12月15日放送の第9話の視聴率は、放送開始以来最高の14.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークした、ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系)。
尻上がりに調子を上げるドラマとしては良いパターンで、最終回へ向けさらなる上昇も予想される。
一時期は「何をやってもキムタク」「神通力に陰り」などとも叩かれた主演・木村拓哉だが、国民的ドラマ俳優の存在感を印象づけた。
いろいろあって忘れてしまっている人もいるかもしれないが、もともと彼は、SMAPをあっという間にスターダムに押し上げた“スーパー美少年”だった。
新たなヒットを祝し、若き日の彼の煌めきをお届けしたい。
まず、1991年9月9日。この日SMAPはシングル『Can't Stop!!』でデビュー。西武園ゆうえんちで開かれたイベントには1万5000人もの女性ファンがおしかけた。
天気はあいにくの雨だったが、当時18歳の拓哉は「一緒にシャワー浴びようぜ!」と呼び掛け、5曲を熱唱。メンバーもファンもズブぬれの中、大盛りあがりとなった。同イベントでは“握手券”付きのデビューシングル1万5000枚が完売。握手会は昼から午後4時半まで続いた。
そして1997年3月10日のドラマ『ギフト』(フジテレビ系)制作発表。この前年に主演したドラマ『ロングバケーション』(フジテレビ系)と『協奏曲』(TBS系)がヒットし、まさに人気絶頂ともいえる時期だった。
しかし人気に比例して、木村独立説、解散説も囁かれ出し(解散説はその後もつきまとうのだが)、拓哉が発表会の席上、「何でそう(独立・解散と)言われるか理由が分からない。いっさい眼中にない」と否定する一幕も。表情も心なしかナーバスだ。
結局SMAPは2016年に解散するものの、30年近くアイドル・俳優としてトップランナーであり続けた“キムタク”。ナンバーワンでオンリーワンの地位は当分続きそうだ。