女性のみがパンプスをはかなければならないのは性差別だ、と一石を投じたグラビア女優でライターの石川優実さん(32)。セクシュアルハラスメントや性暴力の被害経験をSNSで告白する際に使用されるハッシュタグ(検索目印)「#MeToo」にちなんで「#KuToo」運動を展開し、署名も3万人を超えた。
この運動は海外から注目を集め、英BBC放送の「今年の100人の女性」に石川さんが選出されるなどいま注目の女性のひとりだ。今年、大躍進の彼女は、2020年も絶好調なのか? 芸能界最強占い師・ゲッターズ飯田さんの「五星三心占い」で、さっそく運勢を見てみよう!
口が悪く、飽きっぽい自由人
石川「よろしくお願いします。実は、10年ほど前にゲッターズ飯田さんに占ってもらったことがあるんですよ!」
飯田「10年も前だと覚えていないんじゃないですか?」
石川「1個だけ覚えていることがあるんです。同じものをいつも食べるって言われたやつです」
飯田「そうそう。それで、飽きたら急にそれを食べなくなりますよね」
石川「そうそう! それがすごく当たっていたんですよ」
飯田「あのときよりもデータは増えているので、もっと的確に占えると思いますよ。では、いきますね」
石川「緊張しますね(笑)」
飯田「まずは、基本的な性格から。段取りと情報収集が好きなのと、いろんなことを見て、なんでもやりたがるタイプです。ただし、ひと言多いのと、しゃべりすぎる癖が出やすい。かなり理屈っぽいので、なぜこれがこうなったのかとか、考えすぎてしまう部分が出やすいです。
そして、もともと口が悪いので、弁が立ちすぎるところが出てしまいます。あとはかなり自由人なので、枠にはまらないタイプで、芸術系の才能があります。ただ、根が飽きっぽいので急に熱中していたものが冷めてしまうこともあります」
石川「えー、すごい当たってる(笑)。そう私、口が悪いってことをツイッターのプロフィールにも書いていたくらいですから」
匂いフェチまでバッチリ当てます
基本的な性格からズバズバ言い当てられ、驚きからなのか、笑みがこぼれる石川さん。気になる恋愛事情は?
飯田「恋愛では基本的に太っている人が大っ嫌いで、シュッとしている細身の人、そして頭の回転が速い人、一芸に秀でているなど才能に惚れるタイプです。もっと簡単に言うと、頭のいい人を好きになります。
結婚願望はあるようで、あまりないので、どちらかといえば自由にいたいタイプですね」
石川「えー。私、結婚願望ないですか?」
飯田「結婚したいっていう熱い思いがあるのに、言い訳をして逃げる癖と、いざというときに優柔不断が出ますね。結婚しようってなったときに、今はこれがこうだからって煮え切らない感じになって、じゃあ、いいやってなっちゃうところがありますね。
あと、自分のことを子どもだと自覚していて、子どもを産むことが怖いとも感じています。心が12歳からまったく成長していないので」
石川「自分から逃げているんですね……」
飯田「それと、匂いフェチをお持ちですよね」
石川「はい(笑)」
飯田「耳を舐められるのが弱いのと、いちゃいちゃするのが好きなのと、付き合っても前の男性と比べる癖が出ちゃうのと」
石川「アハハ(笑)。確かに比べちゃいますね。えっ、怖ーい……。こんなことまで言われるんですね。でも、私はいま好きな人いないんですよ」
飯田「今年か来年できると思いますよ。相手の運気にもよりますが、素直になってください。口が悪いのと冷たい発言をするから、ドMからしか基本的にモテないんですよ。気の小さい人があなたのことを好きになるので」
石川「私はドMの男性は嫌です(笑)」
来年はクリエィティブな才能を開花?
2020年は、もしかしたら恋人ができるかも? 悪くない運勢でも、金運や健康運はどうなのか。
飯田「今年、来年は絶好調なのでこれまで頑張ってきたことが形になって、全体的に非常にいい流れになります。ただし、家にガラクタが集まりやすく、わけのわからないものにお金を使う癖が出やすいのでほどほどにしましょう。浪費癖が出てしまってお金を貯めるつもりが全然ないです。そして才能に惚れるわりに貧乏な人は嫌いですね」
石川「才能もお金もどっちもないと嫌ですね(笑)。私も稼ぎたいんですけど」
飯田「芸術系とかクリエイティブなものだと財産を稼ぐことができますね。才能を見いだせばお金になるはずです」
石川「来年はそっちで頑張ろうかな〜」
飯田「あと、いま子宮系が弱いので、1度病院で診察してもらったほうがいいですね」
石川「わかりました」
来年も絶好調になりそうな石川さん。最後に、ドM以外の男性から好かれるアドバイスとは?
飯田「素直になってください。天の邪鬼さえなくせば大丈夫です」
突撃インタビュー 石川さんってこんな人
女性差別を訴える運動で一躍話題に
「100人の女性に選んでいただいてすごくうれしかったですが、海外のメディアでは取り上げ方が大きかったので、受賞に納得するところはありました。ただ、私が選出されましたが、受賞は運動に対しての評価で、私ではなく参加者が受賞者だと思っています」
「#KuToo」の運動を始めたきっかけは自身の職場での経験があったから。
「当時、私は葬儀関係のアルバイトをしていました。冠婚葬祭の場であるということもあったのかもしれませんが、パンプスは必須で女性らしい格好をするようにという風潮のようなものがありました」
パンプスは基本的にストッキングとセットのため、足の裏が滑りやすい。しかも、傾斜がついているので、小指に体重がかかって爪が割れたり、外反母趾の原因にもなる。
「ストラップ付きのパンプスを禁止している職場もあるそうですが、それでは靴が脱げないように歩くので必要以上に力が入ってしまい、かなり疲労がたまります。習慣とか、文化で女性にだけ強要して、ケガをさせるなんてもう女性差別ですよ」
石川さんはここまで注目が集まると思っていなかった。メディアから注目が集まりパワハラ防止法の指針にも関心が高まったが、服装の規定は入っていなかったという。2020年も石川さんは「#KuToo」運動を継続して、女性差別の是正を訴えていく。
ゲッターズ飯田
これまで6万人を超える人を無償で占い続け、「人の紹介がないと占わない」というスタンスが業界で話題に。22年間、占ってきた実績をもとに「五星三心占い」を編み出し、芸能界最強の占い師としてテレビ、ラジオに出演するほか、雑誌やwebなどにも数多く登場する。
石川優実
1987年生まれ、愛知県出身。グラビア女優・ライター・フェミニスト。2019年、職場で女性のみにヒールやパンプスを義務づけることは性差別であるとして「#KuToo」運動を展開。11月に初の著書『#KuToo――靴から考える本気のフェミニズム』(現代書館)を上梓。