昭和のテレビは、死んでいなかった──!
思わずそう叫びたくなるほど、今年の『BSフジ11時間テレビ2019 全国対抗!脳トレ生合戦!!』も面白かった! それもそのはず、“も”という言葉が表すように、『クイズ!脳ベルSHOW』をベースとしたBSフジの秋の特番は、なんと今年で3回目。
総勢118名が狂乱のごとく大暴れ
一昨年、昨年と大反響を巻き起こし、若い世代にも「地上波よりもヤバい!」と言わしめるほど、毎年、昭和バラエティー特有のハチャメチャっぷりを展開するモンスター特番なのだ。
今年は、総勢118名(!!)に及ぶ各ジャンルの往年のスターが、出身地別でチーム分けされたクイズの対抗戦、演芸、歌謡曲、スポーツで大暴れ。
“夢の競演”という今年のテーマが物語るように、盆と正月とクリスマスが一気に押し寄せたようなコラボの連続は、昭和を忘れられない私たちに、「令和に、このやりとりが見られるなんて!」と感動&笑いを呼び起こし、昭和を知らない平成生まれたちもゲラゲラと笑ってしまうほど。
「今年のテーマは“夢の競演”なんですが、進めていくにつれ“悪夢の競演”だったんじゃないかと……」(MCのますだおかだ・岡田圭右)
そんな競演が、世代を問わず大爆笑の渦を巻き起こしまくった11時間。これぞ従来のテレビの力! 次のページからは、独占密着した生合戦の様子を、秘蔵写真とともに一挙お見せしちゃいます♪
戦場となった1日を密着レポート!
●11:00●
山本リンダwith脳ベルスーパーバンドによる、『どうにもとまらない』の生演奏で放送スタート!
●12:00●
控室で出番を待つ氏神一番。「優勝賞品は米1俵だから、ぜひ手に入れて年貢として納めたいね。ライバルは森口博子。51歳と若くて正解率が高いから」
●13:00●
要所ごとにスペシャルゲストが登場。水前寺清子が名曲『いっぽんどっこの唄』を披露。着物の柄がチーター!!
最年少!? 43歳の出演者
●14:00●
昭和の香り漂う演芸場風のスタジオで「脳ベル演芸SHOW」。司会の大木凡人が、「ゲロゲロゲ~ロ」でおなじみの青空球児・好児と丁々発止の掛け合いを。
●15:00●
メールやファックスで届いた視聴者からの声を紹介する「脳ベルインフォメーション」。藤巻潤と堀田眞三という、進行力ゼロの2人を巧みに引っ張る寺田理恵子元フジテレビアナ。
●16:00●
クイズパート、1回戦のラスト。この回には出場者で最年少となる次長課長の井上聡が登場。しかし「43歳で最年少」って……。
仕事に徹するオフィシャルカメラマン夫妻
●17:00●
「スター!夢の対決TKJP」。TKJPは「叩いて・かぶって・ジャンケン・ポン」の頭文字。往年の人気レスラーたちが、プライドとベルトをかけて戦い抜く。毎回、最後にはお約束の乱闘が。
常にシャッターチャンスを狙っているペーパー夫妻。シュール。
●18:00●
運命の分かれ道の敗者復活戦。この回の出題役はJAGUARと島崎俊郎扮するアダモステ。アダモちゃんにまた何かされるのではと、どことなく引きぎみな岡田。
岡田の3度目のディープキス
●19:00●
「脳ベルヒットスタジオ」の総合司会はなんと芳村真理! 『脳ベルSHOW』でも岡田の名アシスタントぶりを見せている川野良子フジテレビアナが、森口博子とともに完璧なWinkを。
●21:00〜ラスト●
番組終了直前、興奮したアダモちゃんが、岡田にディープキス! 3年連続となるこの展開に「いや……。マジにテンション下がるんですよ……」(岡田)
無事に放送終了! 残ったメンバーとスタッフで集合写真をパシャリ。「また来年もこの日が来るんですかね……」(岡田)。お疲れさまでした!
(取材・文/我妻アヅ子、週刊女性編集部)