを超える大豪邸を購入。順風満帆な結婚生活に思われたが、
「夫婦の主導権は、すべて渡辺さん。酔っぱらって土屋さんに説教もするし、“私の稼ぎばかりアテにしてアンタは何なのよ!”なんてことも言っていたそうです。売れっ子女優なので夜中に帰ってくることも多く、徐々にふたりの距離が開いていきました」(元劇団員)
そんな中、'07年には“三下り半”の形で、渡辺が土屋を家から追い出してしまう。
「渡辺さんはいつまでも役者として売れない彼に“ひとりの人間として自立しなさい”という意味で別居を突きつけたそうです」(同・元劇団員)
土屋は自分で借りたアパートに住み、たまに自宅の豪邸に顔を出す生活が続いたという。さらに、こんな話も。
本人を直撃
「セックスレスも原因のひとつだったようです。渡辺さんは子どもが欲しかったのに、土屋さんは乗り気じゃなかったみたい」(演劇関係者)
ふたりの溝は埋まらなかったようだ。離婚の主導権を握ったのも、やはり渡辺だった。
「別れを切り出したのも渡辺さんからだったようです。離婚を公にした春には、すでに豪邸から近くのビンテージマンションへ引っ越しています。彼女は豪邸を担保に借金をして、このマンションを購入。さらに、残ったお金で土屋さんが住む用のマンションも買ってあげたとか」(同・演劇関係者)
そのせいなのか、渡辺は周囲に“お金がない”と漏らしていたという。11月上旬、マンションから出てきた彼女を直撃すると、
──以前住んでいた豪邸は?
「実はもう売れたんです! 買った方が取り壊して建て替えるそうですよ」
──住み続ける気持ちにはなれなかった?
「あそこは自宅兼稽古場で、かなり広かったんですよ。でも離婚を機にひとり身になったので、稽古場は別のところを借りています」
──ちなみに新恋人は?
「いないわよ。大募集中よ!」
そう満面の笑みで答えると、足早に去っていった。
元夫への義理を果たし、豪邸売却で借金も帳消し。身軽になった渡辺が、次の恋に踏み出す日も近い!?