秋篠宮さま、悠仁さま

「秋篠宮家の長男・悠仁さまが通われている学校の机に刃物が置かれていた事件で、長谷川薫容疑者の初公判が東京地裁で'20年1月9日に行われることが決まりました」(全国紙社会部記者)

 4月26日に東京都文京区にある『お茶の水女子大学附属中学校』に侵入した疑いで、同月の29日に逮捕された長谷川容疑者。

「果物ナイフ2本をアルミ製の棒の先にくくりつけて、槍(やり)を模したような刃物を悠仁さまの机に置いて立ち去りました。その刃はピンク色に塗られており、不気味なメッセージをにおわせていたのです」(同・全国紙社会部記者)

 7月末に東京地検で起訴された容疑者は取り調べに対して「(悠仁さまを)刺そうと思った」と供述したことに加え、「天皇制や、皇位継承のあり方に不満があった」という。

学校側の警備体制はどう変わったのか

 詳しい動機は初公判で明らかになるだろうが、気になるのは学校側の警備体制だ。

「容疑者は黄色いヘルメットに作業着姿で水道工事業者を装って侵入しましたが、誰にも気づかれることなく、悠仁さまの教室まで行き着くことができたのは非常に問題だと思います」(宮内庁関係者)

 将来的に、天皇に即位される悠仁さまの警備にぬかりがあってはならない。

『お茶の水女子大学』の広報担当者に、事件以降の警備対応について問い合わせると、次のような回答が。

「警備対応については、警察からの指導を受けて、身分証確認の徹底や、警備員の増員などを行ってきました。

 具体的な警備内容については、大学の警備上のことですので回答を差し控えさせていただきます」

 確かに事件直後には警備員の数が増えたというが……。

「事件のあった直後は警察の人数や巡回の回数が増えていましたが、最近はもとの体制に戻っているように感じます」(保護者のひとり)

“あくまで宮家”という意識がお強い

 この状況について「秋篠宮さまの意向も反映されているのでは」と話すのは、ある皇嗣(こうし)職関係者。

「秋篠宮さまは事件当初“このままではまずい”と、今までの警備体制を見直さざるをえないとお考えになりました。その一環としてなのか、悠仁さまが移動する際の警備車両を1台増やすことも検討されたそうなのですが、結局実現しなかったのです。

 というのも、来年4月に皇嗣となったことを国内外に宣明される『立皇嗣(りっこうし)の礼』までは“あくまで宮家”という意識がお強いのです。

 その証拠に、皇太子時代の天皇陛下は政府専用機を使われていましたが、殿下は今でも民間機で一般人と同乗して移動されています。とはいえ、皇太子と同格の『皇嗣』というお立場ですし、秋篠宮家は皇位継承者が2人もいらっしゃるので、体制を見直すべきだと思うのですが……

 今後、悠仁さまの警備が強化されることはあるのだろうか─。