(左から)いとうあさこ、イモトアヤコ

 11月17日放送の『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)の海外ロケで、お笑いタレントのイモトアヤコ(33)といとうあさこ(49)らが挑戦したアクティビティが危険ではないかと、多くの視聴者が疑問を呈していたようだ。

飛ぶのも地獄、飛ばないのも地獄

 まず、イモトが挑戦したのは「珍獣ハンターイモトワールドツアー in 中国」の“超級大秋千”というスリリングなブランコ。貴州省にある深さ100メートル以上ある陥没穴の中を約2秒で滑空するというもの。

当記事は「日刊大衆」(運営:双葉社)の提供記事です

 現地に到着してブランコを見たイモトは「ここで“よし頑張ります!”とは言えない。ヤラなくて済むならヤリたくない」と怯えつつ、今年の3月に行った南アフリカロケでのバンジージャンプのことを話し始めた。このときイモトは飛ぶことを拒否。最終的にスタッフ全員でくじ引きを行ない、現地のコーディネイターがイモトの代わりに飛んだときのことを振り返った。

 イモトによるとその後、ツイッターで非難を浴びたそうで、「炎上しちまってよ。ネットニュースにもなるわ、“何様だ”、“女優気取りか”、“飛べよ”と毎日毎日! それが2週間ぐらい続いた」と、飛ばない地獄を味わったと告白。「(叩かれることを)分かっているうえで文句言ってるんだ! 怖いんだもん」と、目を潤ませて訴えた。

 結局、イモトは同行していたスタッフと一緒に飛ぶことを条件に、ブランコに挑戦することに。

 これを見ていた視聴者からは、ツイッター上で「芸人としてどうなの?」などと非難する声もあったが、「あんなかわいそうなの見てても全然笑えないんだけど」「少しぐらい断ったって全然いいと思う。仕事でも無理なものはあるよ」などと、イモトに同情する声も少なくなかった。

危険演出も笑いに変えるあさこ 

 またいとうは番組後半の「温泉同好会 in ニュージーランド」で、ゴムで引っ張って断崖絶壁から飛び出す、世界初のカタパルト式スイングの“ネビスカタパルト”に挑戦。発射からわずか1.5秒で時速100キロまで加速するアクティビティに、いとうは「手が震えちゃう」「ねぇ、なにが起こるの」とパニック状態。

いとうあさこ

 さらに、いとうは、ハーネスやパッドなどの安全器具の装着状態に不安を訴えていたにもかかわらず、日本語を理解しない現地スタッフは発射準備を開始。いとうは「ねえ誰か言って。ちょっと始まらないでよ。まだ、いいって言ってない!」と絶叫して準備不足を訴えたが、それもむなしく発射され、弾丸のように飛び出していった。

 スタジオでVTRを見ていた宮川大輔(47)は「首とか大丈夫でしたか? けっこうな(加速度で)バーンいってましたで」と、いとうの体を心配していたが、いとうは普通は太ももにあるパッドがヒザについていたことが気になって「首とか覚えてない」と答え、スタジオの笑いを誘っていた。

 こちらの視聴者の反応は、いとうのリアクションが面白かったという声もあったが、その一方で「ほんとこんなに体張る必要あるのかな? 大事故にならないうちにやめたほうがいいと思う」「やりすぎ。いつか取り返しのつかない事故が起こるのでは」などと、過激なアクティビティを危険視する声もあった。